モルグ館の客人
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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完全犯罪の真相を詳らかにするラストは圧巻!ジェイコブがいい味出してる。 | ||||
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レイチェル・サヴァナクシリーズとしては、日本でも好評だった『処刑台広場の女』に次ぐ第二作である。 1930年代初めの話。探偵役は美しく、ちょっと危険で、謎めいたレイチェルで、相棒的存在が、仕事熱心だがちょっと危うい新聞記者ジェイコブ。二人以外にさまざまな人物が登場し、謎めいた、または危うい、または犯罪的な行動を取り、ダイナミックで、ちょっと複雑なストーリーが進行していく。 そんな中で、今回の中心は女性犯罪学者のレオノーラ。一族が不幸に取り憑かれたモートメイン館の継承者フェニックスと結婚しているが、フェニックスも病身である。 レオノーラが、殺人事件の有力容疑者でありながら無罪となった三人を岬のモートメイン館に呼び寄せて、パーティーを開くことを企て、レイチェルとジェイコブにも招待状を出す。パーティーは開かれるが・・。 私的感想(ネタバレなしのつもりです) ◯1930年代の時代考証、時代の雰囲気が楽しい。 ◯イギリスミステリーらしくちょっと長いが、描写がやたら詳しいわけではなく、いろんな事件が起きてダイナミックに進行するので、退屈しない。 ◯レイチェルが引き続き魅力的。シリーズ続編も読みたい。 ◯小説的現在と過去についての数多くの事件情報、人間関係情報を読者に提示展開しておいて、終盤、それらのほとんどが伏線として回収されていくのは鮮やかである。しかし、回収方向については異論があるかもしれない。 ◯事件の真相については、二重構造の是非など、賛否両論あると思う。どちらかというと突っ込みやすい本と思う。私は、よくできた、面白い真相と謎構造と思っている。終わってからもう一度読み返したが、ふむふむ、なるほどと、著者の企みに共感した。 ◯原書のアマゾンレビュー欄にも、賛辞と酷評が並んでいる。クリスティを持ち出すレビューが多い印象だが、クリスティ世界には、あまり似ていないように思う。 | ||||
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