(短編集)
フィリップ・マーロウの教える生き方
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レイモンド・チャンドラーの小説から、名言・名句をテーマ別に集めて編んだ「引用句集」である。 マーティン・アッシャーという米国の編集者が編者で、翻訳はチャンドラーの全長編を訳し終えた村上春樹。 《ささやかな、そしてきわめて趣味的な書物》と、訳者あとがきで村上春樹は書いている。 私にはあまり面白くなかった。 マーティン・アッシャーによる名言・名句のセレクトが、私とはかなり違っていて、「これのどこが名句?」「なぜアレが入っていないのだ」というのがけっこうあった。 あと、私はチャンドラーの訳なら村上春樹より清水俊二さんのほうが好きだ。好みの問題でしかないけど……。 1988年に早川から出た『レイモンド・チャンドラー読本』 (これはすごくよくできた本)にも、「チャンドラー名言集」という章があった。 もちろん分量は 『フィリップ・マーロウの教える生き方』のほうが多いが、こちらのほうが名言のセレクトに納得感があった。 | ||||
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内容としては面白いものではありません。。 チャンドラーの小説を読んでない人にはさっぱり分からないでしょう。 逆に読み込んでいるいる人には「なんで?」て違和感ありまくりです。 例えばいちばん最初に出てくる「人間の知性の精緻きわまる浪費」ってのはチェスのことを言ってるんだけど、誰に分かる? ただしこの本が発刊できたのは村上さんの丁寧な翻訳があったからこそで、その偉業を讃える記念碑的な本として持つ価値はあると思います。 清水さんの訳は大好きなんですがけっこう省略が多くて、本書の文でいくと「コンマが多く混ざるしゃべり方」とか「ブラスナックルをはめなくてはならないほどの可愛さ」とかいった文は訳されてないので、この本の発行は無理でした。 原著と村上訳・清水訳を比較してみたいと思ってる方は多いと思いますが、本書の文章をそのとっかかりとするのは良いと思いました。 | ||||
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「フィリップ・マーロウの名言集」という建て付けに惹かれて購入。原作のレイモンド・チャンドラーと村上春樹の名前が前面に出ているが、チャンドラーの原作から名言を選んだのはマーティン・アッシャー。編集者である彼が村上春樹の友人で、本書の邦訳企画は村上春樹の発案であることが、「訳者のあとがき」から分かる。 日本で良く知られている割に、日本以外ではあまり知られていないとされる、「プレイバック」からの、「優しくなれないようなら、生きるに値しない」という「名言」は訳者によって追加で選ばれている。やはりこれがハードボイルドなフィリップ・マーロウの名言No.1ではないかと思う。 | ||||
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本を購入して失敗と思ったことはあるにはありましたが、これは大失敗でした。 引用された句の殆どに「ふ~ん」としかならなかったし、村上氏のあとがきを読んで、「これで終わり」と目が点になった。 引用句の原文があるとかなら、まだ許せるが、それもない。 本屋で手に取って、パラパラと見ることが出来たら、絶対に買わなかったと思う。 | ||||
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帯には「珠玉の名言集」とありますが、「名言」というよりチャンドラーならではの気の利いたセリフや描写が「酒」「女」「犯罪」といったふうにカテゴリーごとに分類されて収められています。 原書では『高い窓』『プレイバック』からの引用がなく、この2作については訳者の村上氏によって補足するかたちで追加されています。マーロウの小説のなかでは最も有名であろう例のセリフもこちらに収められています。 フィリップ・マーロウが登場する小説からの引用集ですので、新しい情報としては編者のまえがきと訳者のあとがきのみであり、マーロウものを読んだことがない読者が本書を手に取ることも考えにくく、基本的には小説群を読破した読者のためのコレクターズアイテムのようなものでしょう。 扱いとしては棚に飾っておいて、たまに気が向いたときに適当にめくってみるといった感じです。 本書の性格上、購入されるなら電子ではなく単行本をお勧めします。 | ||||
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