石を放つとき



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    初公開日(参考)2020年11月
    分類

    長編小説

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    石を放つとき (マット・スカダー・シリーズ)

    2020年11月26日 石を放つとき (マット・スカダー・シリーズ)

    探偵マット・スカダー・シリーズ 待望の新作 + 傑作短篇集 エレインの知り合いが名前も知らぬ男から脅迫を受けていた。 老スカダーは単独で調査を始める……(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

    石を放つときの総合評価:7.71/10点レビュー 7件。Cランク


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    全2件 1~2 1/1ページ
    No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (7pt)

    ハッピーなことはいいことなのだけど

    短編集と「石を放つとき」(中編)の組み合わせです。
    ブロックは短編も上手なのは十分把握していましたが、この本に含まれているものも大半が秀作だと思います。
    中編の「石を放つとき」は、今までのマシュースカダーとちょっと違う面が出ていて、これはこれで(人は良くも悪くも歳をとる)味があると思います。
    ただ、ずっとスカダーとエレインに接してきた身としては、淋しいものがあります。



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    ももか
    3UKDKR1P
    No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
    (7pt)

    80歳?のスカダーの回顧録

    スカダーが戻ってきた! といっても、アメリカでは短編集として発売された作品と最新作になる中編を、日本独自に合本したものである。
    短編集は日本初登場時に話題を呼んだ名作短編「バッグレディの死」をはじめとする70年代から2010年代までの11作品。スカダーがまだ制服警官時代の話から親友・ミック・バルーが結婚し(!)、グローガンの店をたたむ話まで、ヴァラエティ豊かな小品ぞろいで、どれをとっても面白く、改めてブロックの短編名人ぶりを再認識した。
    最新作である中編「石を放つとき」は、80歳のスカダーがエレインの友人に頼まれてストーカー対策に乗り出すというハードボイルドもの。ひざの痛みや物忘れなど、年相応の悩みを抱えながらの私立探偵稼業に、スカダーファンならジンと来る。それでも、ハードボイルドな生き方は変わっておらず、かっこいい。
    マット・スカダー・シリーズは、今後新作が出るのかどうか不明で、ひょっとするとシリーズ最終作となることも予想されるため、シリーズ・ファンは必読の一冊である。

    iisan
    927253Y1
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.5:
    (5pt)

    珠玉の意短編集

    もったいなくて読み進めない。ニューヨークの街の雰囲気が行間から醸し出される独特のタッチ。ロバート・B・パーカーから引き続くアメリカの街の香りを存分に楽しめる短編の数々。
    石を放つとき (マット・スカダー・シリーズ)Amazon書評・レビュー:石を放つとき (マット・スカダー・シリーズ)より
    4576201875
    No.4:
    (3pt)

    懐かしくて読みました

    ああ、スカダーもミッチも歳をとってしまったんだなぁ。

    懐かしさに購入しましたが物足りませんでした。
    全盛期の彼らはもうおらず、ただ、残りの穏やかな日々の短編集です。

    「アル中の小説なんて、どうせグタグタ文句たらたらな小説だろう」と書店で見かけても手に取らなかった。
    でも読むものが無くなって初めて買って読んで残りの文庫本をまとめ買いしたシリーズでした。

    探偵の免許も持たないのに頼まれ事として依頼を受けて、自分にできる最大限の力で解決する。
    正義感ぶらず、たとえ正しい方法でなくても。
    そこが魅力でした。

    彼の魅力を知るには二見文庫を読む事を
    オススメします。

    このシリーズ好きなら、別の殺し屋シリーズもオススメします。
    一職業としての殺し屋の話です。
    伊坂幸太郎の「AX」の殺し屋が近いかなぁ。
    石を放つとき (マット・スカダー・シリーズ)Amazon書評・レビュー:石を放つとき (マット・スカダー・シリーズ)より
    4576201875
    No.3:
    (5pt)

    かつてのマット・スカダーファンのために

    マット・スカダーはその後どうしているんだろう、と思ったことは一度や二度ではない。本書はそうした古いハードボイルド・シリーズのファンに応える今のマットと今に至るニューヨークを描いた、アフター・ザ・ハードボイルドといった趣の洒落た作品集である。

     最初の数作は、ブロックの短編集などでお目にかかった再録作品であるが、この際想い出すためにもすべてを読み返した。『窓から外へ』『夜明けの光の中に』『バックレディの死』今更ながら秀逸だ。美味なカクテルのようにパンチのきいた短編である。マットとともにニューヨークという都会をしっかり描いている気がする。

     新たに邦訳された短編群では、探偵になる前の警官時代、最初の家族との生活の時代、などシリーズ以前を舞台にした作品、そしてシリーズ後、新たに書き下ろしたその後のマットを主体にした作品など、マット・スカダー・ファンにはたまらない掘り出し物が多い。

     ニューヨークとジャズと夜と犯罪と。マットを取り巻く環境は今も変わらないのかもしれないが、マットとエレインの夫妻はこの作品集のページとともに歳をとってゆく。ハードボイルド・ヒーローであったかつてのマットは、作者や読者と同じように歳月を重ね、今に至る生を育んでいる。まずはそれほど作者が魂を吹き込んでいることに驚きである。書物の中のもう一つの作者の現実ででもあるかのように。

     作者は、おそらく自分の生きた時代と年齢とを、意図してマットとエレインにに投影している。造形した人間たちへの作者愛と、彼やその関係者という架空のキャラクターたちに命を吹き込んでいる。世界と時代とを生きる彼らへのオマージュを改めて贈りたかったのだろう。

     そんな過去の作品と、キャラクターたちへの愛着が、この一冊全体に感じられてならないのだ。ブロック・ファンなら読み逃せない貴重な作品集なのだ。ミック・バルーとの深夜の語らい。アームストロングの店。AA集会。『八百万の死にざま』『聖なる酒場の挽歌』に夢中になっていた頃のぼく自身。

     『石を放つとき』では、奇妙なリズム感を変奏曲のように見せながら、今のマットを描く。そう、老後のマットだ。警察時代も探偵時代も過去だが、禁酒は今も続けている。かつての10%献金とローソクを灯し、自分を保つ生き方。あの時代の大揺れだったマットの不安定さと、なけなしの善意がもたらしていた事件への執念。

     この本と向かい合うことは、読者にとって、あたかもかつての自分と向かい合うことですらあるように思う。911を含めニューヨークや世界に起こったこと。ぼくらと共通の時代と向き合うように書いてきたブロックという作家。彼の大切にしてきた宝箱みたいな素敵なこの短編集。かつてこの作家の作品を大切に心の中に抱え込んできた愛読者たちへの、現在の作者からの心のこもった挨拶みたいに見える一冊である。
    石を放つとき (マット・スカダー・シリーズ)Amazon書評・レビュー:石を放つとき (マット・スカダー・シリーズ)より
    4576201875
    No.2:
    (3pt)

    中短編集

    面白いと思いますが、中短編集ですね。
    しかも新作は、一作。
    少し残念。
    石を放つとき (マット・スカダー・シリーズ)Amazon書評・レビュー:石を放つとき (マット・スカダー・シリーズ)より
    4576201875
    No.1:
    (4pt)

    新作はl篇のみ

    「八百万の死にざま」などで知られる、アル中探偵マット・スカダーシリーズの久々の新刊です。ですが、本当に新作なのは巻末の中編「石を放つとき」のみで、その他の作品は以前短編集などで出ていたものです。新作のみにして値段を下げて欲しかったようにも思いますが・・・でも、「石を放つとき」は良い出来です。久々にスカダーと再会できて嬉しかったです。
    石を放つとき (マット・スカダー・シリーズ)Amazon書評・レビュー:石を放つとき (マット・スカダー・シリーズ)より
    4576201875



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