大いなる眠り
- ハードボイルド (140)
- フィリップ・マーロウ (12)
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チャンドラーを初読。チャンドラーが本格推理を批判しているように、本格派には現実感がなく登場人物が生き生きとしていないと言うならば、まさにフィリップ・マーロウは魅力的な人物で生き生きとしているだろう。ハードボイルドというと「固ゆで」ですから口を閉ざした寡黙な人間を私はイメージしていたのですが、とっても剽軽でおしゃべりな印象を受けました。余計なことばっかり言ってるなと。それでも恐怖に立ち向かう強い心の持ち主が格好良かった! | ||||
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レイモンド・チャンドラーは私には合いませんでした。ちっとも面白くないです。なによりも本人の風貌が嫌いです。 | ||||
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チャンドラーを読んだのは社会人になってからだった。学生の頃、私は敢えて読むのを避けていた。ある程度社会に揉まれてからでないとその面白さが解らないと思ったからだ。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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| 書き込みが多く状態が酷い。書き込みだけではない。ページも今にも破れ落ちそうだ。人文書ならともかくミステリや推理小説に書き込みがあるとゲンナリする、!こういう商品を652円で売るのも信じられないない | ||||
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| 私立探偵の主人公が、資産家の将軍からある依頼をうけ・・・というお話。 マーロウのシリーズの記念すべき第一作ということで、以前双葉さんの訳でも読んでおりましたが、今回村上さんの新訳を読むにあたって、前読んだ記憶が殆ど残っていなかったので(双葉さんの訳が悪いという訳ではないですが)、今回初読の感じで読めて楽しかったです。 粗筋は、恐喝ネタで今読んであまり斬新とは言えませんが、過去にはこういう事件が頻発していたという事で、リアリティのある話しに思えました。 ただ、幾つか筋を追いながら、整合しない部分が散見されて、読みが浅いのかと思ったら、訳者あとがきで、 「『大いなる眠り』のプロットは、彼の他の作品のそれと同じように、かなり込み入っている。互いに関連性のないいいくつかの短篇が寄せ集められていることも、その原因のひとつになっている。またチャンドラー自身がもともとプロットについてそれほど深く突き詰めない人であることも、もうひとつの原因になっている。僕もこの本は何度も読み返しているし、このように翻訳までしているわけだが、それでも今ひとつすんなりと納得できないところがいくつもある。筋を要約しろと言われると、けっこう頭を抱え込んでしまうことになる。いかにもあとからとってつけたようなゆるい説明もある。もちろんそれがチャンドラーの小説の持ち味なのだと言われてしまえばそれまでだが、それにしてもややこしい」 と、やはり訳者でも判らない部分があるそうで、なんとなく安心しました(読解力が低いのは自覚しておりますが)。 女性のキャラクターが、全裸で挑発するシーンなどもあり、この時代には刺激的だったかもしれなかったり、訳でも拳銃を”ハジキ”とか時代に即した訳でよかったです。前の双葉さんの訳も良かったですが、せりふで「うふー」という言葉が使われていたり、少し古びていたので、今回の新訳は嬉しかったです。 記念すべきマーロウ初登場の第一作。機会があったら是非。 | ||||
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| 「リーガンの行方」という謎がチラつく中でいくつかの事件が起こるのですが、殺人が起きてもすぐに犯人がわかったり、殺人現場に居合わせて速攻で犯人を捕まえたりと、特にハラハラする要素も謎解き要素もなく淡々とストーリーを読まされるだけなので、退屈でなかなか読み進められませんでした。 唯一の謎であるリーガンの行方ですら、途中までは依頼もなければ主人公も「探していない」という態度なので、もやもやしてしまいあまり楽しめませんでした。 主人公は仕事に美学を持ち、それを守るため己の信念を貫き通し、金になびかずギャングに怯まず女の誘惑にも乗らない、タフネスで格好良い男なのですが、どこか人間味に欠ける部分もあるので感情移入できません。 そのうえ、息を呑む展開や鮮やかな謎解き、衝撃の結末といったものは備えておらず、終始淡々とした展開なのでいまいちのめり込めませんでした。 ただ主人公は本当に格好良いので、ハードボイルドな渋い私立探偵を楽しむ小説としてなら最高ではないかと思います。 | ||||
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| 村上春樹翻訳ということもあり、高校生の時以来、数十年ぶりに読んだ。主人公マーロウが金に潔癖であったり、美女の誘惑にも全くのらないなど、あまりにもかっこよすぎるように思うが、ストーリー自体は想像以上に複雑な構成で大いに楽しめた。イメージではバーボンだったが、意外にもスコッチを飲むのね。村上春樹の翻訳については、特に強烈な個性は感じないが、そのほうが良いかも。次は、「さらば愛しき女よ」を読みたい。 | ||||
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| 東京創元社が1956年(昭和31)に上梓した世界推理小説全集26巻(双葉十三郎訳)を67年後の2023(令和6)年に読んだ。 出版から二世代が過ぎ、パラフィンも読む端から砕けて剥落していく時の重圧を実感しながら読了したが(もっと凄いのはこの60年でたぶん一度か二度しか読まれなかったと思われる綺麗さ)その後ハードボイルドミステリの歴史に雷名轟かせたこの本、わずか190ページなんですね…。 初めて読んだチャンドラーだが、処女作にして重たく眠く熱い芸風は完璧で、もっとも驚愕したのが次々とむぞうさに人が死んでいく。ところでこの中で死者となるのは男ばかり。 その死があっけなく、また死因が殺人大全集のようにそれぞれまったく異なるのにも驚くことしきり。 こういう事を書くと異様かもしれない。 とおびえつつ書くのだが、その死が即物的であっさりと虫でも潰すように簡単なことと、生死の際があまりに容易、散歩でもするように生死の境を越えるところは、他のいかなるミステリにもない無機質さで、しかも、それぞれの死が妙に官能的なことに声を失った。 著者そんなつもりはないのかもしれないが、たとえば毒でこの世を去るとある人物などは男性性なのか潔くなのか従容としてかそれとも気づかないままなのか、妙に男伊達を感じさせ、銃で世を去る人物は銃声だけが説明であっさりと横たわるのだがそれがまた被害者本人の意志を越えて男の死という感じで舞台から消えていく。 正直、本筋は最後まで説明不足だし、末尾でS・S・ヴァン・ダインのように、しかもそれより簡略、かつなんの証拠もなく2ページたらずで全体像が浮かび上がるのは皆様ご存知あまりにも有名な主人公のセリフだけ、というのはいささかフェアでなくない?とぶつぶつ思うのだが、それを圧倒するなにか、末尾になって出現してあっと叫んだタイトル・ロール 大いなる眠り が惑星のような重量感で描写され、あっけにとられるうちに物語は立ち去ってしまう。 文学的完成度とは不平等なもので、P・D・ジェイムズもその文章の密度で殺人事件の内容以上の迫力を持つのと同じだった。 人生に研磨された年になって書いたことが、やはり大きいのだろうか。 これに先立って、1980年代のスティーヴン・グリーンリーフやダン・キャヴァナー、カーター・ブラウンやレス・ロバーツを読んでいたが、どれほど巧みにそれぞれの時代・地域ごとに活写されていても、最終的にはハードボイルドとはレイモンド・チャンドラーの天才によって顕現した個人の例外的傑作であり、それが個人を越えて余りにも巨大な影響を及ぼしたために後世の小説家たちをも洗脳させ、もしかしたらそれら作家の本来の資質を捻じ曲げてでもフィリップ・マーロウの弟子たちがそれらの著書たちの脳に産み落とされ、かくしてジャンルが形成されたような気がしてならない。 ハードボイルドの読み方としては邪道、異端かもしれない。だが、この作家の本質は死の官能、タナトスと、ミステリの内容としては実は貧弱な展開、そしてそれを覆い隠し、きびきびした描写で全編を支配する重力のような、人を掴んで離さない筆力の三点セットに思われた。 以上、原著が描かれて84年後の感想でした。 | ||||
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