サリー・ダイヤモンドの数奇な人生
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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アイルランドではヒット作を連発している女性作家の本邦初訳作品。悪は悪に育てられるのかを追求した、怖いけれど止められない傑作ミステリーである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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一気読みしました。いやはや、これは凄い。 物語の核は、異質な属性を持つ他者への不寛容やミソジニーといった、いわば“人間としてアウト”な成分。──とはいえ、そんな毒は誰の胸にも少なからず潜んでいるものです。まともな人は「これは良くないぞ」と理性で蓋をする。一方、堂々と正当化して実行までこぎ着けてしまう人もいる。本作は、その境界線を容赦なく、むしろ執拗に炙り出してくるのが怖い。 さらには、被害者側まで、そんな人々を正当化して悪の連鎖を延命してしまうパターンまで織り込む念の入れよう。読んでいて胃がきゅっとなる瞬間の連続です。 そして何より面白いのは、この本を読んだ後の感想が、その人の本性をあぶり出すリトマス試験紙になる点。長く付き合う相手が安全圏かどうか見極めたいなら、これを読ませれば一発です。作中の出来事に心から怒りを覚え、「ではどう防ぐか」と真面目に考えられる人なら大丈夫。そうでない相手と親密になるのは、将来のリスクが高すぎるので、距離の取り方を考えることを強くおすすめします。 | ||||
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42歳のサリーが亡くなった父親の死体を焼くという衝撃のスタート。小児性愛者、ミソジニスト、監禁虐待、洗脳、人種差別と様々描かれあらゆる視点でその文章にひき付けられる。にしてもこのエンディングよ…。考察に事欠かない! 不穏でありながら一方人間らしい温かさやユーモアも感じさせてくれる、イッキ読みしてしまう一冊でした。 | ||||
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数奇ではなく残酷です。 傷ついた精神は修復できないし、本人も他人も理解できない。 「死体を焼いてくれ」と言った養父もどこか精神を病んでいたのではないか? 主人公に冗談は通じないことを理解していない。 | ||||
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けっこうショッキングな内容なので、好き嫌いが分かれるだろうけど、個人的にはすごく好きな作品だった。たしかに結末はすっきりとは言えないかもしれないけれど、いろいろ考えさせられたし、単なるフィクションとは思えなかった。少なくともすぐには忘れることのできない心に残る作品だった。あと訳がすごく良かった。 | ||||
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凄惨な事件を背景にサリーは変わっていく。人とのかかわりの中で。ミステリー性は薄いが引き込まれていく。 | ||||
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