うしろにご用心!
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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アメリカでは2005年に刊行された「泥棒ドートマンダー」シリーズの第12作。不運の犯罪プランナー・ドートマンダーと仲間たちが、大富豪の留守宅から秘蔵の美術品を盗み出すコミカルな怪盗物語である。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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軽いすらすら読めるノベルでした。 後には何も残りませんでした。それが持ち味なのしょうが。 肩の凝らない読み物でした。 ・主人公たちの造形が薄い ・最後のオチがインパクト薄い ・脇役たちがややステレオタイプで意外性が少ない | ||||
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ドートマンダーシリーズを久しぶりに読んだ。 面白かったと言うより懐かしかった。昔のファンにはお勧めです。 | ||||
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*ここの電子書籍で購入しました ドートマンダーが強奪の計画を立て・・・というお話。 ウェストレイクのドートマンダーは、一般的にはあまり知られてないかもしれませんが、翻訳推理小説を好きな方は割と有名で、一時期のブームで全て翻訳されておったので、未訳があったのを知りませんでした。すいません。まだ未訳があったので、得した感じもしましたが。 いつもの感じで、うまく行くと思ったら紆余曲折あり・・・という内容で、この人の最高傑作かどうかは判りませんが、読んで損のない作品ではありました。この人とリチャード・コンドンという作家はシリアスな感じの作品もコメディ風の作品も楽々熟せる懐の深い作家だったと思います。 今回は、電子書籍でも買えたので、そちらも嬉しかったです。出来れば、全ての作品が電子版で読めれば嬉しいですが。 海外名作発掘枠には素直に感謝しております。次は悪党パーカーで未訳になっている作品などが出ると嬉しいです。落ち穂拾いですが、そういう事も必要かと思います。 まだドートマンダー・シリーズが楽しめて得した感じの紹介が嬉しい作品。是非ご一読を。 | ||||
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かつてウェストレイクの「殺しあい」を野方の古本屋で見つけたとき、どれほど嬉しかったことか! そして今回、木村二郎さんの訳でウェストレイクの2005年の作品が読めるとは思わなかった。 リチャード・スタークの「悪党パーカー・シリーズ」が陰の傑作群であるなら、「ドートマンダー・シリーズ」は能天気な陽のケーパー小説群ですから、特に理屈は必要ありません。只々、読めれば良い。 カリブ海の<地中海クラブ>施設で休養プログラムを受けていた故買屋、アーニー・オルブライトがニューヨークに戻り、ドートマンダーが彼から呼び出されます。彼がバディのケルプと出向いていくと二人はアーニーから或る提案を持ちかけられます。アーニーが施設で出会ったプレストン・フェアウェザーという富裕な投資家がセントラル・パークを見渡せるペントハウスにしこたまアート・コレクションを所蔵しており、ドートマンダーたちがそれらを強奪すれば、それを売り払った70%を手に入れられると宣います。その強奪事件の顛末がメイン・ストーリーですが、それらに関係するのか?しないのか?(笑)、ドートマンダーたちがいつも集合するバー&グリル、<OJ>に異変が発生し、そのサブ・ストーリーが一方で炸裂、また<地中海クラブ>で淫らな美女漁りに耽溺していたプレストン・フェアウェザーとその秘書のアラン・ピンクルトンにも新たな試練が舞い込み、メインの強奪事件を二重にも三重にも絡め取りながらいつものように不埒で楽しいクライム・ノヴェルが展開されていきます。 2005年には、インターネットもGPSも存在していて、ドナルド・E・ウェストレイクが2008年に急逝しなければ、彼は新しいテクノロジーを使ったキレッキレのニューヨークを舞台にしたクライム・ノヴェルを描き続けたに違いないと思うばかりです。 1970年頃、ピーター・イェーツが監督した「ホット・ロック」に感激して、角川文庫でウェストレイクの原作に触れ、尚且つクインシー・ジョーンズのサントラ盤に酔いしれた日々が懐かしく思い出されます。よって、巻頭からそのメロディーが脳内空間に響き渡り、ドートマンダー以下登場人物たちの時に理解不能なタメ口に翻弄されながら、そう言えば紙の本は全て処分してしまったために「斧」も「鉤」も「聖なる怪物」(全て木村二郎さんの翻訳)も手元になくなってしまったことに溜息をつくことになりました。まあ、仕方がありません。世界は”アフガニスタン・バナナ・スタンド"なのだから(笑)。 それにしても今回のこの「うしろにご用心!」のオチは、或る高名な画家の絵画の存在にあります。やるよね(笑)。 ▫️「うしろにご用心! "Watch Your Back!"」(ドナルド・E・ウェストレイク 新潮文庫) 2025/2/12。 | ||||
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