ぼくの家族はみんな誰かを殺してる



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

6.00pt (10max) / 2件

5.71pt (10max) / 7件

Amazon平均点

3.33pt ( 5max) / 6件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
1pt
サイト内ランク []C総合:1649位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

0.00pt

62.00pt

27.00pt

0.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)2024年07月
分類

長編小説

閲覧回数976回
お気に入りにされた回数2
読書済みに登録された回数9

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

ぼくの家族はみんな誰かを殺してる (ハーパーBOOKS)

2024年07月24日 ぼくの家族はみんな誰かを殺してる (ハーパーBOOKS)

ぼくたちカニンガム家は曰くつきの一族だ。35年前に父が警官を殺したあの日以来、世間からは白い目で見られている。そんな家族が3年ぶりに雪山のロッジに集まることになったのだから、何も起こらないはずがない─その予感は当たり、ぼくらがロッジに到着した翌日、見知らぬ男の死体が雪山で発見された。家族9人、それぞれが何かを隠し、怪しい動きを見せるなか、やがて第2の殺人が起こり……。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

ぼくの家族はみんな誰かを殺してるの総合評価:6.50/10点レビュー 8件。Cランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

ぼくの家族はみんな誰かを殺してるの感想

翻訳の問題か、原文の文体の特徴によるものかは分かりませんが、文章が自分には合わなかったというのが正直な気持ちです。作者の視点で語られる物語ということもあり、地の文の所々の描写が省かれているように感じました。そのため、内容が把握しづらく、読んでいる途中では「このあたりに何か仕掛けでもあるのでは?」と、つい深読みするという誤読をさせられました。終盤では物語の全体像が繋がっていく様子が明示されるものの、読書中は混乱が多く、あまり物語に没入できなかったのが残念です。

古典ミステリのルールにのっとった懐古主義を感じさせつつも、作者視点の文章によって「どこで誰が死ぬか」を序盤でページ数を明かしておいたり、途中でまとめを提示して読者の理解を助けるなど、現代的な工夫も見られ、そこは新鮮さと面白さがあってよかったです。ただ「ルールに沿ってますよ」と伝えながらも、解釈の違いによってはルール違反のようにも感じられ、なんとも煮え切らない印象を受けた作品でした。
面白かったというより、うまくまとめたなという感想が強く、個人的にはあまり相性の良くない作品でした。

egut
T4OQ1KM0
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

謎解きミステリーの真髄、という謳い文句は妥当か?

本邦初訳となるオーストラリア作家の長編ミステリー。最近のミステリーが物足りなく、探偵小説黄金期の手法で現代ミステリーを書いたのが本書だという。前文に1930年の「ディテクション・クラブ会員宣誓」を、本文の前にわざわざ「ロナルド・ノックス『探偵小説十戒』(1928年)」を掲載してあることからも、その意気込みが分かる。
スキーシーズン真っ盛りのスキーリゾートに、カニンガム一家が顔を揃えることになった。主人公はミステリーの書き方ハウツー本を業とする作家アーニーで、殺人で服役していた兄のマイケルが3年ぶりに戻ってくるのを祝うためだった。ところが猛吹雪に襲われた翌朝、ゲレンデで見知らぬ男の死体が発見され、マイケルが地元警官に拘束されてしまった。カニンガム一家は35年前に父親が強盗事件で警官を射殺し、自分も殺されたのを筆頭に、交通事故で相手を殺してしまった叔母、外科手術で患者を死なせた義妹などメンバー全員が何らかのやましい過去や隠し事を持っていた。アーニーは身元不明死体の謎を解くべく調査を始めるのだが、すぐに第二の殺人が発生。さらに猛吹雪で全員がロッジに閉じ込められることになる。
外部から切り離された環境、怪しい動機を隠したメンバーが一人、また一人と消えていく。まさに古典的フーダニットの典型である。また、ノックスの十戒に忠実に謎解きの鍵は全て本文中に書かれていて、読者に名探偵になるチャンスを与えている。英国本格派謎解きミステリーのファンなら垂涎の作品だろうが、アーニーの謎解き大団円にちょっとした違和感があり、個人的には不満が残った。
本格フーダニットのファンにオススメする。

iisan
927253Y1
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.6:
(1pt)

私には、ストレスになった

ひとことで言えば、つまんない。せっかく買ったので、最後まで辛抱して読んだけど、時間がかかった。主人公の解説は、ただの目立ちたがりのおしゃべり男のように思って、小説本来の面白さの足を引っ張ってるように感じた。
ぼくの家族はみんな誰かを殺してる (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:ぼくの家族はみんな誰かを殺してる (ハーパーBOOKS)より
4596961328
No.5:
(3pt)

ちょっとイラ立たせる作風

謎解きになりそうなセリフとセリフの間に必ず余計な註釈が入る。 最初のうちは面白いと感じ読んでいたが、あまりにも註釈が多過ぎでイラッ!200ページを越えた頃から註釈の飛ばし読みでなんとか読み終えた。 
ストーリーは一族の繋がりとそれぞれの隠し事?でなかなかの面白味があった。
別の作品は、ちょっと手が伸びない作家です。
ぼくの家族はみんな誰かを殺してる (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:ぼくの家族はみんな誰かを殺してる (ハーパーBOOKS)より
4596961328
No.4:
(4pt)

(2025-2冊目)「家族というのは、同じ血が流れていることが重要なんじゃなくて、この人のためなら血を流してもいいと思える相手のことなのよ」(70頁)

』を読んだときにも、富永氏の鮮やかな翻訳に感嘆したことを思い出しました。
 今回の訳文も大変読みやすく、バタ臭さは一切感じられません。原著の英文に照らしてみましたが、良い意味で“飛ばした訳”になっていて、違和感がないのです。
 Witty repartee is not well serviced by truth「気の利いた台詞も真実の前では形無し」
 She caught herself in a sob「声が涙に呑まれ」
 More than anything, but「~したいのは山々だが」
 こんな具合に、こなれた日本語に助けられ、文庫本で500頁の長編小説も難なく読むことができました。
.
ぼくの家族はみんな誰かを殺してる (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:ぼくの家族はみんな誰かを殺してる (ハーパーBOOKS)より
4596961328
No.3:
(3pt)

全て揃ってはいるが?

確かに謎解きの要素は揃っており、最後のどんでん返しもあるが、何故かすっきりしない。没入して謎解きが出来ない。残念。
ぼくの家族はみんな誰かを殺してる (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:ぼくの家族はみんな誰かを殺してる (ハーパーBOOKS)より
4596961328
No.2:
(4pt)

古典的な面白さ。だけど古臭くない

古典ミステリを思い出す面白さ。最後にきっちり回収してくれて、もう一度読み返したくなる。そういう作品だと予め聞いていたので「騙されないぞ」というつもりでじっくり読んだのだが、それでも見逃していたところが多かった。

犯人はわかる人はすぐわかると思うが、それを措いてもメインの事件以外の謎、タイトルの回収、ウィットに富んだ語り口で楽しませてくれる。軽妙な語り口で、ミステリとしては古典的なのに決して古臭くはない。
本国では第2弾が出ているらしく、そちらもぜひ読んでみたい。
ぼくの家族はみんな誰かを殺してる (ハーパーBOOKS)Amazon書評・レビュー:ぼくの家族はみんな誰かを殺してる (ハーパーBOOKS)より
4596961328



その他、Amazon書評・レビューが 6件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク