石を放つとき
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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短編集と「石を放つとき」(中編)の組み合わせです。 | ||||
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スカダーが戻ってきた! といっても、アメリカでは短編集として発売された作品と最新作になる中編を、日本独自に合本したものである。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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もったいなくて読み進めない。ニューヨークの街の雰囲気が行間から醸し出される独特のタッチ。ロバート・B・パーカーから引き続くアメリカの街の香りを存分に楽しめる短編の数々。 | ||||
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ああ、スカダーもミッチも歳をとってしまったんだなぁ。 懐かしさに購入しましたが物足りませんでした。 全盛期の彼らはもうおらず、ただ、残りの穏やかな日々の短編集です。 「アル中の小説なんて、どうせグタグタ文句たらたらな小説だろう」と書店で見かけても手に取らなかった。 でも読むものが無くなって初めて買って読んで残りの文庫本をまとめ買いしたシリーズでした。 探偵の免許も持たないのに頼まれ事として依頼を受けて、自分にできる最大限の力で解決する。 正義感ぶらず、たとえ正しい方法でなくても。 そこが魅力でした。 彼の魅力を知るには二見文庫を読む事を オススメします。 このシリーズ好きなら、別の殺し屋シリーズもオススメします。 一職業としての殺し屋の話です。 伊坂幸太郎の「AX」の殺し屋が近いかなぁ。 | ||||
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マット・スカダーはその後どうしているんだろう、と思ったことは一度や二度ではない。本書はそうした古いハードボイルド・シリーズのファンに応える今のマットと今に至るニューヨークを描いた、アフター・ザ・ハードボイルドといった趣の洒落た作品集である。 最初の数作は、ブロックの短編集などでお目にかかった再録作品であるが、この際想い出すためにもすべてを読み返した。『窓から外へ』『夜明けの光の中に』『バックレディの死』今更ながら秀逸だ。美味なカクテルのようにパンチのきいた短編である。マットとともにニューヨークという都会をしっかり描いている気がする。 新たに邦訳された短編群では、探偵になる前の警官時代、最初の家族との生活の時代、などシリーズ以前を舞台にした作品、そしてシリーズ後、新たに書き下ろしたその後のマットを主体にした作品など、マット・スカダー・ファンにはたまらない掘り出し物が多い。 ニューヨークとジャズと夜と犯罪と。マットを取り巻く環境は今も変わらないのかもしれないが、マットとエレインの夫妻はこの作品集のページとともに歳をとってゆく。ハードボイルド・ヒーローであったかつてのマットは、作者や読者と同じように歳月を重ね、今に至る生を育んでいる。まずはそれほど作者が魂を吹き込んでいることに驚きである。書物の中のもう一つの作者の現実ででもあるかのように。 作者は、おそらく自分の生きた時代と年齢とを、意図してマットとエレインにに投影している。造形した人間たちへの作者愛と、彼やその関係者という架空のキャラクターたちに命を吹き込んでいる。世界と時代とを生きる彼らへのオマージュを改めて贈りたかったのだろう。 そんな過去の作品と、キャラクターたちへの愛着が、この一冊全体に感じられてならないのだ。ブロック・ファンなら読み逃せない貴重な作品集なのだ。ミック・バルーとの深夜の語らい。アームストロングの店。AA集会。『八百万の死にざま』『聖なる酒場の挽歌』に夢中になっていた頃のぼく自身。 『石を放つとき』では、奇妙なリズム感を変奏曲のように見せながら、今のマットを描く。そう、老後のマットだ。警察時代も探偵時代も過去だが、禁酒は今も続けている。かつての10%献金とローソクを灯し、自分を保つ生き方。あの時代の大揺れだったマットの不安定さと、なけなしの善意がもたらしていた事件への執念。 この本と向かい合うことは、読者にとって、あたかもかつての自分と向かい合うことですらあるように思う。911を含めニューヨークや世界に起こったこと。ぼくらと共通の時代と向き合うように書いてきたブロックという作家。彼の大切にしてきた宝箱みたいな素敵なこの短編集。かつてこの作家の作品を大切に心の中に抱え込んできた愛読者たちへの、現在の作者からの心のこもった挨拶みたいに見える一冊である。 | ||||
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面白いと思いますが、中短編集ですね。 しかも新作は、一作。 少し残念。 | ||||
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「八百万の死にざま」などで知られる、アル中探偵マット・スカダーシリーズの久々の新刊です。ですが、本当に新作なのは巻末の中編「石を放つとき」のみで、その他の作品は以前短編集などで出ていたものです。新作のみにして値段を下げて欲しかったようにも思いますが・・・でも、「石を放つとき」は良い出来です。久々にスカダーと再会できて嬉しかったです。 | ||||
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