(短編集)

エイレングラフ弁護士の事件簿



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エイレングラフ弁護士の事件簿 (文春文庫)

2024年09月04日 エイレングラフ弁護士の事件簿 (文春文庫)

不敗の弁護士エイレングラフは言う、 「私の報酬は法外ですが、有罪になったら一銭も支払わなくて結構。でもあなたが無罪放免となったなら、もし私が何もしなかったように見えても、必ず報酬を支払っていただきます」 そして依頼人は 必 ず 、無罪となる。たとえ真犯人であっても!(「BOOK」データベースより)




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エイレングラフ弁護士の事件簿の総合評価:8.00/10点レビュー 11件。Bランク


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(8pt)

犯罪を消し犯人を作り出す、マジシャンのような辣腕(?)弁護士

1976年から書き継がれている12本の連作短編を一冊にまとめ、新たに翻訳した短編集。どんな依頼人であっても、無罪判決を得るのではなく無実にしてしまうエイレングラフ弁護士の魔術的弁護活動をユーモラスに描いたノワール・ミステリーである。
エイレングラフ弁護士のポリシーは「裁判に持ち込まずに依頼者を自由の身にする」こと。それが実現できなかった場合は報酬はもちろん、必要経費まで受け取らない。ただし、弁護料は法外なまでに高額で、一切値切ることはできない。という極めて特異な弁護士である。たとえ本人が犯行を自供していても、裁判が始まる前にいつの間にか別の犯人が名指しされる、その手練手管は魔術のようで、その実際はかなりの悪辣さである。弁護士ものと言えば、圧倒的に不利な被告を正義の熱弁で救う法廷シーンが読みどころなのだが、本短編集では法廷シーンは皆無で、容疑者から無実の人へのドンデン返しはエイレングラフの頭の中で展開され、読者はそのシナリオと結果を見せられるだけである。しかし、その技巧が切れ味鋭く機知に富み、12作品それぞれにインパクトがある。
弁護士もの、法廷ミステリーというよりノワール、コン・ゲーム的な味わいが濃い特殊な作品群だが、短編集ならではの軽妙さもあって、多くの人を満足させるエンタメ作品としてオススメしたい。

iisan
927253Y1
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No.10:
(3pt)

短編集ですが、どれも同じ趣向です

ランキング本で高評価だったので、購読しました。
確かに一話目はぶっ飛んでてかなりインパクトがありましたが、それ以降も結局はやってることがいつも同じなので5~6話目くらいからはちょっとダレてくる感じでした。

時々思い出したように一話ずつ読むのが正解かもしれませんね。
こういうテイストは嫌いではないので、そのうち日本人作家がパクりそうですね。
エイレングラフ弁護士の事件簿 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:エイレングラフ弁護士の事件簿 (文春文庫)より
4167922789
No.9:
(4pt)

おもしろいよ

黒後家蜘蛛の会のように連続で読みたい
エイレングラフ弁護士の事件簿 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:エイレングラフ弁護士の事件簿 (文春文庫)より
4167922789
No.8:
(3pt)

ブロックの長編が再版されるのを願っている。

どう見ても有罪に思える悪人が無罪になるのがどうもすっきりしない。
ワンパターンだし。
しかし、ブロックの長編が再版されるのを願っている。
そのためにはこの本が売れた方がいいんだろうな。
エイレングラフ弁護士の事件簿 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:エイレングラフ弁護士の事件簿 (文春文庫)より
4167922789
No.7:
(4pt)

タイトルから予想していたものと大違いにびっくり!

タイトルから予想していた弁護士ものとは全くちがっていました。
その突き抜けた〝悪〟というか、「推定無罪」にびっくり。
ある種のサイコというか、不気味さを感じ、それが本書の魅力なのだと思います。
が、同じパターンが続き、弁護士の実際の活動が描写されていないので、少々あきるかも。
エイレングラフ弁護士の事件簿 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:エイレングラフ弁護士の事件簿 (文春文庫)より
4167922789
No.6:
(5pt)

野暮を承知で

うーん、いいねえ。
このような定型タイプのシリーズ短編は
時間をかけて少しずつひとつずつ楽しむに限る。
藤子不二雄Ⓐのブラックユーモア短編に似る味わいかも。

アンチヒーローものはたいてい警句と諧謔に充ちている。
この連作もそう。
悪漢小説ではあるが、いわゆるHOWが朦朧としており、
さらに理に叶っているようで、そうでないような。
だから、個人的には俗に云う「奇妙な味」の作品と同じ本棚に並べたい。
この朦朧さに輪郭を与えることができるのは
スーパーナチュラルな要素しかないのではないか。
だから、この特異さを納得するための考え方のひとつとして
エイレングラフが人智と時空間を超える能力を持っているというのはどうか。
たとえば彼は悪魔の下回り(©小林信彦)であるとか。

そのような読み方や楽しみ方は野暮である、
といわれることを承知で、そう言ってみる。
どのような読み方をしてもローレンス・ブロックは
機嫌を損ねないと思う。
エイレングラフ弁護士の事件簿 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:エイレングラフ弁護士の事件簿 (文春文庫)より
4167922789



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