邪悪なる大蛇
- 認知症 (79)
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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ルメートルの12作目の長編で本人の弁によると「最後の犯罪小説」だという。一人暮らしの裕福な老婦人が実は腕利きの殺し屋なのだが認知症が現れはじめ、依頼された任務以上の残酷な殺害を繰り返すようになり、ついには衝撃的な事態を招くというノワール・サスペンスである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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大変面白かったです。 すぐ読んでしまいました。 | ||||
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同年代の女子として、わかる。しかし、ほんとがっかり。本当に人間、行き着く先は悲劇なのか。いいや、真っ当な生き方してればこうはならないよね、と。ひどい話ですが読んでしまいました | ||||
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訳が素晴らしかったと思います はじめの作品は良く読んでいたと思います しばらく読んでいなかったのですが 作品の始めから終わりまでスピードにのって読みやすかったです | ||||
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エスプリの効いた展開、強烈な皮肉、多くはないけど鮮烈なアクションシーン。どれをとってもオススメです。 | ||||
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すごい内容だった。度肝を抜かれた。この、通常の枠にはまらない、はめない、ルメートル作品。やっぱり彼の作品は好きだ。まず、はずれがない。 作者による序文によると、本書は1985年に書き上げた初めての小説だが、何か事情があって(「人生の最も困難な時期に突入」と記載されている)出版社に送られることがなく引き出しの中に眠っていたものだそう。だが、最近になって読み直したところ、自分のモットーとする要因を多く含んでいることに気づき、出版する決意をしたとのことだ。ほとんど修正することなく。 舞台背景は当時のものなので最近のテクノロジーはない。だが、私の世代ではこの方が自然で受け入れやすい。 主人公のマティルドは63歳の女性。第二次世界大戦時から殺し屋業を請け負っている。肥満になったが銃撃の技量は衰えていない。ところが、早くも健忘症の症状が出てきている。 本人はプラス思考なようで、物忘れを自覚しても嘆いているようすはない。指示されている仕事のルールを守れないだけでなく自制も利かなくなって、壊滅的な行動がどんどんエスカレートしていってしまう。 果たして捜査は進展していくのか―――さらに驚きの展開が待っている。 認知症についてだが、ある別の登場人物が、終盤でわが身の衰えや混乱を自覚して悲しむ場面がある(主人公マティルドとは対照的に)。 現在、私は親の介護をしており、ぐっとくるものがあった。いずれ来る認知機能の衰えは誰もが恐れるものだ。この物語は派手な殺人に目が行きがちだが、「老い」にも焦点を当てていると感じた。 | ||||
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