波打ち際の蛍
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今回も新品?と思える品をありがとうございました。また利用させていただきます。 | ||||
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過去に恋人からのDVに傷つけられた麻由は、同じ相談室に通う蛍と出会い、やがて恋をする。 触れたいという恋情と、触れられたくないという拒絶。心と身体がそれぞれ別の生き物みたいに違う意志を持って動いている様子が、痛くて苦しくて、無意識に息を止めていた。 心にある古傷を隠して生きている人は世の中にたくさんいる。 ページをめくるごとに、少しずつ自己肯定をして傷の上に塗り重ねてきたものを一枚一枚剥がされていくような感覚になった。「だめな自分」に戻されてしまう、と心が怯える。前半部分の麻由の言動を客観視することは、傷を抱えて生きている人にはほとんど自傷行為のようなものだと思う。ひたすら自分の弱さと向き合わなければならない。だんだんと、自分と麻由の境界線が曖昧になっていく。 この本を読んで改めて感じたのは、どれだけ自分がボロボロで醜い姿になったとしても、自分を諦めないでいてくれるたったひとりがどれだけ心強いかということ。どん底から引っ張り上げてくれたさとる君や、逃げても呆れず向き合ってくれた蛍のように。逆にそういう人がひとりもいなければ、人は簡単に死を選んでしまうのかもしれない。他者の中にいる「大切にされている自分」を知ることで、人は強くなるのだと思った。 | ||||
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作者の別冊を読み購入。 この本は読み進めるは良かったが・・・ 最後が自分的にはイマイチしっくりこなかった・・・ | ||||
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本を読んで、心をシンと静める、という、本来の自分の読書のスタンスを思い出す作品だった。 積ん読だらけの本の中で、久しぶりに一気に読み終えた。 それはハラハラドキドキとか、ワクワク感とは当然違っていて、何だろう、こう、自分自身が生き急いでる感だったりもして。 とても繊細な文章を描くひとだなあと。 題材や内容ももちろん繊細なものなのだけど、そう感じさせるのはだからじゃなくて、島本さんの文章自体がとても繊細だからだ。 神社のお祭りのシーン、食べ物を手に歩く人々の描写が素晴らし過ぎてハッとした。 | ||||
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とても良い作品でした 考えさせられる場面も多く 久しぶりにハッピーエンドで終わって欲しいと願った作品。 | ||||
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