獄門橋



    ※タグの編集はログイン後行えます

    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    0.00pt (10max) / 0件

    0.00pt (10max) / 0件

    Amazon平均点

    4.00pt ( 5max) / 2件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    0pt
    サイト内ランク []-
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)2025年05月
    分類

    長編小説

    閲覧回数160回
    お気に入りにされた回数1
    読書済みに登録された回数0

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    獄門橋 (ハヤカワ・ミステリ)

    2025年05月09日 獄門橋 (ハヤカワ・ミステリ)

    1944年、カリフォルニア。刑事サリバンは、大統領候補ウォルターが暗殺された事件を追いかけていた。やがて、同じホテルで10年前に少女が不審な死を遂げていたと知る。サリバンは、政治的圧力を受けながらも名家の影に隠された衝撃の真相を突き止めるが……。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

    獄門橋の総合評価:8.00/10点レビュー 2件。-ランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    現在レビューがありません


    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.2:
    (3pt)

    2015番は欠番?

    早川書房様
    毎月、ポケミスの新刊を楽しみに拝読しています。
    さて、今月の新刊「獄門橋」連番が2016番とあります。
    先月の「鎖された声」が2014番でしたが、2015番は欠番ですか。
    獄門橋 (ハヤカワ・ミステリ)Amazon書評・レビュー:獄門橋 (ハヤカワ・ミステリ)より
    4150020167
    No.1:
    (5pt)

    砂塵の中から本当の金を見つけて欲しい

    或る理由から"Big Sur"経由、サンフランシスコ及びその近郊を調査していた私にとって最適な米国歴史ミステリーの秀作でした。早川書房つながりで言えば、2025/2月に読んだ「ミセス・ワンのティーハウスと謎の死体」の舞台もまたサンフランシスコのチャイナタウンでしたが、時系列も物語の種類も違ったものでした。とにかく今の私は<桑港>に反応します(笑)。
     1944年3月。カリフォルニア州、バークレーが舞台。<クレアモント・ホテル>の一室にて、元大統領候補であるウォルター・ウィルキンソンが殺害されて発見されます。主人公、バークレー市警察の刑事、アル・サリヴァンは目撃者を突き止めますが、容疑者はサンフランシスコの名家ベインブリッジ家の娘たち三人でした。名家の名を汚すことができないことを理由に念入りな捜査を求められるアルは14年前に同じ<クレアモント・ホテル>でベインブリッジ家の少女が不審死を遂げていたことを知ります。
     物語は3つの視点から語られていきます。1944年現在のアルの一人称(その捜査は、<西海岸私立探偵小説>を想起させます)。地区検事長、ドゥーガンによるベインブリッジ一家の長でもあるジェネヴィーヴの聞き取り調査の記録。そして、1930年、もう一人のベインブリッジ家の娘、アイリスに起きた悲劇を描写する彼女の妹、イッシーの視点。果たして、ウォルターはいかに死に至ったのか?犯人は誰?これ以上、詳細は書くことができません。
     いくつかの反転を含みながら<Why-Done-It>、<Who-Done-It>が緻密な構成の下、艶やかに構築されています。そのプロットは正攻法でありながら深く静かに米国の歴史へと私たちを誘ってくれます。
     大恐慌と第二次世界大戦。アメリカン・ドリームの対極にある貧困と現在に於いても決して消えることのない差別。中国のファースト・レディの存在。壮麗なクレアモント・リゾート。ベイエリアの歴史。世界最大の造船の中心地。悪辣な精神分析。チャイニーズ・マフィア。嗚呼、ハースト・キャッスル。先住民たち、白人移住者、白人ではない移住者たち。米国でマイノリティとして生きることの悲しみ。他。それらのカリフォルニア州の歴史とファクターが渾然一体となって<Why-Done-It>へとつながります。それは、見事だ。私の筆力では、とても語り尽くせない。
     特筆すべきは刑事、アル・サリヴァンのキャラクターと女性たちとの関係性にあって、それは伝統的な<西海岸私立探偵小説>に蟠る「女嫌いの系譜」を想起したりもしました。そしてそのストーリテリングと<血>はやはりロス・マクドナルドへと収斂していくような気がします。砂塵の中から本当の金を見つけて欲しい。私はアル・サリヴァンから彼の姪、ミリアムへの眼差しの中にそれを見つけることができました。
     よって、この邦題は好きになれませんでした。もしそれが<メタファー>であるならば、尚更。
     ◻︎「獄門橋 "The Golden Gate"」(エイミー・チュア 早川書房) 2025/5/4。
    獄門橋 (ハヤカワ・ミステリ)Amazon書評・レビュー:獄門橋 (ハヤカワ・ミステリ)より
    4150020167



    その他、Amazon書評・レビューが 2件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク