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非澄さんのページ
- 自己紹介
- ミステリは好きなのに、幼少期からここ最近まで極端に本を読むのが遅く、また忍耐力もなかったためほとんど読んできませんでした。
今さらだけど一冊でも多くミステリを楽しみたいと思っています。 - ミステリが好きになったきっかけ
- 中3の時に一般の小説を読み始め、最初にハマった恩田陸さんがたまたま推理作家だったため。
ミステリと知らずに読んだ「待っている人々」『三月は深き紅の淵を』に衝撃を受け、「新・D坂の殺人事件」『象と耳鳴り』で完全に虜に。 - 好きな作品の傾向
- 短編ミステリが好きです。
長編ならもちろん密室! - オススメしたい作家や小説
- まだまだ紹介なんておこがましいですが、好きな作家は倉知淳さんです。
- レビュー数
- 全14件
- 最近のレビュー
7pt 5pt 8pt 9pt 8pt 8pt 10pt 5pt 5pt 7pt
- 読書数
- 全26件
- 最近の読書で 8pt 以上の小説
A 6.71pt 7.18pt 3.62pt両親の虐待に耐えかね逃亡した少年エリックは、遺伝子研究を行うテニエル博士の一家に保護される。
A 6.64pt 7.50pt 2.97pt神紅大学ミステリ愛好会会長であり『名探偵』の明智恭介とその助手、葉村譲は、同じ大学に通うもう一人の名探偵、剣崎比留子と共に曰くつきの映研の夏合宿に参加するため、ペンション紫湛荘を訪れる。
A 7.18pt 7.57pt 4.23pt村の名士アクロイド氏が短刀で刺殺されるという事件がもちあがった。そのまえにさる婦人が睡眠薬を飲みすぎて死んでいる。
A 7.33pt 7.43pt 4.49pt一月四日の夕刻、ジェームズ・アンズウェルは結婚の許しを乞うため恋人メアリの父親エイヴォリー・ヒュームを訪ね、書斎に通された。
A 7.13pt 7.32pt 3.49pt特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。
A 7.25pt 6.99pt 3.88pt国内篇2001年、新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、編集者から海外旅行特集の協力を頼まれ、事前調査のためネパールに向かう。
C 8.00pt 6.09pt 3.43pt元銀幕の大スター・片桐大三郎(現芸能プロ社長)の趣味は、犯罪捜査に首を突っ込むこと。
絶え間なき心理戦
(非澄)原題は“The Man In The Moonlight”。元祖精神科医探偵ベイジル・ウィリング博士のシリーズ第2弾が本邦初訳で登場。シリーズのメインキャストの「あの人」が今作で初登場。魅力的な容疑者のひとりのため知らずに読んだ方が(ミステリとしては)楽しめるが、知っていたら知っていたで感慨深いものがある。フォイル次長警視正は立ち寄った大学で殺人計画の書かれたメモを拾う。なにかの悪戯かと思われたが、直後構内で行われていた奇っ怪な心理学実験の最中に拳銃が消えてしまう。気になったフォイルがその晩再び大学を訪れると、予感が的中して生化学の教授が遺体となって発見された。日中フォイルと顔を合わせていたその教授は「絶対に自殺はしない」と断言しており、また現場から逃げ去ったとされる犯人の目撃証言は悉く食い違っていた。嘘をついているのは誰か? 動機は一体なんなのか? そして謎に包まれた被害者の過去とは? ウィリングはその観察眼で次々と謎を暴いていく。解説の鳥飼氏と言いたいことの多くが被ってしまうが、このウィリング博士ものの作品はいろいろなテイストのミステリが混じっている。特にサスペンステイストの強い作品と、正統派の本格ミステリが評価を得ることが多く、今作のベクトルはどちらかと言えば後者である。今作の一番の魅力は綿密に描かれた登場人物たちの腹の探り合い。作中延々と心理戦が続いており、ユニークな登場人物の魅力が引き立つ要因となっている。また心理学(或いは精神医学)的な何かを取り入れたとされるミステリは古今東西枚挙に遑がないが、それらには首を傾げたくなるようなものも多い。その点今作はなかなかに誠実な出来のように思われる(もちろん無理くりこじつけていて説得力がない部分もないとは言わないが)。ド派手は展開はないものの、本格の名手マクロイ、さすがの安定感である。探偵役に個性がなさ過ぎるという指摘もあるし、事件自体も地味だったりするが、意外な手がかりに奇妙な事件、めまぐるしく変化する時代背景を色濃く受ける美しい筆致、不思議な中毒性があってまだまだ止められそうにない。