逃げろ逃げろ逃げろ!
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
逃げろ逃げろ逃げろ!の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
チェスター・ハイムズの〈墓掘りジョーンズと棺桶エド〉シリーズの8長編が続々と翻訳出版されたのは1970年代の初めのことなので、もう五十年以上前である。去年はハイムズ死後40周年であった。 そのチェスター・ハイムズの未訳のノンシリーズ長編が、安価な新刊文庫本邦初訳本として刊行されるというのは、今日、偉大な文化事業のように思えなくもない。 私的感想 ◯大変面白かった。発端・展開・混沌・結末とも快調で、時代が逆戻りしたような感覚に襲われた。 ◯主要登場人物たちが(男も女も黒人も白人も)たいへん熱い。その熱さがドラマを転がしていく。止まらない・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
泥酔した刑事が、とある黒人の男を犯人と勘違いし射殺してしまう。そこから事態は急激に悪化し、刑事の逃走劇が始まる。親戚の刑事も彼を追い始めるが、果たして・・・というストーリー。 基本的に単純なストーリーの筈だが、文体のせいか、翻訳のせいか読みづらい。 また、主人公に全く感情移入ができない点も没頭感を失わせることに一役買っている。 パルプノワールという触れ込みで、それは確かにその通りなのだが・・・。 新潮文庫の海外小説はちょっとイマイチなものが多い。 こんな本を出すくらいなら、ドン・ベントレーのライアンJrものや、サイモン・カーニックの小説を出せば良いのに、と思わずにはいられません。 トム・クランシーのライアンJrシリーズは、マーク・グリーニーから作家が変わって、全然日本では読めなくなってしまって残念でなりません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
白人警官が酔った勢いで、アフリカ系の清掃夫を殺し・・・というお話。 話しの構図は、人種差別の問題を孕んでおるので、最近も問題になっているBLM運動などの人種差別を告発した作品に思えますが、解説の小野家由佳氏によると若干違うそうです。 単なる人種差別を告発する物だと、現象として終わる感じですが、人種的な齟齬が実は人類の営為ではないのか、という問いを投げかけたのが本書だという様な事を読者に突きつけている作品だと(多分:違ったらすいません)。 色々な所で書いておりますが、日本でも様々な肌の色の人が増えていたり、平均的な日本人の肌の色ではない人でも、日本生まれで日本育ちで日本人、という事もあるので、そういう方に”日本語が上手いですね”というだけで差別になるそうです。また、肌の色が違うだけで職務質問が多いのも、レイシャル・プロファイリング(差別的推測)になるという訴えもあり、ここで描かれた問題は今(2025年)の日本でも普遍的な問題として捉えられる問題かも。 そういう意味では短いですが、大変重い主題を扱った作品に思えました。 人種的な齟齬が営為かもしれないという問いを孕んだ問題作。必読。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|