匿名者のためのスピカ



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初公開日(参考)2015年07月
分類

長編小説

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匿名者のためのスピカ

2015年07月23日 匿名者のためのスピカ

法科大学院生の笠井修吾は同級生の館林景織子に、衝撃の過去を告白される。いまでもその彼らしき人物から執拗なメールが届くと怯える景織子を修吾は守ると誓った。交際を始めた二人だったが幸せな日々は突然終わりを告げる。元彼の高橋が景織子の弟に暴行を働き、彼女を連れ去ったのだ。だが実は、景織子は自ら高橋の車に乗り込んでいた。なぜ彼女はストーカーまがいの男と行動をともにするのか?彼女の真意とは?東京から日本最南端の島・波照間島へ、修吾は彼らを追うが…。著者が初めて挑む極限の恋愛サスペンス!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

匿名者のためのスピカの総合評価:7.08/10点レビュー 12件。Dランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

匿名者のためのスピカの感想

もう10年ぶりでしょうか、島本さんの本を読むのは。
作家としてかなり腕を上げられたのではと(かなり上から目線ですが)思いました。
初めてのサスペンスものということでミステリを意識されているなぁという描写がそこここに。
探偵役が華麗に事件を解決、でもないし、主人公たちがそんな遠方の離島まで追いかける根拠としても弱い気がします。ですが適度に謎を残す結末はいい味を出してます。
表紙が美しいので手に取る人多いのでは? タイトルは少し強引な気がしました(笑)

非澄
MP0X59EF
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.11:
(5pt)

島本ワールドです

私の大好きな世界観です。
匿名者のためのスピカ (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:匿名者のためのスピカ (祥伝社文庫)より
4396344244
No.10:
(5pt)

異形の恋愛小説

読後は、心がヒリヒリしてしばらく動けなかった。こんなに心がざわついた小説は久しぶりだった。(以下、ネタバレあり)
典型的なDV男の高橋に支配されてゆく景織子。運命の人に出会えたと思い込み、監禁事件で一旦関係を途絶えさせるが、高橋の離婚に伴って再び出会ってしまう。家庭に居場所のない景織子の心の闇、救いを求めての高橋への被支配なのかもしれない。
それに対して、あまりにも正しすぎる笠井。愛おしいまでに真っ直ぐなその姿は、景織子にとってはあまりにも眩しすぎたのかもしれない。
私はこの小説をサスペンスものとしてではなく、ロードノベルスとして、または、異形の恋愛小説として読み進めた。
物語の最後に笠井は、裁判員裁判の傍聴を通して景織子に向き合おうと決意する。また、景織子は、カウンセラーに心を開く。笠井のことを想って、別れを選んだということを…。
二人には幸せになって欲しいと願わずにいられない。二人が結ばれても、そうでなくても…。
匿名者のためのスピカ (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:匿名者のためのスピカ (祥伝社文庫)より
4396344244
No.9:
(5pt)

全人類

読むべき
匿名者のためのスピカ (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:匿名者のためのスピカ (祥伝社文庫)より
4396344244
No.8:
(4pt)

島本理央ならではの「サスペンス」

私はサスペンス色の強いものは、あまり読まないので、あくまで島本理央の作品として、レビューします。
 島本さんの作品はいくつか読んでいますが、この作品でも、登場するヒロイン心理が、深くえぐられるように描かれています。人間の心にある、表裏一体の愛憎、恐れと依存など、人間心理のコアまで、極限まで描写しているようにさえ思います。
 ですから、私は、この作品はサスペンスでありながら、人間(特に女性)の心理を描ききった、島本さんらしい作品だと感じました。
 また、今まで拝読した島本作品と同様、本作も単純なラストではありません。「よくわからない」、「モヤモヤする」等と、お感じになる方もいらっしゃるかもしれませんが、読後、「まあ、これで、よかったんだよ」と、登場人物たちに声をかけたくなるラストでした。
匿名者のためのスピカ (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:匿名者のためのスピカ (祥伝社文庫)より
4396344244
No.7:
(3pt)

女は被害者か?無意識の悪女か?

破滅しか予想させない書き出しに反して、物語は緩く動き出したが、突如波乱の展開を迎える。

どこまでも素直で優しい主人公の笠井が抱える苦い過去、探偵役の七澤が独特の人格を形成するに至る家庭環境などが、徐々に明らかにされていく。このあたりの運びは、うまい。

読み終えてなお肚に落ちきらないのは、景織子の心理。ストーカーと行動を共にしたのは、止むに止まれぬ状況に追い込まれたが故か、自らの意思か。笠井は「保険」に過ぎなかったのか。法廷での証言は真実か。

七澤の推理が一応の解を与えたかたちとはなっているが、それだけではストンと落ちない。景織子が望んだ結末とは、いったい何だったのか……。読後もしばし考え込んでしまった。
匿名者のためのスピカAmazon書評・レビュー:匿名者のためのスピカより
4396634722



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