ギャンブラーが多すぎる



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初公開日(参考)2022年07月
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長編小説

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ギャンブラーが多すぎる (新潮文庫)

2022年07月28日 ギャンブラーが多すぎる (新潮文庫)

猟奇連続殺人や入り組んだ構成、特殊設定ばかりがミステリーじゃないっ! 1960年代のニューヨーク。殺人、逃亡、恋愛、犯人当て――。 海外ミステリー・ファンがときめいた小説世界がここにある。 30代のしがないタクシー運転手のチェットは大のギャンブル好き。偶然乗り合わせた客から競馬の勝ち馬情報を入手し、馴染みのノミ屋トミーに35ドル渡したところ、情報が的中。配当金を受け取りに意気揚々とトミーを訪ねると、ノミ屋は胸に銃弾を浴びて殺されていた。どうやら複雑な事情が絡んでいるらしく被害者が関わっていた二つのギャング組織から追われることになったチェットは、トミーの妹と協力して事件の真相を探ることに――。手に汗握るスリリングな逃亡劇、全員集合のドタバタ大騒動、ロマンス、一同集めてのクリスティーばりの犯人当てと、ミステリー全盛の時代の軽妙洒脱な世界がここに。リチャード・スターク名義の悪党パーカー・シリーズ、大泥棒ドートマンダー・シリーズで知られる、米国ミステリー界の重鎮による幻の逸品。本邦初訳。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

ギャンブラーが多すぎるの総合評価:8.00/10点レビュー 13件。Bランク


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No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

謎解き、逃亡、コミックと盛りだくさんな掘り出し物

犯罪小説の巨匠・ウェストレイクの1969年の作品。60年代のニューヨークを舞台にノミ屋で穴を当てたタクシー運転手がノミ屋が殺されている現場を訪ねたことから大騒動に巻き込まれる、軽やかな犯罪小説である。
ギャンブル好きのタクシー運転手・チェットは乗客から聞いた穴馬情報を信じて、いつものノミ屋・トミーに申し込み、見事に大金を当てた。喜び勇んで配当を受け取りにトミーを訪ねてみると、トミーは射殺されていた。配当を受け取り損ねたばかりか、トミーの妻や警察から容疑者扱いされ、さらにトミーが関わっていた2つのギャング勢力から命を狙われることになった。必死で逃亡しながらもチェットはトミーの妹・アビーと組んで、真犯人を探し始めるのだったが…。
60年代のニューヨークらしい洒落た会話、アビーとのロマンス、ギャングからの必死の逃亡アクション、関係者を集めての謎解き、犯人当てなど、ミステリー・エンタメの要素を全てぶち込んだ大サービス作品。半世紀以上前の作品だが、全く古さを感じさせず楽しませてくれる。オススメだ。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.12:
(1pt)

最低

★無しでもよい。何が面白いのか?不可解。正直、詐欺に会ったような作品だ!
ギャンブラーが多すぎる (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ギャンブラーが多すぎる (新潮文庫)より
4102402314
No.11:
(5pt)

ギャンブル依存症の夫を持つ妻

本書『ギャンブラーが多すぎる』の原書のタイトルは、
Somebody owes me money

原書のタイトルと比較すると、日本語の書名は意訳です。
意訳し過ぎです。

直訳例「おれの金(かね)を無断で借りているやつは誰だ」
意訳例「おれの金を受け取るために誰に会えばいいのか」(66頁)

「おれ(me)」とは、「チェット・コンウェイ」。29歳(196頁)のタクシー運転手。
「だれか(Somebody)」とは、よくわかりませんが「トミー・マッケイ」(競馬のノミ屋)。
トミーは誰かに拳銃で殺されます。
「おれ」はトミーから競馬の払い戻し金を受け取れるはずだったのだが……

読者が本書にタイトルを付けるとしたら、「トミー殺人事件」(331頁)。
400頁以上を費やして犯人捜しをするミステリー小説です。
結局、殺人の真犯人は?
「おれたちみんなが同時に閃き、六人の声が一斉に叫んだ。『XXX だ!』」(407頁)

だれかが「おれ」に借りているお金の金額は
「九百三十ドル」(40頁、78頁、276頁、277頁、343頁、401頁)

「おれにはあの金が必要なんだ」(83頁)
「払い戻し金を受け取れないとなった今、誰から金を受け取ればいいのかということだ」(104頁)
「おれ自身の探求物――九百三十ドル」(139頁)
「おれがいまいましい九百三十ドルをもらいたがっていると伝えてくれ」(413頁)

マネー、マネー、マネーの人生……

本書中で感心したセリフ。
「『意地が悪いのね、チェット。あたしの身の安全のために、その拳銃が必要なの』
 『ないほうがずっと安全だよ』おれは言った。『ほかのみんなもね』」(116頁)

アメリカにおける銃規制の賛否両論のキモが簡潔に表現されています。
1969年の作品。
ギャンブラーが多すぎる (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ギャンブラーが多すぎる (新潮文庫)より
4102402314
No.10:
(4pt)

軽快で小気味の良いストーリーにあっという間に引き込まれていく

軽快で小気味の良いストーリーにあっという間に引き込まれていく…ただ、時代の隔たりが習慣の違いをまるで異世界の出来事のように感じさせるし、思いがけない追跡劇は突拍子もないが面白い。また、チェットが独白で「よく聞いてくれ…」?と、呼びかけてくるし、アビーは種明かしを受けて「でも、フェアじゃないわ」「殺人犯を知らないのに、一度も会ったこともないのに…」と続けるように、登場人物であることを失念した発言を挟むが、これは作者の読者に向けたフレンドリーな一面だと受け取れる。
ギャンブラーが多すぎる (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ギャンブラーが多すぎる (新潮文庫)より
4102402314
No.9:
(4pt)

チェットとともに読者も混乱してしまう、ややこしいストーリー

表紙のイラストに惹かれて、書店にて購入。タクシー運転手のチェットは、ギャンブル仲間で、親しいようで全くよく知らないノミ屋のトミーに競馬配当金を受け取りに自宅を訪れたところ、彼が死んでいたところから始まる。
彼は事件とは無関係なのだが、トミーの死がきっかけで、ちょっとした事情から、ギャング達に命を狙われてしまうようになりなんとか真犯人を探すため奔走する。
ギャングに命を狙われる辺りから、段々頭がこんがらかってきます。チェットとともに読者も何がなんだかわからないじょうたいになりそう。
犯人が誰か、とかではなく、チェットが次々、対立しあうギャング間のトラブルにまきこまれていく過程がなんだかおかしいです。
60年代の小説とは思えない今風小説で、楽しいストーリーを求めているならおすすめです。
ギャンブラーが多すぎる (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ギャンブラーが多すぎる (新潮文庫)より
4102402314
No.8:
(4pt)

楽しめるノンストップ・コミック・ミステリー。

本書『ギャンブラーが多すぎる』の著者ドナルド・E・ウェストレイクは、多くのペンネームを持っている。
リチャード・スターク名義の悪党パーカー・シリーズなどは有名です。
ジェイソン・ステイサム主演で映画化された『悪党パーカー/地獄の分け前』は、評者も観ましたが、ストーリーは知っているのに何度観ても楽しめました。
本書『ギャンブラーが多すぎる』は、1969年の作品ですが、未訳だったから昨年木村二郎氏の翻訳で出版されました。
訳者の木村二郎さんも解説で60年代後半のニューヨークの街のことや時代背景を知っているほうが読んでいて楽しめると書いています。
が、ノンストップ・コミック・ミステリーとして気楽に読み進めば、ポーカーのことや当時の映画俳優(ロバート・ミッチャムやカーク・ダグラス)など知らなくても十分楽しめる作品です。
タクシードライバーのチェットは、ある日金持ちそうな紳士にチップの代わりに競馬の穴馬を教えられた。
チェットは、競馬のノミ屋のマッケイに電話してチップ分の3ドル54セントを賭けることにした。
ポーカーでも負け続けていたチェットにやっと運が巡ってきた。
その馬が勝ち馬になり、配当金が9300ドルになった。(60年代の1ドルは多分今の10ドルくらいかな)
約束の時間に配当金を受け取りに行くと無残な姿でマッケイが殺されていた。
チェット殺しの犯人として二組のギャングが争うなかに巻き込まれたチェットの運命は如何に?
ネタバレになるからこのあとは、ノンストップ・コミック・ミステリーならではのストーリーを、本書を手に取って楽しんでみてください。
なかなか面白いですよ!
ギャンブラーが多すぎる (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ギャンブラーが多すぎる (新潮文庫)より
4102402314



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