逃げろ逃げろ逃げろ!



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初公開日(参考)2025年03月
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長編小説

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逃げろ逃げろ逃げろ!

2025年03月28日 逃げろ逃げろ逃げろ!

クリスマス・シーズンのニューヨーク。白人警官のマット・ウォーカーは、つねに泥酔状態で精神に問題を抱えていた。路上に停めておいた愛車が消えたことに気づいた彼は、近くのレストランに勤務する黒人の清掃員に盗まれたと思いこみ、なりゆきで清掃員を射殺。証拠隠滅のためにさらにもう一人も殺害する。だが、地下室にいた三人目の黒人ジミーは殺しそこない、そこから執拗な追跡と、必死の逃走劇が始まる。一方で、ウォーカーの義兄で殺人課の刑事ブロックは義弟を疑い、独自に捜査を進めていた――。〈墓掘りジョーンズと棺桶エド〉シリーズで知られる黒人作家がノンストップで語りかける、極上のブラック・パルプ・ノワール!(「BOOK」データベースより)




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逃げろ逃げろ逃げろ!の総合評価:8.00/10点レビュー 4件。Bランク


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(8pt)

今でも読み応えがある50年代ブラック・ノワールの傑作

1930年代に獄中作家としてデビューしたもののパッとせず、50年代にフランスで人気が出た黒人作家の1959年の作品。酔っ払った白人警官に同僚を殺され、さらに証拠隠滅のために命を狙われる黒人青年の逃走と白人警官による執拗な追跡のハードボイルド・ノワールである。
年の瀬のニューヨークの深夜、酔っ払った警官・ウォーカーは停めたはずの車がないことに気付き、そばにある食堂の黒人清掃員が盗んだと思い込む。身に覚えがない3人の清掃員たちは銃に怯えながらも事態を落ち着かせようとするのだが、ウォーカーは2人を射殺し、現場を目撃したもう一人の清掃員・ジミーも殺そうとする。ウォーカー自体が銃を撃った理由が分かっておらず、ましてやジミーは訳も分からず、ただ逃げなければ殺されると逃走する。かくてウォーカーとジミーは必死の追走劇を繰り広げるのだった…。
図式化すれば人種差別主義の白人警官と無実の黒人青年の間のヘイトクライムであり、善悪がはっきりした物語なのだが、1950年代のアメリカ、中でも差別反対の意識が強いニューヨークが舞台とあって、登場人物たちが差別に複雑な反応を示すところが読みどころ。ここのところの微妙なズレ、建前と身体的反応との矛盾が不気味である。
黒人が主役のノワール、ハードボイルドの系譜を知る貴重な作品として、ブラック・ノワール、ハードボイルドのファンにオススメする。

iisan
927253Y1
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No.3:
(5pt)

チェスター・ハイムズのノンシリーズ未訳長編の翻訳。

チェスター・ハイムズの〈墓掘りジョーンズと棺桶エド〉シリーズの8長編が続々と翻訳出版されたのは1970年代の初めのことなので、もう五十年以上前である。去年はハイムズ死後40周年であった。
そのチェスター・ハイムズの未訳のノンシリーズ長編が、安価な新刊文庫本邦初訳本として刊行されるというのは、今日、偉大な文化事業のように思えなくもない。
私的感想
◯大変面白かった。発端・展開・混沌・結末とも快調で、時代が逆戻りしたような感覚に襲われた。
◯主要登場人物たちが(男も女も黒人も白人も)たいへん熱い。その熱さがドラマを転がしていく。止まらない・・。
逃げろ逃げろ逃げろ!Amazon書評・レビュー:逃げろ逃げろ逃げろ!より
4102407618
No.2:
(2pt)

読みにくい(原題:Run Man Run)

泥酔した刑事が、とある黒人の男を犯人と勘違いし射殺してしまう。そこから事態は急激に悪化し、刑事の逃走劇が始まる。親戚の刑事も彼を追い始めるが、果たして・・・というストーリー。

基本的に単純なストーリーの筈だが、文体のせいか、翻訳のせいか読みづらい。
また、主人公に全く感情移入ができない点も没頭感を失わせることに一役買っている。
パルプノワールという触れ込みで、それは確かにその通りなのだが・・・。

新潮文庫の海外小説はちょっとイマイチなものが多い。
こんな本を出すくらいなら、ドン・ベントレーのライアンJrものや、サイモン・カーニックの小説を出せば良いのに、と思わずにはいられません。
トム・クランシーのライアンJrシリーズは、マーク・グリーニーから作家が変わって、全然日本では読めなくなってしまって残念でなりません。
逃げろ逃げろ逃げろ!Amazon書評・レビュー:逃げろ逃げろ逃げろ!より
4102407618
No.1:
(5pt)

人種的な齟齬が営為かもしれないという問いを孕んだ問題作

白人警官が酔った勢いで、アフリカ系の清掃夫を殺し・・・というお話。

話しの構図は、人種差別の問題を孕んでおるので、最近も問題になっているBLM運動などの人種差別を告発した作品に思えますが、解説の小野家由佳氏によると若干違うそうです。

単なる人種差別を告発する物だと、現象として終わる感じですが、人種的な齟齬が実は人類の営為ではないのか、という問いを投げかけたのが本書だという様な事を読者に突きつけている作品だと(多分:違ったらすいません)。

色々な所で書いておりますが、日本でも様々な肌の色の人が増えていたり、平均的な日本人の肌の色ではない人でも、日本生まれで日本育ちで日本人、という事もあるので、そういう方に”日本語が上手いですね”というだけで差別になるそうです。また、肌の色が違うだけで職務質問が多いのも、レイシャル・プロファイリング(差別的推測)になるという訴えもあり、ここで描かれた問題は今(2025年)の日本でも普遍的な問題として捉えられる問題かも。

そういう意味では短いですが、大変重い主題を扱った作品に思えました。

人種的な齟齬が営為かもしれないという問いを孕んだ問題作。必読。
逃げろ逃げろ逃げろ!Amazon書評・レビュー:逃げろ逃げろ逃げろ!より
4102407618



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