スプートニクの恋人



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    初公開日(参考)1999年04月
    分類

    長編小説

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    スプートニクの恋人 (講談社文庫)

    2001年04月13日 スプートニクの恋人 (講談社文庫)

    この世の物とは思えない奇妙な恋の物語 22歳の春にすみれは生まれて初めて恋に落ちた。広大な平原をまっすぐ突き進む竜巻のような激しい恋だった。それは行く手のかたちあるものを残らずなぎ倒し、片端から空に巻き上げ、理不尽に引きちぎり、完膚なきまでに叩きつぶした。――そんなとても奇妙な、この世のものとは思えないラブ・ストーリー!!(「BOOK」データベースより)




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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.188:
    (4pt)

    全員お互い交わり得ない感じが哀しい

    恋焦がれる相手から期待する反応が返ってこないだけでも悲しいのに、永遠に会えなくなるような予感で終わるなんて…残酷すぎやしませんか…村上作品の結末パターンはひどく都合良いのと絶望感に溢れているのが両極端で、もう少し何とかならないか…いーッとなります。まあ、すみれが僕の愛情に気付いて、それを受け入れ納得するようならただのラノベですもんねぇ。
    スプートニクの恋人 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:スプートニクの恋人 (講談社文庫)より
    4062731290
    No.187:
    (3pt)

    単純明快じゃない物語だった

    一度では理解しきれない部分が多くあると思う、もう一度時間をおいて読みたい
    スプ-トニクの恋人Amazon書評・レビュー:スプ-トニクの恋人より
    4062096579
    No.186:
    (5pt)

    完全に理解は出来なくても、読み物として十二分に楽しめる

    入り組んだ感情を持つ人たちの、誰一人報われることのない恋の物語かと思っていたのですが、後半からは急にオカルトが入ってきます。
    そしてそこから、それまでもちょこちょこ垣間見えた哲学的な描写が非常に色濃く現れるようになり、物語の世界に圧倒されました。

    ただ、ラストのあれは夢なのか現実なのか、こちら側からなのかあちら側からなのかは判然としません。
    解釈によって結末の印象が大きく変わるので、読後感はすっきりしないような、何とも言えない気持ちにさせられました。

    この物語を完全に理解するには繰り返し読んでの考察が必要です。
    そんな時間があるなら積読本を消化したいので、私はよくわからないままこの作品は終わりにしますが、完全に理解は出来なくても、読み物として十二分に楽しめる出来でした。
    スプ-トニクの恋人Amazon書評・レビュー:スプ-トニクの恋人より
    4062096579
    No.185:
    (1pt)

    さっぱりわからない。0点

    村上春樹を初めからちゃんと読んでみるシリーズを再開したんだが。
    再開というのは、漫画のキングダムをすすめられて、あまりの面白さに47巻まで読み続けたものの、本屋には48巻以降、在庫なかったから、村上春樹に戻ったんだけど。
    キングダム読み始める前までは、もしかしたら読み慣れてしまって、村上春樹天才説までコメントしてしまったが、久方ぶりに読んでみたら、
    SFファンタジー的な記載が感情移入できない。
    すけべな描写が多い。
    キザな修飾記述多過ぎてうざい。
    物語がよくわからない

    という、村上春樹の本質を改めて認識して、村上春樹は天才説は案の定撤回するとともに、こんなやつノーベル賞もらえるわけないだろ感で満たされてます。

    ストレス感じるんでは私には合わないし、ストレス感じない人間がいるとしたら、村上夫妻だけなんだろな。0てん
    スプ-トニクの恋人Amazon書評・レビュー:スプ-トニクの恋人より
    4062096579
    No.184:
    (5pt)

    SPUTNIK

    以前、長編を読んだが、どこがよいのかサッパリわからなかったし、
    短編には面白いものもあったが、それ以上読もうという気は起きなかった。

    作家・作品の好き嫌いは誰にでもあり、世界的に評価され、多くの方に支持されていても、自分には合わなかった、あるいは少数派であったというだけだと思っていた。
    では、なぜ本書を手に取ったのか、それは後で記す。

    そもそも作家一般には、その構想力や筆力で、敬意を持っている。
    小説は余り読まないが、活字はずっと好きだった。
    日本は、知りたいことのほぼ全てを、母語の日本語で読める有り難い国で、本を全く読まない方は、もったいない。
    どんな本でも活字に親しむ方が増えるのは良いことだ。

    本書の出だし感想は、失礼ながら歯の浮くような言葉が並んでいて、読むのが気恥ずかしくなるといった所だった。
    では、なぜ放り出さなかったのか。
    それは、著者の素晴らしさは、どこにあるだろうかという視点で本書を読み始めたからだ。

    本書を読む前に下品だと思ったが、検索語で「村上春樹のどこがよいのですか?」と入れてみた。
    私と同じような感覚の方もいたし、皆さんの返答もまじめなもので参考になった。

    また今回、「村上春樹」の説明ページも読んでみた。
    「評価」として様々な方のコメントが並んでいて興味深く面白かった。
    ざっと目を通したが、あえて肯定的な意見にも目を留めた。

    印象的だったのは、外国の方で、
    ジェイ・ルービン氏の「言葉が読み手の心の中に飛び込んでくる」
    ドナルド・キーン氏の「米国文学の影響を強く受けた村上春樹の小説には興味がない」、

    国内では、河合隼雄氏の
    「現代人の心の傷とその癒しについて多くのことを考えさせられた」だった。

    臨床心理学者としての、河合氏の作品は若い頃、何冊か読んでいる。
    確か彼は、スイスのユング研究所に学んでいた。
    読書という行為を癒やしの視点で捉えるならば、物語読書において、臨床心理学的には「より高次の心の統合性を目指す試み」ということか。

    カウンセリング関係の本も読んだことはあるが、専門家ではないので、すっかり忘れてしまった。
    ただフロイトとユングの大まかな違いや、ユングの集合的無意識やシンクロニシティは面白い発想だなとして覚えている。

    夢は、フロイト的な無意識が抑圧されたものの現れか、
    あるいはユング的な、夢は無意識からのメッセージなのか。
    河合氏がどのような立場で、どんな考えを支持しているかも知らない。
    しかし、ユングにおいては、夢は個人的な無意識の現れで、
    集合的な無意識の現れは、「昔話・神話」を通してであるとされる。

    だとすると、現代の昔話・神話の書き手である現代作家の村上春樹氏の作品を、そうした視点で捉えることも可能であろうし、自分の浅学から勝手に想像すれば、河合氏の好意的な反応もうなづけた。

    ユング的な視点に立てば、村上春樹氏の作品が世界的に受け入れられているのは、人類の集合的無意識の現れだとする見解もありかもしれないし、そんなのは、ただの戯言だとする意見もあり得る。

    もっと単純に、フロイト寄りの、我々が野生動物であった頃の原始的な衝動を無意識がかかえていて、それを作家が開放してくれるから、読者が喜ぶといった解釈も成り立つ。
    喜ぶが通俗的なら、ルービン氏の「言葉が読み手の心の中に飛び込んでくる」でもよい。

    本書を読了して、今までとは違った視点で考えさせられることがあったので、☆は5つとした。
    第15章は、浮いた言葉が少なく、ああした叙述には好感が持てる。

    もし始めたばかりのロシア語学習が継続して、少し文章が読めるようになったら、この第15章をロシア語で見てみたい。
    他の章は、申し訳ないが病的な匂いがして物語に入り込めなかった。
    実は自分自身に病的な(ADHD的・アスペルガ―的)な自覚があり、そうした雰囲気は避けたいという心理が働いているのかも知れない。

    こうした病理学的言葉が流布していない、私の育った昭和であれば、多少変わった人も、それぞれの個性としてとらえ、ゴチャゴチャした社会の中(多くの明治人が存命の時代)で居場所があったと思う。
    現代のように高度に細分化・マニュアル化された社会では、個性的な人物は、より居心地が悪いだろうと想像される。
    だからこそ逆説的だが、本書のような癒やしにもなる物語が受けるのかなと考えた。

    小説は余り読まないし、人が亡くなる話も好まないが、簡潔な文体が心地よいので、たまに「松本清張作品」を開く。
    清張作品の殺人犯も考えようによっては皆病的だ。
    物語の進行上、殺人事件が起きるわけだが、動機としては軽い気がする。
    本作も推理小説仕立てなら、もう何人も殺されているだろう。
    大事件が起きずに、マッタリと進行していくのは、かえって健常だという見方もできる。

    まあ、日常生活の落とし穴、日常に潜む危険・恐怖・狂気、心に闇などを、作家の執念で紡ぎ出す物語は、表現方法は違っても同じなのかもしれない。

    いずれにしても、私には文学的な感性が不足していて、小説を癒やしの為に、七面倒臭く読みたいとは思わないが、もしかしたら自分も癒やされているのかも知れない。
    私には、「米ソのロケット開発物語」といった本の方が癒しとなる。
    それで結局は、キーン氏のように、好みは人それぞれということに落ち着くし、
    本書には興味深いことに、小説を好まない人間の心理も上手く描写されている(p.34)。

    それと本書を手にした理由は、ロシア語版を先に入手したからだ。
    ロシア語版は、内容を知らずに買った。
    気まぐれのロシア語学習は、まだ33文字もおぼつかない。
    すぐ止めるかもしれないが、初歩の段階でロシア語の本を手元に置くと嬉しい気持ちになる。

    ソ連の「スプートニク」という響きは、自分にとっては懐かしい。
    ソ連時代の輝かしい題名に惹かれて購入した年配のロシア人がいたら、本書の感想を訊いてみたいものだ。
    文中にも説明があるが、ロシア語のスプートニクを「露和辞典」で再度確認した。

    意味は、①「道づれ」(文例に「旅仲間・人生の伴侶」)②「つきもの」(文例として「失業は資本主義につきものである」)③「衛星」④「人工衛星」とあった。『博友社ロシア語辞典 昭和50年 第1版』より。
    「つきもの」の例文が時代を感じさせる。【作家には「憑き物」が、SPUTNIKだ!?】(以上)
    スプ-トニクの恋人Amazon書評・レビュー:スプ-トニクの恋人より
    4062096579



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