身代りの女



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    初公開日(参考)2024年04月
    分類

    長編小説

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    身代りの女 (新潮文庫 ホ 25-1)

    2024年04月24日 身代りの女 (新潮文庫 ホ 25-1)

    彼らに会いに来たのは、刑期を終えた女。 はたして〝約束〟は守られるのか――⁉ 一気読み必至の予測不能サスペンス。 卒業を間近にしたパブリック・スクールの優等生6人が、泥酔して道路を逆走させた自動車で母娘3人の命を奪う大事故を起こしてしまう。20年後、事故当時ひとり罪をかぶり刑期を務めたメーガンが、国会議員、辣腕弁護士と、いまや成功した人生を享受している5人の前に姿をあらわす。身代りとなったメーガンは、彼らと、ある〝約束〟を交わしていたのだった。心に罪悪感を抱えて生きてきた5人の保身と利己心が、真意の読めないメーガンの言動と交錯していく。危険な契約の先に待つものは……⁉ オックスフォードを舞台にした予測不能&一気読み必至のサスペンス小説。2024年最大のミステリー話題作。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.00pt

    身代りの女の総合評価:8.18/10点レビュー 17件。Aランク


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    全1件 1~1 1/1ページ
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    (9pt)

    先が気になって仕方ない、まさにページターナー

    2010年代前半に3作の邦訳が日本でも評価されたS.J.ボルトンの10年ぶりの邦訳作品。6人組の若者たちが交通死亡事故を起こし、その責任を一人で負った女性は20年の刑期を務めて出所。他の5人に20年前の約束を果たすよう要求する、傑作心理サスペンスである。
    オクスフォードの名門校の優等生グループの男女6人は大学入学資格試験の結果発表の前夜、仲間の家に集まり、酔った勢いでいつもの「肝試し」に乗り出した。深夜の高速道路を逆走するという危険な遊びで、これまではヒヤッとするスリルを味わうだけだったのが、ついに事故を起こし相手の車の親子3人が死亡した。現場から逃走した6人は「どう始末をつけるか」激論を交わした末に、メーガンが一人で責任を取る代わりに出所したら償いをしてもらうと提案、真実を書いた念書を作成し全員が署名した。それから20年、出身校の校長、会社経営者、腕利きディーラー、辣腕弁護士、首相候補に挙げられる政治家として成功している5人の前にメーガンが姿を現した。
    メーガンは5人に償いとして何を要求するのか、5人はそれをどう受け止めるのか、そもそもメーガンが身代りになったのはなぜか・・・そのストーリー展開は予想を裏切り、ショックを与え、読者を捉えて離さない。文句なしのページターナーである。6人のキャラの書き分けも見事で、さまざまに感情移入しながら読み進むことになる。ただし、フィナーレだけはちょっと弱い。
    物語の結末には賛否両論があるだろうが、心理サスペンスのファンならきっと楽しめる傑作である。

    iisan
    927253Y1
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    No.16:
    (4pt)

    結末がイマイチ

    途中までは引き込まれるが、結末が雑でガッカリ
    身代りの女 (新潮文庫 ホ 25-1)Amazon書評・レビュー:身代りの女 (新潮文庫 ホ 25-1)より
    4102405410
    No.15:
    (5pt)

    あのころの青春の影を引きずって。

    原題は”THE PACT”=約束、672P。
    それは英国サスペンスのタッチ。
    ここはオックスフォード。
    18歳の若者たち6人と、その20年後。
    贖罪チャンスはあったものの、保身は負のスパイラルに陥っていく。
    青春時代を共にした旧友に勝る友はないが。
    想定外のラストに驚。
    身代りの女 (新潮文庫 ホ 25-1)Amazon書評・レビュー:身代りの女 (新潮文庫 ホ 25-1)より
    4102405410
    No.14:
    (4pt)

    「囚人のジレンマ」複雑版

    ゲーム理論「囚人のジレンマ」を思い出しました。共犯の囚人ふたりを別々の部屋で取り調べると結局自分の罪を少しでも軽くするために両者とも簡単に自白してしまう、という説です。

    裕福な家に生まれて青春を謳歌する18歳の6人組は馬鹿騒ぎ、悪ふざけをはるかに超えた深刻な事件を起こしました。飲酒、逆走、定員オーバー、スピード違反で交通違反では収まらない犯罪で対向車の母親と子ども2人に命を奪ってしまいました。運転者と同乗者は救急車、警察を呼ぶことさえせずにその場から逃げ帰りました。

    実は奨学金で高校に通っていた主人公の女性が、残りの5人に念書を書かせて写真を撮りひとりで罪をかぶります。殺人罪を課せられ懲役は20年。長い月日が流れて出所した彼女は5人組に復讐を開始したように見えますが・・・。

    社会的地位を得た5人は自分だけが助かろうと一見協調するように見せながら、謀略をめぐらし他人を出し抜こうと必死に行動を始めますが、真綿で首を絞められるように徐々に追い詰められます。

    そして迎える驚愕の結末は!というお話です。ひじょうに練りこまれた筋立てでおのおののキャラクター造形も見事でした。結局、すべては6人の誰かが何かを、とう帰結になりますがたいへん出来の良い小説でした。
    身代りの女 (新潮文庫 ホ 25-1)Amazon書評・レビュー:身代りの女 (新潮文庫 ホ 25-1)より
    4102405410
    No.13:
    (5pt)
    【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

    68年間、国内外の推理小説を読み漁ってきた私が選ぶNo.1

    『身代りの女』(シャロン・ボルトン著、川副智子訳、新潮文庫)を一気に読み終えたが、膨大な付箋で針鼠のようになってしまいました。68年間、国内外の推理小説を読み漁ってきたが、これは私が選ぶNo.1といっても過言ではありません。

    英国のオックスフォード市――。ある夏の夜、名門パブリック・スクールを卒業し、大学入学資格試験の結果発表を翌日に控えた優等生6人組――男子のフェリックス、ザヴィエル、ダニエル、女子のタリサ、アンバー、メーガン――が、いつもの度胸試しに興じます。6人で車に乗り込み、深夜の高速道路を短時間逆走するというものです。この夜はダニエルがドライヴァーを務めたが、対向車が炎上するという大事故を起こしてしまいます(後に、母娘3人が死亡したことが明らかになります)。

    どうすればいいのか、6人は議論するが、なかなか結論が出ない中、一番学術優秀なメーガンが自分一人で運転していたことにして自首すると申し出ます。そして、真実を記した念書を作成し、全員に署名させ、念書を掲げた5人の写真を撮ったメーガンは、この借りは刑務所から出所した時に返してもらうと5人に約束させます。

    メーガンは、なぜ、自ら一人で罪を背負うと申し出たのでしょうか。

    想定を大きく上回る20年という長い刑期を終えて、出所してきたメーガンは、5人にタリサの屋敷に集合するよう求めます。20年間、メーガンに手紙を出さず、面会にも行かなかった5人は渋々、従います。タリサに至っては、メーガンの刑期が長くなるように、法曹界に影響力を持つ弁護士の父親を介して卑劣な工作を弄していたのです。それぞれの分野で成功者になっている5人――アンバーは将来を嘱望されている副大臣、タリサは有名法律事務所のシニア・パートナー、フェリックスは自力で財を成した実業家、ザヴィエルは凄腕の投資銀行家、ダニエルはイングランドのトップ・レヴェルの学校の校長――に対し、メーガンは約束の履行を迫ります。

    メーガンは、いったい、彼らに何を要求したのでしょうか。

    メーガンは、5人に有無を言わせぬ効力を持つ念書とフィルムをどこに隠しているのでしょうか。

    予想だにしなかった惨劇の末に、思いがけない真相が明らかになります。

    どんでん返し、さらに、どんでん返しと、息をもつかせぬストーリー展開は推理小説の醍醐味を存分に味わわせてくれます。そして、人間が内包する弱さを私たちの眼前にぐいと突きつけてきます。
    身代りの女 (新潮文庫 ホ 25-1)Amazon書評・レビュー:身代りの女 (新潮文庫 ホ 25-1)より
    4102405410
    No.12:
    (5pt)

    感動

    先が読めない
    身代りの女 (新潮文庫 ホ 25-1)Amazon書評・レビュー:身代りの女 (新潮文庫 ホ 25-1)より
    4102405410



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