黒い空



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    初公開日(参考)2025年06月
    分類

    長編小説

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    黒い空

    2025年06月30日 黒い空

    レイキャヴィク警察の犯罪捜査官シグルデュル=オーリは、友人からやっかいな相談を受けていた。妻の姉夫婦がいかがわしい写真をネタにゆすられているので、表沙汰にならないように写真のデータを取りもどして欲しいというのだ。恐喝者である女性の家に行ってみると女性は血を流して倒れており、シグルデュル=オーリ自身も何者かに殴られて昏倒してしまう……。主人公エーレンデュルが行方不明のなか、同僚シグルデュル=オーリが捜査を進める。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

    黒い空の総合評価:8.38/10点レビュー 8件。Cランク


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    (7pt)

    物語は面白いが、主人公が貧弱

    アイスランドを代表するミステリー作家・インドリダソンの大ヒットシリーズ8作目。休暇中のエーレンデュルに代わり、いつもは脇役のシグルデュル=オーリ捜査官が主役となる社会派警察ミステリーである。
    シグルデュル=オーリは旧友・パトレクルから「義理の姉夫婦が恐喝されているので助けてくれないか」と頼まれた。セックス・パーティで撮られた写真をネタに大金を要求されているという。何とか事態を収めようと恐喝者の元を訪れたシグルデュル=オーリは、恐喝者が倒れているのを発見したのだが、シグルデュル=オーリ自身も殴られ、犯人は逃走してしまった。恐喝者を追う警察捜査がメインで、そこにホームレスの男が謎の男を監禁している事件、空前の好景気に湧くアイスランドでの銀行絡みの金融犯罪が重なり、互いに絡み合いながら緊張感を高めていく。構成としては複雑だが、読者には徐々に相互関係が分かってくるので読みづらくはない。一点、物足りないのはシグルデュル=オーリの性格が魅力的ではないこと。人間味があると言えば、それまでなのだが。
    しかし、エーレンデュルはいつ復活するのだろう?
    シリーズ愛読者はもちろん、北欧ミステリーのファンにオススメする。

    iisan
    927253Y1
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    No.7:
    (5pt)

    鉛色の空

    北欧独特の鉛色の空がイメージ出来る。陰鬱な中にも物悲しさが漂う独特な世界観。
    黒い空Amazon書評・レビュー:黒い空より
    4488011470
    No.6:
    (5pt)

    安心して読める

    いくつもの糸がほつれあい、絡み合い、最後にすっと一本に紡がれていく。いつもながら物語をとても読みやすくしているのは翻訳者の力。舌を噛みそうなアイスランドの地名もレキャビックの通り名も違和感なく読み進められる。
    黒い空Amazon書評・レビュー:黒い空より
    4488011470
    No.5:
    (5pt)

    エーレンデュルはまだ不在

    エリンボルグ捜査官を主人公にした前作に続き、今回もまたエーレンデュルは不在のまま、シグルデュル・オーリ捜査官が主人公となる。
    ただ、この主人公は独断専行で単独捜査を続けたり、母親や友人の依頼で職務外の捜査をしたりするアウトロー的なところがあり、それが物語の起伏をつけている。もちろん捜査主任の同僚からは苦言をつけられてはいるのだが、その主任自身がもっと重大なルール違反をやらかしていることがのちに判明してしまう。
    このあたりは、日本の警察規律と比べてどうだろうか?

    北欧ミステリーらしく本書でも社会的テーマが設定されているが、今回は児童ポルノとマネーロンダリングである。後者はリーマンショック前夜の金融バブルにアイスランド社会が踊っていた状況が背景となっているらしい。

    主人公の刑事の私生活上の問題が絡まるのもお約束通りだが、今回はシグルデュル・オーリの親子関係と昔の恋人関係が微妙にテーマと絡んでいる。
    黒い空Amazon書評・レビュー:黒い空より
    4488011470
    No.4:
    (4pt)

    シグルデュル=オーリを見直す

    <エーレンデュル捜査官>シリーズ8作目だが、単発で読んでも差し支えることはない。
    本作の主人公は、エーレンデュルの同僚シグルデュル=オーリ(前作に続き、エーレンデュルは謎の長期休暇中である)。
    シグルデュル=オーリは、既刊シリーズのこれまでの印象から「それなりに有能だけどちょっと気どった男」だったが、本作で見直した。本人自身も自分の成長を感じたと文中にある。
    3つの事案が絡みあっているのだが、メインの殺人事件については、これまでの作品のような憂いのある背景等は特にない。それよりも、並行して語られるアル中男アンドレスの人生に非常に感慨深いものがあった。“大人の強欲で犠牲になる子供の深い傷” 彼はシリーズ5作目『厳寒の町』にもちらっと登場している(記憶が曖昧だが)。
    全く別件の3つの事案が最終的には見事に繋がるのだが、それらを根気よく解明していくシグルデュル=オーリのしぶとさは見事だった。加えて、とても親孝行で特に父親への対応が良い。ただ清くなりすぎて一部では個人的に同僚フィンヌルの方に同意できる部分もあった。

    訳者あとがきだが、毎度柳沢由実子氏によって日本とアイスランドの様々な分野における違いについて語られる。
    今回は結婚制度と死刑制度だが、特に死刑について――柳沢氏は死刑を廃止している西欧諸国の考え方にすっかり傾倒し「日本でも存続を議論する時が来ている」とまで記述している。…これには強く違和感を抱いた。「そういう考え方をしている国もある」に留めるべきで、本欄は私的な考えや信念を語り広める場ではない。
    黒い空Amazon書評・レビュー:黒い空より
    4488011470
    No.3:
    (2pt)

    またまた駄作

    前作「悪い男」に引き続いての駄作、初期作品はすばらしかったのに、才能が枯渇したのかな。図書館から借りた本でよかったよ。
    黒い空Amazon書評・レビュー:黒い空より
    4488011470



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