愚者の街



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

7.00pt (10max) / 1件

7.50pt (10max) / 2件

Amazon平均点

4.12pt ( 5max) / 17件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
1pt
サイト内ランク []B総合:815位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

39.00pt

43.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2023年05月
分類

長編小説

閲覧回数2,074回
お気に入りにされた回数1
読書済みに登録された回数2

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

愚者の街(上)

2023年05月29日 愚者の街(上)

壮絶な過去をもつ元スパイに託された仕事は、 腐敗した街をさらに腐敗させること――。 生まれ落ちたときに母を亡くし、その後は父と二人で上海に渡ったダイ。南京路で爆撃に遭い、気づくと手をつないでいた父親は腕だけになっていた……。娼館のロシア人女性に拾われ、娼婦たちから様々な言葉や文化を学びながら生きのびて成人したダイは、やがて「セクション2」と呼ばれる米国秘密情報部でエージェントとしての活動に従事する。だが、何者かに陥れられて投獄され、情報部からも解雇。彼の出獄を待っていたのは、腐敗した南部の小さな街をさらに腐敗させ再興させるという突拍子もない仕事だった――。一人の男の数奇な運命を綴った壮大なるサーガにして、壮絶なる暴力と騙し合いの狂騒曲。二度のMWA賞に輝くクライム・ノヴェルの巨匠畢生の大作、ついに本邦初登場。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

愚者の街の総合評価:8.17/10点レビュー 18件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

前半は詐欺師の成長物語、後半はハリウッド的ハッピーエンド

傑作と言われながら未訳のままだったのが、半世紀を経て邦訳された1970年の作品。元諜報員が、不正と暴力に汚染された南部の小都市の乗っ取り計画に参画し、曲者たちと騙し合いを繰り広げるコンゲーム&クライム・サスペンスである。
属する諜報組織に裏切られ、東南アジアの小国で留置されていた秘密諜報員のダイはサンフランシスコに送り返され、上司から手切金と引き換えに口を噤むよう強制された。そんな失意のダイに近付いてきたのが都市計画コンサルタントを自称するオーカットで、巨額の報酬で「街をひとつ腐らせてもらいたい」という無謀な話。しかも、オーカットにダイを推薦したのが、ダイと浅からぬ因縁がある元同僚という、なんとも筋の悪い話だった。しかし、心に虚無を抱えていたダイは依頼を承諾し、オーカットの仲間の元悪徳警官、元娼婦たちとチームを組み、田舎町へ乗り込んだ…。
街の政治家や警察を策略と暴力で総取り替えして権力や裏の利権を争うという設定が日本人にはピンとこないが、悪人同士が知恵を絞って争うという、いつものロス・トーマス世界。暴力と騙しの狂想曲が繰り広げられ、最後はちょっと忙しい展開になるが、ニヤリとさせて大団円を迎える。
「冷戦交換ゲーム」からウー&デュラント・シリーズへ変化する途中の傑作として、ロス・トーマス・ファンには必読の作品。アメリカの謀略もの、コンゲーム、軽めのハードボイルドのファンにもオススメする。

iisan
927253Y1
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.17:
(2pt)

主人公の行いに共感できず

腐敗した街をさらに腐敗させること――とあるとどういうことかと思うが、その街の役人らによる不正を明白にし、人事を一新することによって再興を図るというのが主題だ。
個人的には、1930年代生まれのダイが幼少期にすごした第二次世界大戦前夜の上海での生活ぶりが一番興味深かった。ただ…、上巻終盤の凄惨な事件で、ダイがいくら拳銃を突き付けられていたとはいえ、全く抵抗せずただ見ているだけというところに強い違和感があった。そんなダイの姿勢にべヴァリーはどう思ったのだろう?ダイは後々もっともっと後悔するものではないか?ダイ自身には全く危害が及ばないことも不自然だと感じた。さらに後日加害者と顔を合わせたときのダイの対応にも大きく失望した。
長編であり大作だと思うしエンディングはよかったが、主人公の清廉さと仕事人じみた活躍劇が今さら特に痛快とは思えず、自分には古い時代の小説はあまり合わないのかなと感じた。
愚者の街(上)Amazon書評・レビュー:愚者の街(上)より
4102403116
No.16:
(3pt)

ちょっと引っ掛かるけど

上海事変、真珠湾攻撃、朝鮮戦争から始まる!日本軍の描かれ方は引っ掛かるが、主人公をはじめ登場人物には引き込まれる。
愚者の街(上)Amazon書評・レビュー:愚者の街(上)より
4102403116
No.15:
(3pt)

複雑ですね

二重、三重スパイの複雑クライムストーリーで理解困難、米ソ冷戦下の時代に書かれた作品だから?でも、最後は痺れたね。
愚者の街(下)Amazon書評・レビュー:愚者の街(下)より
4102403124
No.14:
(3pt)

現実逃避と睡眠の際の鎮静効果、

時間消費効果、現状の情報過多に紛わせられない為。バラエティー番組にはアレルギー、、、
愚者の街(下)Amazon書評・レビュー:愚者の街(下)より
4102403124
No.13:
(1pt)

タイトルが思わせ振りでは。労多く実り少なし

相性というものがある。作品の客観的評価とは程遠くなってしまうが、小生には相性が悪かった。思うのは、主人公の思いと共感できないと読みすすめるのは難しいということ。人間が、物思う人間が描かれているのかなと思う。たとえばレイモンドチャンドラー。小説の進行の中で垣間見える主人公の感性。これがなんとも贅沢に味わえるのが読み手にとっては何よりも代えがたい至福になる。まぁ何回かに一回、それが味わえればよいか。決して諦めてはならない。ごめんなさい。今回は小生にとっては相性が良くなかった。ただそれだけ。反省するつもりは毛頭ない。
愚者の街(上)Amazon書評・レビュー:愚者の街(上)より
4102403116



その他、Amazon書評・レビューが 17件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク