生まれる森
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私が初めて島本理生さんの作品に出会ったのは中学生のころ、ナラタージュでした。 それまでの私の読書はファンタジー物が多く、読書に求めるのはワクワク感でした。 しかし、ナラタージュを読んでからは心の内を言い当ててくれるような言葉を見つけることが読書をすることの意味として新しく加わり、それ以降の私の読書はそれが目的になりました。 恋を知った今、体を重ねることの幸せや喪失感や、自分を消耗するような感覚…いろいろな複雑な感情を知った今、そして心があまり元気ではない今、島本理央さんの物語は重いものを孕みすぎていて辛いものがありました。でも、読み進めながら救われていく主人公に自分も救われていくような小説です。 自分の心を見つけ、大切にぎゅっとし抱きしめてあげる。島本さんの本を読んだ後はいつもそんな気持ちになります。 | ||||
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淡々と読めました。しかし何が言いたいのかよく解らない。 それがいいのでしょうか? 読み終えて、「う~ん、何だったんだろう」というのが素直な感想。 だけど悪くなかった。 この作者さんは初めて読んだのだが、他の作品も読んでみたいと思った。 | ||||
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「死にたくなったら、どんな時間でも駆けつけて止めるから。見捨てたりしないから。愚痴でもなんでも好きに喋ってかまわない。 それでも抜け出せないほど絶望が深かったら、そのときは僕を殺してから死んでくれ」 単行本と同じくミヒャエル・ゾーヴァの絵が表紙が、タイトルにぴったり!! 高校生から大学生になる時期に、いびつな恋を経験して心が壊れかかってしまった“わたし” この主人公が、高校時代の友人キクちゃんとその家族との温かい交流の中で、少しずつ自分を取り戻していきます。 このお話を読むと、やっぱり女友達の存在って大切だな、と痛感します。 キクちゃんのように明るくて許容力のある女の子は中々いないですよね;こう在りたい、とは思いますが; また主人公が雪生さんの優しさに絆されながら、少しずつ心を開いていく様子は、『リトル・バイ・リトル』での周とふみの恋愛模様と重なります。 読んでいると何とも言えない爽やかな気持ちになれる一冊です。 こうして考えてみると、島本さんの作品は『一千一秒の日々』『波打ち際の蛍』など、夏っぽい雰囲気のものが多いですね。 | ||||
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早熟な女性作家らしい、感性一本勝負の小説である。 ストーリー構成や身体感覚よりも、 主人公の感情的な揺らぎが重視されている。 物語の契機となった「出来事」については、 肉感的なものだけれども 頑なに精神的なピュアさを希求する点に 物足りなさと/潔さと、感想が相半ばするだろう。 テーマにも繋がる部分が、ややあからさまの気もするが それは判りやすい、若さゆえの直線的魅力かもしれない。 | ||||
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読みやすいのですが、文庫で174ページと、やや物足りなさを感じました。 また、題材も 「 恋愛を絡めた主人公の成長 」 と使い古されたものであり、感情移入しにくかったです。 何よりも、主人公たちがこの後どうなるのだろうか?という疑問を抱かせたままエンディングというのが残念でした。 主人公とサイトウさんの仲もどこまでだったのか、私にはよく分かりませんでした。 主人公が独白していることが真実なら、さらに疑問は深まります。 雪生という男の母親のことにしても、はっきりとした描写がないので、推測するしかないというのは、 小説としては不完全なものに感じた作品でしたね。 そのあたりを、もっと詳しく書いてくれたら良かったのにと思いました。 | ||||
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