斜め屋敷の犯罪



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初公開日(参考)1982年02月
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長編小説

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改訂完全版 斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫)

2016年01月15日 改訂完全版 斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫)

北海道の最北端・宗谷岬に傾いて建つ館―通称「斜め屋敷」。雪降る聖夜にこの奇妙な館でパーティが開かれたが、翌日、密室状態の部屋で招待客の死体が発見された。人々が恐慌を来す中、さらに続く惨劇。御手洗潔は謎をどう解くのか!?日本ミステリー界を変えた傑作が、大幅加筆の改訂完全版となって登場!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.09pt

斜め屋敷の犯罪の総合評価:7.44/10点レビュー 135件。Aランク


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全33件 1~20 1/2ページ
No.33:
(9pt)

バカミス系統

バカミスと良く言われるけど凄くインパクトのあるバカミスです。まさかそんな事だったとはと思うこと間違いないなしです。事件の話な背景自体も面白かったので中弛みなく読めました。

MEI
GD5UZMNE
No.32:
(7pt)

斜め屋敷の犯罪の感想

凝りすぎ。
好きな人は好きなんだろうけど…。

kmak
0RVCT7SX
No.31:
(6pt)

斜め屋敷の犯罪の感想

初めからこの人が犯人だろうと予想し,その通り終わってしまったので,犯人捜しという意味でのインパクトはほとんどないです.
ではそのトリックはどうか.これは正直マニアック過ぎだと思います.ここまでしつこく図面と睨めっこさせられることを望んでいる人は,今時少ないのではないでしょうか.
残念ながら,時の隔たりを感じざるを得ない作品という印象でした.

マー君
S2HJR096
No.30:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

斜め屋敷の犯罪の感想

トリックは良かったが、物語としてはちょっと

mick
M6JVTZ3L
No.29:7人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

斜め屋敷の犯罪の感想

無能な警察の馬鹿な会話が長すぎて飽きる。
探偵はつまらない。
クローズドサークルでないのに
人が死んだら
まして殺人なら
いつまでもこんな所にいないだろう。
社員が死んだら会社が動くのでは
と つっこみを入れながら読む。
登場人物と泊っている部屋と屋敷の構造図を
何回もみながら読み進める。
犯人はわかる。動機は後でどうとでもなる。
密室の謎だけが命の作品。
全体的につまらない話だった

jethro tull
1MWR4UH4
No.28:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

斜め屋敷の犯罪の感想

30年以上振りの再読。しかしメイントリックと犯人は覚えておりました。去年読んだ物でもすっかり忘れてしまう昨今、いかにインパクトが強かったのか、が偲ばれます。とにかく屋敷の構造が余りにも複雑で、図解を常に確認しないと何処で何が起きているのか把握出来ません。さて、本格ミステリーの金字塔、新本格ブームの礎たる本作ですが、今読み返すと個人的な評価は…微妙。しかし島田御大は、あくまでも島田御大のみが許される地平に一人立っている。バカミスとか言って失笑してはいけない、他人がマネしてもいけない。超越。改めてそう感じた。

なおひろ
R1UV05YV
No.27:
(5pt)

傾いてるね~

 
 北海道は宗谷岬、斜塔どころか屋敷も傾いてる「流水館」。 リッチなクリスマスパーティの夜に起こる密室殺人、奇怪な現場と珍妙な館の真相は。。。

 御手洗シリーズの2作目。 まぁあまり登場してこないけど・・これはこれで探偵ものあるあるである。  読者に対する驚天動地のトリック、作者視点では博打的な作品かもしれない、★は5つ。

 
 

りーり
9EDFH0HC
No.26:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

この奇想天外なトリックを受け入れられるかどうか

綾辻行人氏の館シリーズの原点と言える作品で有名な本書。今更の初読みだが、評価は良にしておく。
一番評価が分かれるポイントは、この奇想天外なトリックを受け入れられるかどうかにかかっている。
今現在で読んでしまうとチープな感じが否めないが、発行当時に読んでみたかったというのが反省点だ。
そしてこのトリックを推理するネタは随所にちりばめられているので、一字一句真剣に読む必要がある。
些細な事柄でも重要なヒントになっている場合がある。
まさか、本のタイトルも謎を解く鍵になっていたとは!

中盤の菊岡とクミ、金井夫婦の罵りあいで笑いが起こってしまったのには驚いた。
御手洗の登場は後半になってからなので、薀蓄合戦は控えめになっている。

とにもかくにも、「このトリックを推理せよ」のところで看破できた方はいるのだろうか。トリックの素晴らしさだけでこの点数でしょう。
減点は殺人動機だが、凄いトリックの影に隠れて、マイナスは抑えられた印象。
最後に、冒頭の館の見取り図を見返す機会が多いので、ここにも栞を挟んだ方が読み易い。

yoshiki56
9CQVKKZH
No.25:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

最高峰のトリックをあなたに。

またもや、読者に挑戦状を送ってきました。
ただただ、この謎は解けないと思います!
わたしの中でTOP3に入る名作です。
トリックもさることながら、ちゃんとわかるように伏線が書いてあります。
正直犯人まではわかると思いますがトリックがわからない!

おすすめの一冊です。
※この本を読む方はシリーズ一作目の占星術殺人事件を先に読むことを強くお勧めします。

▼以下、ネタバレ感想

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マビノギオン
ETOPY8N1
No.24:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

物理トリックの最高峰でしょうか?

とにかく凄いトリックが見たい!
って人にはトリックで驚くためだけにも読む価値アリでしょう。

ちなみにクローズドサークルに分類されてますが別にクローズドサークルではないですよね?
殺人が起こってから警察が普通に捜査に来てるし、探偵の御手洗なんか後半からの途中参加だし。

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
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(6pt)

斜め屋敷の犯罪の感想


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カミーテル
MCFS6K6O
No.22:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

斜め屋敷の犯罪の感想


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conejo
ZYHEZN1P
No.21:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

爽快感ある解決

トリックを知った時には、少し非現実的にも感じますが、その気持ち良さに清々しくなりました。登場人物が多く、斜め屋敷の構造を把握するのに時間はかかりますが、すぐに物語に浸ることができると思います。

この作品の楽しいところは、一見どうでも良さそうなことを長々と書いてるのかと思ったら、しっかりとヒントを伝えてくれているというか目と鼻の先に突き付けてきているところですね。まさに「読者への挑戦」でした!

陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.20:
(8pt)

動機がひどい


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ヘッポコ屋敷嬢
XG82ACXM
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(7pt)

なにゆえ斜め屋敷なのか

発想は奇想天外ですが少々現実味がないようです。

わたろう
0BCEGGR4
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(9pt)

好き嫌いはあるでしょうが


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みたらし
S9NVQ4H1
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(7pt)

シリーズ物として読むべき1冊

さて『占星術殺人事件』で颯爽と登場した御手洗潔だが、第2作目の本書は本格ミステリの王道とも云うべき館物だ。そして奇想島田氏はやはり普通の館では勝負を仕掛けない。タイトルにあるように全体が斜めに傾いだように建てられた斜め屋敷なのだ。この斜め屋敷、その特異な建てられ方故に滞在する人は遠近感がとりにくいという錯覚を覚える。よく遊園地などにあるびっくり舘と名づけられたアトラクション内で見られる、同一線上に立った大人と子供の背の高さが逆転するというあれだ。そんな話が本作には盛り込まれているのだが、実はそれこそ島田氏のミスリード。この館が建てられた目的こそ、ここで起きる殺人事件の真相に大いに関わっているのだが、これがもう唖然とする。常人であれば理解できない目的だ。この真相ゆえに「世紀のバカミス」とまで云われているが、この評価は致し方あるまい。恐るべき執念というよりも金持ちの道楽としか・・・おっとこれ以上はネタバレになるのでよそう。

本書に関する評価は案外高いが、私はこれに首を傾げてしまう。確かにこのトリックは読者の想像を超える物だが、ミステリとしてどうかと問われれば、佳作かなぁと思う。あの『占星術殺人事件』に続く2作目として発表された御手洗物という称号がどうしても付き纏う本書は、前作と比べざるを得ない運命にある。それと比べるとなんだか普通に物語は流れ、結末までミステリの定型を保って進行する。物語としての熱が前作に比すると減じているように感じるのだ。確かに誰しも初めての小説というのは今後の人生を大きく変える分岐点と成り得る可能性を秘めているのだから、自然、気迫がこもるのも無理はないだろう。しかし作家には1作目よりも2作、3作目としり上がりによくなる作家もいるわけで、そういったことを考えれば、この作品はもう少し推敲すべきではなかったかと思う。しかしこれは単なる私の個人的な嗜好によるものなのだろう。過去何度も行われたオールタイムベストでも100位以内に本書は選ばれているのだから。

あと、意外に他者の感想で語られないのは本書の文体。前作が通常の物語の文章に加え、冒頭のアゾート製作の手記、そして最後の犯人の告白文と複数の文体を駆使していたのに比べ、本作はなんだか文章が幼いような印象を受けた。小学校の教科書で読むような物語の文体、極端に云えばそんな感じだ。しかしネットで色々な感想を読んでもそのことには触れられていないので、もしかしたらこれも単純に私の嗜好によるものなのかもしれない。
本書でも犯人や塔の模様の謎(これは簡単だったね)は解ったものの、トリックは解らなかった。ただ本格ミステリでは真相が明かされた時に読者が感じる思いは概ね4種類に分かれると思う。

1番目はそのロジック、トリックの素晴らしさに感嘆する物。これこそが本格ミステリの醍醐味である。
2番目は解らなかったものの、特段感銘を受けなく、なるほどねのレベルで終わる物。ほとんどこのミステリが多い。
3番目は解らなかったものの、なんだこりゃ?と呆気に取られるもの。バカミスと呼ばれる作品がこれには多い。
4番目は真相が読者の推理どおりだったもの。これもまた作者との頭脳ゲームに勝利したというカタルシスが得られる。

で、本作はこの4分類のうち、3番目に当てはまる。しかしギリギリ許容範囲かなと思えるのが救いだ。実際本当にこのトリックが成り立つのか一度実験したいとは思うが。特に天狗・・・おっとヤバイヤバイ。
しかし雪上での殺人や屋敷の中での密室殺人など、好きな人には堪らない作品だと思う。また本作は後々のことも含めて、御手洗シリーズで読んでおいた方がいい作品ではある。その理由はここではあえて云わないでおこう。

Tetchy
WHOKS60S
No.16:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

建物の構造がとても複雑

自分の空間把握能力が低いのもあると思いますが、物語の舞台となる建物の構造がとにかく複雑で複雑で…。たまに構造が絵として書いてあるページに戻りながら読み進めてましたが、トリックを明かされても、そうだったのかー程度で感動はあまりありませんでした…。それよりも犯人の動機や、若い女2人の戦いのほうが興味深かったです。
それから御手洗潔が出てるくるまでが非常に長い!御手洗が来てからは物語がサクサク進むような感じがあり、笑える場面もあって好印象でした。

ritsu
PZBSUSRN
No.15:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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斜め屋敷の犯罪の感想

北海道の最北端、人里離れた高台にハマー・ディーゼル会長である浜本幸三郎がある館を建てた。
「流水館」と名付けられた館はなんと斜めに傾けて建てられていた。
わざわざ奇妙な館を建てた浜本は、客人を招き、クリスマスパーティを開いた。
その夜、奇怪な密室殺人が起きた。
どうやって密室殺人を起こしたのか。
しかし、問題はそれだけではなかった。
誰一人として動機がなかった。
困惑する警察に不安に陥る客人。
彼らをあざ笑うかのように次の惨劇が起きた―・・・

御手洗潔シリーズ第二弾。
本作は二つの大きな問題があります。
まず、「どうやって」殺したのか。
メイントリックは現実的かは別として、とても大胆で斜め屋敷の構造を上手く使っています。
もう一つは「なぜ」殺したのか。
登場人物はみな社会的地位云々以前に、面識自体があまりない状況です。
そのため、わざわざ手の込んだ殺人を犯す動機が全く見えません。
正直、「なぜ」も「どうやって」もわからなくても、犯人の予想はつきます。
しかし、最終的にこの「なぜ」が「どうやって」に繋がる辺りは面白いです。
また、御手洗の空気をまったく読まない動きが面白いです。
前作では独特なホームズ評をしていましたが、今回のワーグナー評も独特で面白いです。

しかし、不満点もいくつかあります。
まず、「読者への挑戦」が少々アンフェアな気がします。
何がアンフェアと感じるかはネタバレになってしまうのですが。
次に、御手洗の登場までが長すぎます。
無能な警察のだらだらしたパートが長く、御手洗の登場は2/3~3/4読み終えてからです。
御手洗が登場してからはハイスピードで面白いのですが、それまでが冗長です。
そして、これは島田荘司氏に非はないのですが、本作の関口苑生氏による解説に不満があります。
解説を先に読むか、後に読むかは人それぞれなのでしょうが、私は後に読みます。
本作を楽しみ、その余韻に浸ったまま、島田荘司氏や本作の解説を読みたいと思います。
しかし、本作の解説は最終的に「新本格」というか、実名を伏せているものの、綾辻行人氏への批判で締められています。
それは是非とも解説ではなく、自書でやっていただきたいです。

個人的に「なぜ」殺したのかが大きな問題となっているのが非常に面白いです。
トリックも前作に比べてしまうとつい地味な気がしますが、面白いです。
次作も読みたいと思います。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB
No.14:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

これは……

名作、名作と高評価される作品はたいがい期待し過ぎてがっかりすることの多い私ですが、これはおもしろかったです。
あり得ないだろ~! と建物の設定にツッコむことは可能ですが、おかげで雰囲気が出ているのも事実。
大胆かつユニークなトリックで、『名探偵コナン』が好きな人は特に気に入りそうな気がします。

非澄
MP0X59EF
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