殺しのパレード
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
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殺し屋ケラーの第2短編集。彼は今回も依頼された仕事を遂行するため、そしてそのついでに趣味の切手を買うために軽快に全米を飛び回る。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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寡黙な殺し屋のイメージとは違い、よくしゃべるし、 野球観戦や競馬にいったり、切手を集めたり、ボランティア活動をしたりと、 アクティブにいろんなところへ出かけていく殺し屋ケラー。 パートナーのドットとの掛け合いなどしゃべりすぎにも思えるんだけど 好きな人は好きなんだろうと思います。 伊坂幸太郎が推薦してるだけあって会話の雰囲気とかも似たものを感じるし、 本多孝好とか好きな人も惹かれるものがあるかもしれません。 | ||||
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長編だった前作から原点に戻って連作短編集。しかし危ぶむことなかれ、長編であろうが短編であろうが面白さは変わっていません。 あいかわらず洒脱な雰囲気は健在で、ケラーと共に旅をするうち、都市生活者の悲哀や寂寥や滑稽さに身を包まれ、殺し屋の話であるにもかかわらず、静かな酒場で一杯やっているような穏やかな気持ちになれます。 2001年に起きた世界的な事件が影を落としていて、空港のセキュリティが厳しくなりレンタカーで移動をせざるを得なくなったケラー。 第一作からつづく皮肉なユーモアがそこかしこに見受けられます。 人を殺したことではなく例の事件のショックで吐いてしまったり、あげくはグラウンドゼロで働く人たちのためにボランティア(笑!)に参加したり。 ラストのうさぎのエピソードがこの作品世界を端的に表現してます。善悪や倫理観を超えたところにある人間のおかしみや矛盾。次回作で終焉をむかえるのが本当に惜しい作品です。 待ち焦がれていた続編『Hit and Run(原題)』が来月発刊されるとのことで、うれしさついでにレビュー。お目汚し失礼しました。 | ||||
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面白いです。いつものことながら、ローレンスブロックの上手いストーリーテリング、楽々と書いているように思えます(本当はそうじゃないんだろうけど)。 幅広い芸のある人だから、もうこの辺でこのシリーズやめて置こうかと思っても不思議じゃないなあと感じました。おなじみがいなくなるのはちょっと残念。 | ||||
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「殺し屋ケラー」シリーズ第3弾。 連作短編形式で1冊の長編を成すスタイル。殺しの手口とか武器で読者を引きつけるのではなく、ウィットに富んだ会話、ストーリーの進行と並行して描かれるケラーの心象風景で読ませる。ハデなアクションものとは違い、じっくり読ませておおいによろしい。 次作でケラー・シリーズ終了との噂もあるが、本当なら、きわめて残念。 | ||||
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短編集。いつもどおり彼特有の善悪の基準に従って、殺し屋稼業を続けるケラー。この作品ではケラーの少年時代のちょっと悲しいエピソードが明かされる。自分が社会病質者ではないかと戸惑ったり、話し相手を欲しがっていると自分に気付いたり、今回は今までにも増して、殺しそのものよりも彼の心の動きがメインになっている。 少しホロリとくるけど、ドットとの掛け合いや、自分の心の暗部(?)を解決するために彼がとる一風変わった手段には、思わず笑ってしまう。 1,2番目が競馬と野球に絡んだ話で、自分にはわかりづらかったため、星4つ。 | ||||
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