邪悪なる大蛇
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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ルメートルの12作目の長編で本人の弁によると「最後の犯罪小説」だという。一人暮らしの裕福な老婦人が実は腕利きの殺し屋なのだが認知症が現れはじめ、依頼された任務以上の残酷な殺害を繰り返すようになり、ついには衝撃的な事態を招くというノワール・サスペンスである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ルメートルが書く、最後のサスペンス小説だそうです。主人公は、認知症になった高齢女性。その人に暗殺の指示を出してきた、第二次世界大戦からのつきあいの司令官や、殺人事件の捜査をする刑事、その刑事の養父など、いろいろな人物が絡むのですが、話を面白くするためにでしょうか、登場人物があっけなく死んでいきます。明るい暴力です!これこそ、すかっとする「小説」だと思います。 | ||||
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大変面白かった。 凄腕の元美人暗殺者が加齢でボケてきて、司令を忘れたり勘違いしたり、思考の組み立てが雑になったりするのに、殺しの腕は落ちてないので【ものすごく危険】という話だった。 まず司令を勘違いする過程が怖い。 電話ボックスの新聞に紛れ込ませた暗号で対象を指定するのだけど、どの電話ボックスか忘れる。 仕方がないので電話ボックスを順にチェックして、新聞紙を見つけると「あ、この人ね、これで合ってるかしら?多分合ってるわよね」という雑な思考でターゲットを決めてしまう。なんか変だなーと内心思ってるけど「まぁいいわ、今まで間違った事ないし」で何の関係もない人を殺しまくっていく。この雑な思考がリアルすぎて怖い… 捜査側も太って動きの鈍い老女がまさか大口径銃で下半身を吹っ飛ばす殺し屋だとは思わないから、あらゆる面で見逃されてしまう。 でも殺し屋としての勘は時々蘇るので、違和感に気付いた人々は遠慮なく始末されていく。 彼女の上司も異変に気付き、なんとかして始末してしまわないと大変なことになる、と暗殺に動き出すが果たして… この上司と主人公がお互い口に出せない恋愛感情を互いに持っていて、でも任務が任務なので40年間一度も思いを口にしないまま殺し合うクライマックスがメチャクチャ面白いし、切ない。 無害そうな老女が腕の立つ殺し屋の片鱗を見せて、難敵を次々屠るのも痛快。 退役軍人がミズーリを操船して宇宙人を撃退するあの映画と同じ高揚感。 やー、久々に途中で止められない本を読んだ。 面白かった! | ||||
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大変面白かったです。 すぐ読んでしまいました。 | ||||
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同年代の女子として、わかる。しかし、ほんとがっかり。本当に人間、行き着く先は悲劇なのか。いいや、真っ当な生き方してればこうはならないよね、と。ひどい話ですが読んでしまいました | ||||
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訳が素晴らしかったと思います はじめの作品は良く読んでいたと思います しばらく読んでいなかったのですが 作品の始めから終わりまでスピードにのって読みやすかったです | ||||
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