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邪悪なる大蛇
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邪悪なる大蛇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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大変面白かったです。 すぐ読んでしまいました。 | ||||
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同年代の女子として、わかる。しかし、ほんとがっかり。本当に人間、行き着く先は悲劇なのか。いいや、真っ当な生き方してればこうはならないよね、と。ひどい話ですが読んでしまいました | ||||
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訳が素晴らしかったと思います はじめの作品は良く読んでいたと思います しばらく読んでいなかったのですが 作品の始めから終わりまでスピードにのって読みやすかったです | ||||
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エスプリの効いた展開、強烈な皮肉、多くはないけど鮮烈なアクションシーン。どれをとってもオススメです。 | ||||
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すごい内容だった。度肝を抜かれた。この、通常の枠にはまらない、はめない、ルメートル作品。やっぱり彼の作品は好きだ。まず、はずれがない。 作者による序文によると、本書は1985年に書き上げた初めての小説だが、何か事情があって(「人生の最も困難な時期に突入」と記載されている)出版社に送られることがなく引き出しの中に眠っていたものだそう。だが、最近になって読み直したところ、自分のモットーとする要因を多く含んでいることに気づき、出版する決意をしたとのことだ。ほとんど修正することなく。 舞台背景は当時のものなので最近のテクノロジーはない。だが、私の世代ではこの方が自然で受け入れやすい。 主人公のマティルドは63歳の女性。第二次世界大戦時から殺し屋業を請け負っている。肥満になったが銃撃の技量は衰えていない。ところが、早くも健忘症の症状が出てきている。 本人はプラス思考なようで、物忘れを自覚しても嘆いているようすはない。指示されている仕事のルールを守れないだけでなく自制も利かなくなって、壊滅的な行動がどんどんエスカレートしていってしまう。 果たして捜査は進展していくのか―――さらに驚きの展開が待っている。 認知症についてだが、ある別の登場人物が、終盤でわが身の衰えや混乱を自覚して悲しむ場面がある(主人公マティルドとは対照的に)。 現在、私は親の介護をしており、ぐっとくるものがあった。いずれ来る認知機能の衰えは誰もが恐れるものだ。この物語は派手な殺人に目が行きがちだが、「老い」にも焦点を当てていると感じた。 | ||||
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ク・ビョン「破果」という韓国の小説で同じシチュエーションを読みました。暗殺を生業としてきた女性主人公が年齢ともに訪れる身体とこころの衰えのため殺人業から引退すべきなのか、というまっとうな職業の一般人の退職にも当てはまる苦境を描いていました。 けれどもやはり肉食人種、狩猟民族はまったく異次元の強さを見せてくれました。殺人技術の集積、経験は衰えを知らず、もはや仕事以外でも衝動的に殺人を犯すことがむしろ快楽となってしまい警察にも止められないどころか、容疑者リストにさえ載ってきません。 さらに監視カメラ、顔や指紋などの認証技術、携帯電話などいまでは当たり前の「科学」も存在しない時代の犯罪なので捜査も聞き込みが中心となっていてとても彼女に追いつくことができません。 そして、もうひとりの認知症の男性が最後に取った驚きの行動によって最高のクライマックスをむかえることになります。完全な一気読みでした。 | ||||
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時は1985年。第二次世界大戦のレジスタンス上がりの老境の暗殺者マディルド。 ハンドラーのアンリとは、ずっと互い惹かれ合うも、親密にはなれない。 組織の指示に従って冷徹に仕事をこなしてきた。彼女に痴呆の影が兆したことから、一気に状況が悪化する。 マディルドの暴走の果てには何が待ち受けるのか、というサスペンス。 LE SERPENT MAJUSCULEという原題は、大蛇、という意味。 先ずこの本は、作者が最初にものした小説であり、最後の犯罪小説となる。 その中身は、冒頭の著者のコメントから明らかなのだが、苛烈を極める。 アクション小説的な要素が強いが、スピーディーなサスペンスとなっている。 まず、犯罪小説好きには間違いなくお勧めできる。 同氏のファンにもお勧めできるが、かなり痺れる内容ではないだろうか。 少なくとも私は度肝を抜かれました。 ク・ビョンモの「破果」にも似た、鮮烈な小説です。 1つ難点を言えば、値段が高い。 | ||||
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