羊をめぐる冒険
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村上春樹の作品は二つのストーリーで展開する。つまりは僕というプライベートな問題と社会や政治というワールドワイドな問題が複雑に絡み合い影響し合い進んでゆくのだ。今回で言えば離婚を経験し、友人を亡くした主人公が大手広告会社を立ち上げ、政治と経済を支配した男の物語だ。それらの問題は独立して存在するのではなくお互いに干渉し合う。個人の問題は社会問題によるものもあるし、またその逆も然りだ。 この作品のキーワードは羊だ。それが何を暗示しているのか?を言葉で語るのは難しい。ある羊が男を乗っ取り日本を牛耳る。男をコントロールした後に羊は男から立ち去り、また主人を探す。 我々は似たような存在なのかもしれない。何かに駆り立てられるように権力や金を欲して突き動かされる。それらは時に自分の意思とは関係のないところで突き動かさられてるようでもある。自己顕示欲や保身に縛られある日全てを失う。羊抜けとはつまりそのことではないだろうか。主体性を失うということは「本当に大切なものを理解していない」ということだ。 羊はまた主人を探し出す。それは未来の支配者のことだ。我々は器であり社会の影響によって変化してしまう脆弱なものだ。私たちが考えてること、もの全てが周りからの影響なしに湧き上がるものではないのだ。羊抜けはある意味で社会の犠牲者だ。アウトローで生きて「ある意味でまとも」な主人公はその社会の犠牲者を傍観する。 | ||||
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学生時代に読んで改めて読みたいなと思って購入。 やっぱり村上春樹はひつじ三部作がいいなぁ。 前に進んでないようで進んでる感じが好き。 | ||||
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学生時代に読んで改めて読みたいなと思って購入。 やっぱり村上春樹はひつじ三部作がいいなぁ。 前に進んでないようで進んでる感じが好き。 | ||||
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セックスセックスってうるさいヤツだなぁとあきれながら読んでいましたが、結局、とてもよい話でした。私は常々、あの世への回路は「偶然」にあると思っていたので、物語の最後、223ページで鼠が「偶然」に言及しながら「救われたよ」と言ところは最高に響きました。それは宗教作家のフラナリー・オコナーも昔から書いていたことでもあるのですが、この「やれやれ」氏が「偶然」を「夢」に接続してるところは面白いと思いました。たしかに、夢は意図して見られるものではないですしw メルヴィルとかサリンジャーへのオマージュの果てに「アッシャー家の崩壊」のような結末がかもしだす「読者が書いている」感も楽しめました。 | ||||
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初期三部作の3作目。4作目から現在に至る、感情移入を妨げる不思議な、というか、この作者は大麻でも吸いながら書いてるのではと疑わせるような意味不明な作品群を、あらかじめ予告するような内容でした。 村上春樹さんの残りの生存期間もそれほどないので、安心して全著作読破の旅を始めたばかりですが、まったく感動しないもんだし、何を読まさせられてるのか理解に苦しむ独語所感で終了ですわな。 | ||||
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