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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ
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評判
終着点の評価:
8.00/10点 レビュー 1件。 B ランク
終着点の総合評価:
7.67/10点 レビュー 6件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1〜1 1/1ページ
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Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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警察小説で人気を得ている英国女性作家の日本初登場作。殺人事件の謎解きを、事件前に遡って行くパートと事件後の経過をたどるパートを交互に並べて展開するという、不思議な構成の倒叙ミステリーである。
再開発の波が押し寄せ退去を強いられている、ロンドン中心部の貧しい地域の集合住宅で殺人が起きた。殺したのは、苦境にある住民を支援しているエラで、パニックになったエラが助けを求めたのが社会活動家でエラの母親代わりとも言えるモリーだった。見知らぬ男に襲われて殺してしまったというエラのために、モリーは男の死体を隠すことにした。という発端から謎だらけだが、そこから物語は事件の背景を探って行くエラの語りと事件発覚を阻止しようとするモリーの語りが交互に繰り返され、スリリングな展開を見せる。そして最後には…。
まず第一に極めて大胆な物語構成に驚かされ、さらに現在のロンドン、英国社会が抱える行き過ぎた新自由主義、経済格差、性差別などの課題にしっかり向き合った社会派のストーリーに唸らされる。重厚なイギリス・ミステリー界に期待の新鋭が登場した予感がする。
アイデア勝負の倒叙ミステリーとだけ判断するのは間違いで、読み応えある社会派ミステリーとして多くの読者にオススメしたい。