長いお別れ
- ギムレット (1)
- ハードボイルド (136)
- フィリップ・マーロウ (12)
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.25pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『大いなる眠り』の感想でも述べたが、私が最初に手に取ったチャンドラー作品がこの『長いお別れ』だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ハードボイルドの名作とされていますが、それほどでもないと感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
正直ハードボイルドものは余り好きではありません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリーとしての印象はないが、場の雰囲気、セリフに至る描写がとてもオシャレでカッコ良く、そして心に残った。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
フィリップ・マーロウのシリーズは一度読みだすと止まりません。古い作品ですが、今どきない作品なので余計に読みたくなってしまいます。The ハードボイルドです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
こちらの作品で初めてチャンドラーを読みました。 全文格好いいし、読みやすいし、大好きな作品になりました。 後から村上春樹訳を読んだのですが、村上さんの方が日本人にわかりやすい丁寧な表現をしている印象です。 しかし、普段から洋画を見たりチャンドラーと同時代のアメリカ作品に触れているなら、田口さんの翻訳の方が自然に感じると思います。世界観が合っている感じがしました。 「タフぶっている駐車場係の喋り方」ひとつ取っても、田口さんの訳の方が荒っぽくて好きです。 ハマってしまい、紙と電子両方で買いました!カバーデザインも格好良くて好きです。(持っていて恥ずかしくない文庫カバーには、なかなか出会えないので…) 素敵な翻訳ありがとうございます! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
翻訳ではあるものの、村上春樹さん特有の文章で読み応えが抜群です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
訳知り顔で何でも知っており、ケンカというか護身術も巧みな、一見するとヒーローのような主人公である私立探偵マーロウは、依頼人であれ友人であれ人妻であれ、彼らによって(結果的に)利用される人物として描かれている。 彼は彼自身の良心や倫理観といったものによって行動しているのだが、それにもかかわらず/だからこそ、そのような利用される人物へと機能していくこととなる。マーロウの言動と同様にその存在は、皮肉な構造を持っている。 小説というものは、そのような歪なものだ。真正面から論理的に説明する、ということになれば学術書に近くなるだろう。人間の社会は矛盾を抱えている、社会においても、個人においても。これは永遠に変わらないだろう、人間の社会という言葉がそれなりに機能するあいだは。また、言語や物語といったものも、矛盾や不安定さを内包しているかもしれない。深酒や賭博や殺人や自殺は、そのような矛盾からもたらされるものだろう。合理主義的精神からみれば、そんなものは無用の沙汰なのだが、最大公約数的な社会の継続的運営には残念ながら必要悪として生じざるを得ないのだろう。近代功利主義の妥当性とも言えるかもしれない。そのような悪の頻度や規模を抑制する、というのが妥当な対応だと思える。 訳者村上春樹による解説で興味深い言及があった。チャンドラーが心理描写を採らないことに関して、心理的過程といったものに対しブラックボックスと例え、その蓋を開かれることを望まない箱、と言っていた点に、村上の世界観や言語感の一端があらわれているように思える。恐らく、西欧文化の流れにおいては、謎や真理は隠されているもので、だからこそ探究されるものであり、(賢明な)人々はその探究への労力を惜しむべきでない、という姿勢が脈々と受け継がれているように思う。それはオイディプスにおいて端的にあらわれている。それに対し、村上は開けられなくてもよい、解明されなくともよい、と述べ、あたかもニュートンが諸法則の根本原因に触れないように、人間や社会が内包する謎を謎のまま扱う、というような姿勢がここに見られるだろう。そのような姿勢は、彼の多くの作品に見られるものである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
コレとヒギンズ『鷲は舞い降りた』は全国の中学校の道徳の時間の必修にするべき、と言い切ろう | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 290件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|