魔女の館の殺人



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初公開日(参考)2025年05月
分類

長編小説

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魔女の館の殺人 (ハーパーBOOKS+)

2025年05月15日 魔女の館の殺人 (ハーパーBOOKS+)

進藤理人は理学部に通う大学二年生。ルームメイトの柏木詩文とは、性格こそ正反対ながら「謎解き」という共通の趣味があり馬が合う。ある日二人は山奥の洋館で催される脱出ゲームに参加することに。だがその最中、何者かの焼死体が館内で見つかった。戦慄のなか、やがて次の犠牲者が……。館を出られる条件は唯ひとつ、九つの謎を解くこと――「殺人(マーダー)」×「謎解き(リドル)」の読者参加型ミステリー!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

魔女の館の殺人の総合評価:6.80/10点レビュー 10件。Bランク


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(8pt)

魔女の館の殺人の感想

現代設定ながら、90年代の本格ミステリを味わえた作品で大変好みでした。
謎解きが大好きな学生2人の主人公が宿泊型の脱出ゲームに参加したところ、演出ではなく本物の殺人事件に巻き込まれてしまうという流れ。

読者にも脱出ゲームを体験させようと実際に謎解きクイズが掲載されているのが面白い試みで新鮮でした。
読む前はクイズを題材にした軽い小説かと思っていたのですが予想以上にしっかりしたミステリで驚かされました。謎解きクイズはあくまで雰囲気づくりの一要素で読者を悩ませて読書を止める事はないです。謎は作中人物たちが解いていく形式なので、脱出ゲームを知らない人にちょうど良い体験かと思われます。そして、この脱出ゲームの体験がミステリの謎解きの考え方に関わってくるのが見事です。ロジカルな推理模様と発想のヒントが伏線的に巧く合わさっていると感じました。

本書の解説にありましたが、作者自身が脱出ゲーム好きとのことで、その体験が巧みに作品へ活かされています。本作で特に本格ミステリとしての魅力を感じたのは、「謎を解くための手がかりの提示が巧い点」です。私自身もいくつか脱出ゲームを体験していますが、最初に解いた問題や、何気ない仕掛けが後半の鍵になることが多くあります。その感覚が小説の伏線として見事に昇華されており、古き良き推理をする本格ミステリを感じた次第でした。

主人公の2人も好印象でした。
意見がすれ違ったり互いを補ったりと良い雰囲気です。男女にせず男同士なので友情的な感覚で見守れます。今後の成長も気になりますね。

個人的には非常に好みの作品ですが、人に薦める際に少し悩む点があるとすれば動機の設定でした。扱っている題材に対してもう少し社会派的な重みが必要に思えます。本作のライトな謎解き作品の中に入れるには後味がやや重く感じました。シリーズ化した場合、本作が第1作目となるため、ここから読まざるを得ない点も少し気になります。

とはいえロジカルな推理と丁寧な伏線が光る本格ミステリとして、学生二人のコンビが織りなす青春らしさも魅力的で、読後は非常に満足しました。シリーズ化希望の続編を読みたい作品です。

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T4OQ1KM0
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.9:
(3pt)

若者向け

話題になっていたので購入しましたが非常に残念。
ミステリーとしても謎解きとしても低レベル。
緊張感や迫力もありません。

でもストーリーやキャラクターが漫画っぽいので
中高生にはお薦めできる一冊です。
魔女の館の殺人 (ハーパーBOOKS+)Amazon書評・レビュー:魔女の館の殺人 (ハーパーBOOKS+)より
4596962758
No.8:
(3pt)

謎解きしながら読書は面白い体験だけど…

謎を解きながら進めて楽しんでいましたが、魔法陣を別解で解いてしまい、その後の謎が解けませんでした…残念です
もう一度魔法陣を解くのは面倒だったので、そこは巻末の答えに頼りました
魔女の館の殺人 (ハーパーBOOKS+)Amazon書評・レビュー:魔女の館の殺人 (ハーパーBOOKS+)より
4596962758
No.7:
(5pt)

個性際立つ大学生二人の斬新な手法の殺人ミステリー

脱出ゲームが趣味の大学生二人がその公演中に死体に遭遇してしまう
「リアル脱出ゲーム」と「殺人ミステリー」の融合体。
この大学生二人というのが実に良いキャラ立ちをしていて
かたや数学科に所属する理系、かたや白い雲にすら思いを馳せる哲学文学青年なのだが
脱出ゲームにおいても殺人の謎解きにおいてもお互いの足りない所を補いあっている。
映像化が既に決まっているのかもしれないと思わされるほど画に向いている。

そしてもう一つこの本の斬新な所が
実際の脱出ゲームに出てくるような出題が実際に本の途中途中でプリントされている所だ。
脱出ゲームに参加した経験がある人であればより没入できるのではないか。
出題が解けなくてもページターナーなストーリーは進んでくれるのだが
癖のない文体も相まって一気読みができる。一度に二度美味しい本。
魔女の館の殺人 (ハーパーBOOKS+)Amazon書評・レビュー:魔女の館の殺人 (ハーパーBOOKS+)より
4596962758
No.6:
(2pt)

つっこみどころが多い。そして辛い。

閉ざされ連続クローズドサークルものが大好物で、古今東西ありとあらゆる小説を読みあさってきました。本作はほぼジャケ買いならぬタイトル買いした一冊です。だって図書館に入ってなかったから…というのは8割本音です。
以下辛口です。ネタバレは避けますが、読まれてない方はまず本作を読まれてからお願いいたします。

……

読んでみて。もったりしてます。とにかくもったりしてる、という印象です。
いくつか気になった点ですが、まず途中途中に入り込んでいるパズル要素そのものが微妙でした。こういうゲームブック的なノリが好きな読み手には面白いのでしょうけれど、実際冷静に考えてみたら人が死んでるのになんで登場人物は揃いも揃って悠長にパズル解いてるのさ?というある種のメタ的な馬鹿馬鹿しさに気づいてしまうと物語的にはもうダメだというか。パズル要素こそが本作の目玉と銘打ってみても、ちょっと辛かった。パズルを解かないと全滅するというなら必死に解けばいいとは思うんですが、所定の時間になれば出られるわけですし。パズル含めて、登場人物が誰一人としてそこまで何にも必死になってない、牧歌的にただ時間を浪費している感じがして、クローズドサークルものが持つ緊迫感や緊張感が不思議なほど感じられない。パズル先行で物語後付けって印象です。
あといくらなんでも主人公格の二人組を特別感満載な人物として設定しすぎかと。本作のボリュームでは二人ともが『特別』ではガチャガチャし過ぎるし、描写も足りてません。特に探偵役についてはワトソン役が褒め称えるわりにはその能力を裏付けるエピソードが薄すぎて、謎解きにあたってもシナリオ通りの『へー』感が否めない。
さらにワトソンですが、あの物証を最終盤までド忘れしてるとか『ありえません』。特殊能力持ってなくたって普通は忘れません。一般人でも忘れません。最終盤に絡んでドヤ顔して出してくるような物証ならもっと前半に伏線をうまくはっておかないと、これではただのアホです(ごめんなさい本音です)。忘れてるのにさえ理由があるんだとずっと読み進めながら思ってたら、ただたんに『いま思い出したけど!』では、この時点で壁に本作をぶつけてやろうかと思ったですよ。。。(ごめん以下省略)
しかもそこまでして引っ張ったネタが、なんとも強引で捻りのない物証だったから辛い。ほんと辛い。

期待して購入したぶん、辛口で申し訳ありません。
以上のような感じで推理小説としては星1、そういうタイプの小説じゃないのよパズル要素込みのゲームブックなのよと読み解いても星2あたりの評価をさせていただきたい本作でした。
魔女の館の殺人 (ハーパーBOOKS+)Amazon書評・レビュー:魔女の館の殺人 (ハーパーBOOKS+)より
4596962758
No.5:
(2pt)

最後まで読むのが大変でした

いまいち、物語に没頭出来ませんでした。
クローズドサークルをかなり読んで来ましたが、うーん、ちょっと残念。
でも、中学生、高校生の方のファーストミステリとしてはありかも。
魔女の館の殺人 (ハーパーBOOKS+)Amazon書評・レビュー:魔女の館の殺人 (ハーパーBOOKS+)より
4596962758



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