ボタニストの殺人
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冒頭では逃げ足の速い軽業師のような犯人逮捕に当たる主人公なのですが、実はこれはほとんど意味がない、という肩透かしから始まりました。そこへ今まで相棒的に捜査に協力してくれた病理学者の女性がなんと父親殺しの容疑で逮捕されるという知らせが入ります。しかも「雪中密室」(雪の上に犯人の足跡が存在せず逃亡経路がない)なので、他人の犯行は「ありえない」状態ですので、この容疑を覆すのは困難を極めます。 しかも、日本の読者へのサービスかもしれませんが西表島での凄惨な状況がいったいどう結びつくのか、やけに頭に残ります。さらに、事件は続き生放送のテレビ番組、要人警護体制と衆人環視のなかでの「公開密室殺人」が堂々と実行されてしまいます。 さてさて、そのトリックは?そして犯人は?動機は?という縦線と病理学者の無罪を証明しなくては!という横糸が見事に交錯してゆく、というあたりまでが上巻になります。 | ||||
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この作家の作風は軽い、高齢のミステリーファンには向かないな。 | ||||
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奇妙な連続殺人事件と別の地で起きた同僚の父親殺害事件、これらの関連性は?気になる! | ||||
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密室事件にしろ、不可能殺人にしろ全て小学生でもわかるレベルのトリックで笑うしかない。 主要メンバーの形骸化したやりとりも退屈でしかない。 初期の2作が良かったので、惰性で買ってるけどもう次は買いません。 | ||||
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安定の面白さ | ||||
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