見事な赤毛と死体の消失。これが連続殺害事件の共通項だった…。

凄絶な幼少期を過ごしながらも、コロンビア・マフィアのボスにまで上りつめた日系二世のリキ・コバヤシ・ガルシア。

単身でギリシャに赴任した悟に、一方的に離婚を切り出した妻の奈美子。

外交官・黒田康作シリーズ第３弾書下ろし　刑事なのか、外交官なのか。窮地に陥った邦人女性保護のために奔走する黒田康作。

ギリシャ神話の英雄ヘラクレスは、愛する妖精の死を悲しみ、世界で最も美しい地にその亡骸を埋めて街を作った。

開業にあたり調査事務所“紺屋S&R”が想定した業務内容は、ただ一種類。犬だ。

カトマンドゥの裏街でカメラマン・深町は古いコダックを手に入れる。

もし、現在の記憶を持ったまま十ヵ月前の自分に戻れるとしたら?この夢のような「リピート」に誘われ、疑いつつも人生のやり直しに臨んだ十人の男女。

レベル7まで行ったら戻れない―。謎の言葉を残して失踪した女子高生。

不倫する奴なんて馬鹿だと思っていた。ところが僕はその台詞を自分に対して発しなければならなくなる―。

不治の病を患う息子に最期のときが訪れつつあるとき、宮本拓実は妻に、二十年以上前に出会った少年との想い出を語りはじめる。

13時13分13秒、街から人が消えた。無人の東京に残されたのは境遇も年齢も異なる13人の男女。

400日ぶりに東京に帰ってきた私立探偵沢崎を待っていたのは、浮浪者の男だった。

「ごめん。もう、会えない」。

レイプ未遂事件発生。被害女性は通報者の男が犯人だと主張。

大麻所持で逮捕されたナイジェリア人の取調べにあたった鮫島は麻薬ルートの捜査に乗り出し、盗品を専門に売買する「泥棒市場」の存在を突き止める。

「まったく、新宿って街は妙なところだ。ばらばらに飛び散ったもんが、いつのまにかまた集まってきちまうのだからな」 巨躯。

新宿の若者たちの間で、舐めるだけで効く新型覚せい剤が流行り出した。

殺人傷害事件で服役していた藤野組組員・真壁が出所した。

引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。

「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。

憧れの存在であった高校美術部の上級生・香澄と芳野の二人から、夏休みに演劇祭の舞台背景画を描き上げるための「合宿」に誘われた毬子。

第11回『このミステリーがすごい! 』大賞・大賞受賞作、待望の文庫化! 北海道根室半島沖の北太平洋に浮かぶ石油掘削基地で、職員全員が無残な死体となって発見された。

舞台は、伝統ある男子校の寮「松籟館」。冬休みを迎え多くが帰省していく中、事情を抱えた4人の少年が居残りを決めた。

『あれ』と呼んでいる謎の存在と闘い続けてきた拝島時子。『裏返さ』なければ、『裏返され』てしまう。

些細な事件が大騒動に発展していく、パニックコメディの大傑作！ 一億の契約書を待つ生保会社のオフィス。

三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。二月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。

強烈な百合の匂いに包まれた洋館で祖母が転落死した。

完全に封印され「密室」状況となった館で起こった一族六人殺しの真犯人は、いったい誰だったのか。

妻子を愛する42歳の平凡な会社員、本間は、出来心で始めた「出会い系」で「リカ」と名乗る女性と知り合う。

能登半島の岬で記憶喪失の男が発見された。一方、東京新宿では爆弾テロ事件が発生。

覚醒剤に替わり、日本全土を脅かす新型麻薬アフター・バーナー。

日系ブラジル人マーリオ。反対する祖父を殴り倒して出稼ぎにきた日本。

ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと―。

予備校生殺人の事件を追う、鬼刑事・目黒一馬。

この世には不思議なことなど何もないのだよ―古本屋にして陰陽師が憑物を落とし事件を解きほぐす人気シリーズ第一弾。

祖母の形見の零細人形店を継ぐことになった澪は、押しかけ従業員で人形マニアの冨永くんと謎の職人、師村さんに助けられ、なんとかお店を切り盛りしている。

失った恋と、再生 少女時代の終わり 失恋で心に深い傷を負った「わたし」。

都立K高校三年四組、天童玲美。

夜の浜辺。刑事の俺は上司の経堂に呼び出され射殺。

父親が被害者で母親が加害者--。高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。

思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、驚いたことに“私”は文芸部の顧問になった。

新進作家・待居涼司の小説の映画化に、奇才・小野川充が監督起用される。

視察のため来日したニューヨーク市警のブラウンには裏の目的があった。東京で失踪した旧友を個人的に捜すのだ。

転職した会社が倒産してしまった片貝耕平は、人材派遣会社に登録したがどの仕事も長続きせず、担当者と喧嘩して辞めてしまう。

27歳のタクシードライバーをいまも脅かすのは、親に捨てられ、孤児として日常的に虐待された日々の記憶。

日本でテロリストと闘うのは「外事警察」(ソトゴト)と呼ばれる者たちである。

ぼくの名はエイジ。東京郊外・桜ヶ丘ニュータウンにある中学の二年生。

「精神科医・深崎透の失踪を、木村絵美子という患者に伝えろ」。臨床心理士・嵯峨敏也は謎の女から一方的な電話を受ける。

複雑な精神病理の形をとり発現する心の叫び!これが人格の病なのか…実際の医療カウンセリング業界における数多くの事例をもとに、巧みな場面展開と本物のディテールで描ききったサイコ・サスペンス長編。

何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼いころ夜市に迷い込んだ祐司は、弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた。

元暴走族の過去を持つ消防隊員、生田は、周囲も認めるベテランの運転手。

帝華大学医学部の曾根崎理恵助教は、顕微鏡下体外受精のエキスパート。彼女の上司である清川吾郎准教授もその才を認めていた。

義姉に届いた一葉の写真とメッセージ。セピア色の写真には、女学生の頃の義姉と友人がセーラー服姿で微笑んでいた。

弁護士の妻が惨殺された。逮捕・起訴された男には粗暴犯の前科があった。