(短編集)

御手洗潔の挨拶



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

7.00pt (10max) / 10件

6.80pt (10max) / 69件

Amazon平均点

4.32pt ( 5max) / 25件

楽天平均点

3.62pt ( 5max) / 144件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
9pt
サイト内ランク []B総合:383位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

5.00pt

67.00pt

10.00pt

15.50pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1989年11月
分類

短編集

閲覧回数7,576回
お気に入りにされた回数7
読書済みに登録された回数141

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

御手洗潔の挨拶 (講談社文庫)

1991年07月04日 御手洗潔の挨拶 (講談社文庫)

嵐の夜、マンションの十一階から姿を消した男が、十三分後、走る電車に飛びこんで死ぬ。しかし全力疾走しても辿りつけない距離で、その首には絞殺の痕もついていた。男は殺されるために謎の移動をしたのか?奇想天外とみえるトリックを秘めた四つの事件に名探偵御手洗潔が挑む名作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

御手洗潔の挨拶の総合評価:8.17/10点レビュー 35件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全10件 1~10 1/1ページ
No.10:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

御手洗潔の挨拶の感想

斜め屋敷の犯罪という名作を読んで何年経ったのか。
久々に御手洗シリーズを読みましたがかなり面白かった。
御手洗潔がこんなにも魅力的な人間だったとは。
探偵の中では一番好きかもしれません。

マビノギオン
ETOPY8N1
No.9:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

御手洗潔の挨拶の感想

御手洗潔シリーズ。4つの作品からなる本作。
御手洗シリーズは2作品目だが、前作では余り感じなかったが、今作で御手洗の魅力を感じることができた。
最初は何か鼻につく奴だなぐらいにしか感じなかったが、彼のことが興味深かく感じるようになってきた。

松千代
5ZZMYCZT
No.8:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

御手洗潔という男がよくわかる一冊

『御手洗潔シリーズ』の短編シリーズ第一弾。
四作いずれも短編でありながらそれぞれにトリックとドラマ、そして御手洗潔の魅力的な活躍が用意されており、実際のページ数以上のボリュームを感じる内容の濃い短編集です。

これを読めばとりあえず御手洗潔という男が如何に個性的で魅力的かということがわかる、まさに御手洗潔からの”挨拶”と言える一冊ですね。


以下個別ネタバレ感想です。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

マリオネットK
UIU36MHZ
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

御手洗の魅力溢れる短編集

なかなかの優れものの4つの短編。独特の大掛かりなトリックから、シンプルなものまでいろいろ楽しめました。なんと言ってもどれも御手洗の魅力に溢れています。中でも良かったのは3つ目の『紫電改研究保存会』。読み飛ばしてしまうところに仕掛けが!シンプルなだけに短編らしくて良かったです。

タッキー
KURC2DIQ
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

御手洗潔と島田荘司のファンになる

収録されている4つの短編、どれも面白かったです。「疾走する死者」は石岡視点じゃないのが、いつもと違って楽しく読めました。「数字錠」なんかは今後の御手洗潔シリーズの読書にも影響を与えてくれそうで、別の一冊を早く手に取りたく思っています。
でも1番面白かったのは「新・御手洗潔の志」。作品の映像化に対して述べるのかと思いきや、どうやらそこが中心でもない。島田荘司氏が日本について?なかなか言いにくいことを声を大にして言ってくれています。非常に共感しました、と同時に教訓としてこうは自分はならないぞ!と言い聞かせる内容でした。作家としてというより1人の人間としてファンになりそうです。

陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.5:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

御手洗初体験の短編集でした

本書が私の実質的島田作品初体験の作品である。それは私が大学1年の時だった。確かある月曜日の社会学の講義の際にいつもつるんでいた友達のうち、O君が読んでいた本がこの作品だった。なにげに「何、それ?面白いの?」と聞いたところ、「読んでみる?俺もう読んでるからいいよ」と云って貸してくれた。
その授業は本書の最初の1編「数字錠」を読むことに変ってしまった。

結論を云えば、なかなか面白かったというのが本音。それよりも文章の読み易さにびっくりした記憶がある。先にも書いたが、当時私は久々に読む推理小説にブラウン神父シリーズを読んでおり、その読み難い文章に「こんなもんなんだろう」と思いつつ、難解な文章を読み解くことがあえて読書の愉悦をもたらすのだ、と思っていたが、本書を読んでから、実はそれがとんでもない間違いだと気づいた。御手洗と石岡が依頼を受けて捜査するその過程は臨場感があり、云ったことのない東京や横浜の街並みも、異国の風景描写より遥かに理解しやすかった。
その90分の授業で読み終わったのはこの1編のみ。「面白かった!」といって返しそうとしたら、貸してくれるというので遠慮なく借りることにした。思えばこの時既に彼の策略にはまっていたのだ。

で、本作の感想は上の評価の通り。普通に面白いといったところ。一般的に評価の高い「数字錠」だが、私はあまりそれほど感銘を受けなかった。後で御手洗シリーズに没頭しだして、この作品以降、御手洗がコーヒーを飲まなくなったのを改めて知った。

私にとって本書の目玉は2編目の「疾走する死者」である。これはもう御手洗の演奏シーンの素晴らしさに大いに魅了されてしまった。文字で書かれた演奏シーンから超絶技巧のギタープレイが奏でる爆音が、流麗なフレーズが聴こえてくる思いがした。いや実際頭の中では音楽が駆け巡っていた。この作品での御手洗のカッコよさは随一である。
満足の体で読了した私は本を返す際に「他にもない?」と訊いたのは云うまでもない。そしてそのとき既にO君の手には『占星術殺人事件』の文庫が握られていたのだった。

Tetchy
WHOKS60S
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

御手洗潔の挨拶の感想

御手洗潔シリーズ第三弾。
そしてシリーズ初の短編集です。
「数字錠」「疾走する死者」「紫電改研究保存会」「ギリシャの犬」の四作品になります。
短編集なので、長編に比べると物足りないかもしれません。
しかし、他作家さんの短編集と比べれば、十分濃い内容だと思います。
密室ものや誘拐もの、そして御手洗潔シリーズらしい奇想天外トリックと、バラエティに富んでいます。
他の方の感想を読むと、「数字錠」と「疾走する死者」が人気のようですが、他二作も面白いです。
個人的には「紫電改研究保存会」が短いながらスッキリ推理され、読後感が良く好きです。

ミステリ短編集として十分良作なのですが、本作はそれより、御手洗潔の人となりがメインと感じます。
御手洗潔はどのような人種にどのように接するのか。
他者から見て御手洗潔とはいかなる人物か。
そして、著者は御手洗潔をどのように生み出し、想いを託しているか。
最後に「新・御手洗潔の志」が記されています。
著者の日本人論、特に日本人男性論が語られており、それに対する御手洗潔を通した反骨精神が語られています。
日本人論自体も面白いし、そのような考えの末に生み出されたキャラクターなのかと感心します。
その日本人論も昭和を生きた人と、現代を生きる人とでは違った見方をしそうです。
現在は上司のあり方や部下のあり方等々、様々な関係性がネット普及等に伴い変化しているので。

ミステリ短編集として十分に質が高く、面白い作品です。
しかし、本作は御手洗潔という人物の補完がメインだと思います。
そのため、あくまで御手洗潔シリーズファン向けの作品だと思います。

あんみつ
QVSFG7MB
No.3:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

御手洗潔の挨拶の感想

御手洗シリーズの最初の短篇集である。
「挨拶」とあるように、このシリーズ主人公である御手洗潔のキャラ補間の役割を果たす作品といえます。
この作品を読んでいるかいないかで、このシリーズの楽しみ方の幅に差が出てくる様に思えます。
例えば、御手洗と石岡がコーヒーを飲まない理由なんかがそうですね。
即ち、御手洗シリーズファンであれば読んでおくべき作品と言えるのではないでしょうか。

4本の短篇が収録された短編集ですが、暗号あり、読者への挑戦状あり、ほろっとさせる作品もありとなかなか楽しめます。
個人的に好きなのは「数字錠」かな。 この「数字錠」の存在だけで星1つ増量。 そういうレベル。
「疾走する死者」はその大掛かりな仕掛けから最も御大らしい作品と言えますが、後の作品に似たトリックを使用した作品がありますね。
個人的に短篇集は読み応えを感じる事ができないので好きではないのですが、この4本は比較的内容が濃いです。

梁山泊
MTNH2G0O
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

御手洗潔の挨拶の感想

4編の短編が収録された短編集。特に『数字錠』は奇人御手洗の人間らしさを垣間見ることができる良い作品だと思う。しかし、『疾走する死者』では何の証拠もなく、御手洗の推測だけで容疑者を逮捕する警察とはいかがなものかと思ったりもして、トータルでは☆6です。

BOY
IM7XWAPW
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

御手洗潔の挨拶の感想

どれも面白かった短編集!
特に「疾走する死者」は凄い!不可能犯罪を解決するこの大トリックは驚いたよ!

えんじ
VGV1LYIG
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!



その他、Amazon書評・レビューが 25件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク