皆殺し



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

8.00pt (10max) / 1件

8.00pt (10max) / 1件

Amazon平均点

3.44pt ( 5max) / 9件

楽天平均点

4.00pt ( 5max) / 2件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
1pt
サイト内ランク []B総合:993位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

5.00pt

60.50pt

34.50pt

10.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1999年09月
分類

長編小説

閲覧回数1,908回
お気に入りにされた回数0
読書済みに登録された回数1

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

皆殺し (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)

2006年02月28日 皆殺し (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)

友人ミックの手下が、郊外の倉庫で何者かに惨殺された。ミックの依頼をうけて、スカダーは犯人探しを請け負うことになる。だが調査を進めるうちに、スカダーは敵の襲撃にあい、抗争に巻きこまれた周囲の人間までもが、次々に殺されていく…。追いつめられてゆくミックとスカダー。はたしてふたりはこの戦いから生還することができるのか。そして姿なき暗殺者の意外な正体とは―。マンハッタンを舞台に繰り広げられる壮絶なハードボイルド。ついに待望の文庫化。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

皆殺しの総合評価:7.00/10点レビュー 10件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

解っているつもりだった。でも違っていた。それが人生。

今回の事件はかつての倒錯三部作を復活させたかのような動に満ちた内容になっている。もはやマットにとってなくてならない親友となったミックに窮地が訪れ、それにマットも巻き込まれ、共に命を狙われる存在になっていく。

2人に関わる人間が次々と亡くなっていく。

男は幸せと安定を求め、結婚をする。結婚生活はその幸せと安定を持続することだ。
それがいつしか義務になり、手段が目的に変わるのだ。そんなとき、安定しているからこそ不安定を求めるようになる。なぜかと云われればそれが男だからだ。
不安定を求め、それに身を落とすことで自身の本当の生活が安定していることを再確認し、また戻るのだ。逆に不安定な状況にのめり込んで結婚生活を破綻させる輩もいる。それが男と云う生き物であり、性なのだから仕方がない。
私はこの件を読むことでマットの事が一層理解できるようになった。

そんな風に血肉を得た登場人物が衝撃的な死を迎える。さらに追い打ちをかけるようにその毒牙は伸びていく。

貌の見えない敵の正体を探るマットだったが、捜査に同行させたTJにけがを負わせてしまう。マットを狙った暗殺者の流れ弾に当たってしまうのだ。
幸いにしてTJは命を獲られるまでにはならなかった。本書の中での云い方をすれば彼は「リストに載らなくて済んだ」。

そしてミックは仲間を喪い、根城だったグローガンの店を失う。

世界中に伝承される破壊の女神は世界を焼き尽くす。それはまた新たな世界を作るための破壊である。
このマット・スカダーシリーズもまた本書で一旦全てを喪う。

マットもまた例外ではない。

全てを失い、そしてまた新しい日が始まる。恐らくこのシリーズもまた。

哀しい事ばかりが起きた作品だった。
それまで人伝えにしか解らなかったミック・バルーという男の凄まじさを知らされた作品だった。
シリーズを読みながらも驚きと知らないことがあることを気付かされる。それはまさに人生そのものではないだろうか。


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

Tetchy
WHOKS60S
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.9:
(3pt)

これじゃ水っぽい酒を通り越して酒っぽい水。

シリーズ14作目。スカダーがスカダーらしかったのは6作目まで。つーことはその後の方がずっと長いんですね。こっちはずーっとグズグズ愚痴ってるわけで、作者にとってほんと迷惑なファンなんだろうと思います。でも残り3作。最後まで付き合わせていただきます。
皆殺し (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:皆殺し (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)より
4576060376
No.8:
(5pt)

2度買いしてしまいました

購入歴が表示されなかったので怪しみつつ求めましたが、かつて読んだ本でした。街の書店で買ったのですね。やはりレビューを備忘録代わりにするのが安全なようです。
 さて、内容ですが、忘却力著しい今日この頃でも、さすがにしばらく読んだところで、あの強烈なラストを思い出しました。まさに、ミック・バル-無双物語で、解説者ですら出来映えに疑問を呈するほどですから、シリーズファンの批判が強いのも納得です。けれどもたまにはこんな西部劇的な物語があってもいい。時間を忘れて読み続けさせる吸引力は再読時も健在でした。ちょっと殺しすぎではあるが・・・。
皆殺し (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:皆殺し (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)より
4576060376
No.7:
(2pt)

必然性は?

今回ミックが絡んでの事件の発端や動機、筋はいいのになぜ殺される相手がここまでマットの身近な人でないといけないのか。
最初の人違いはまだいいとして酒場で巻き込まれ殺された人の中にもまたマットの身近な人物がいる。

ここまで身近なひとびとを殺さないと成り立たないプロットでもないのに。

なにかいままで登場していた人物を一掃するかのような感じが不愉快な一冊。
皆殺し (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:皆殺し (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)より
4576060376
No.6:
(5pt)

お気に入りの作家です

ローレンス ブロック 好きにはたまらない一冊です。夜のお供に最適
皆殺し (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:皆殺し (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)より
4576060376
No.5:
(3pt)

がっかり・・・・。

ハヤカワのポケミスから愛読してきたスカダーシリーズだが、本作には正直ガッカリした。近作で、猟奇殺人を扱ったものにも違和感を覚えたが、これはちょっと・・・。本作は無かったことにして、スカダーものを書き継ぐことはできないものか?
皆殺し (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:皆殺し (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)より
4576060376



その他、Amazon書評・レビューが 9件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク