水晶のピラミッド



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初公開日(参考)1993年12月
分類

長編小説

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水晶のピラミッド (講談社文庫)

1994年12月07日 水晶のピラミッド (講談社文庫)

エジプト・ギザの大ピラミッドを原寸大で再現したピラミッドで起こる怪事。冥府の使者アヌビスが500年の時空を超えて突然蘇り、空中30メートルの密室で男が溺死を遂げる。アメリカのビッチ・ポイントに出現した現代のピラミッドの謎に挑む名探偵・御手洗潔。壮大なテーマに挑んだ本格推理の名作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

水晶のピラミッドの総合評価:7.13/10点レビュー 32件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(4pt)

全体的にイメージしにくい

読んでみてつまらないことはなかった、というより普通に面白く読めた。古代エジプトとタイタニック沈没のストーリーがどのような意味を持つのか、どのように絡んでくるのか、ワクワクさせられたのと、それ自体が十分に読み物として面白かった。
残念なのはミステリの部分。ピラミッドがどのような構造なのか全く頭に浮かばなかった。もっと日本語の選び方があるだろうにとも思ってしまった。全く伝わってこない。
事件の決着としては、なるほど幻想的な内容をしっかりと論理的に説明できているのは島田氏らしく素晴らしいが、今作ばかりは針小棒大に感じてしまった。それだけ夢とロマンの詰まった一冊としては、世界観を否定はできないが。

陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

時空と世界を駆ける壮大なるバカミス(?)

『御手洗潔シリーズ』の長編作第5弾。
前作『暗闇坂の人喰いの木』も事件が戦前から戦後の時代、さらに舞台が日本とスコットランドを股にかける壮大な作品でしたが、今回は前作をさらに時間的にも空間的にも、そしてドラマ的にも全てにおいてスケールアップさせたような壮大な物語です。

まず作品構成からしてかなり独特で、序盤は古代エジプトを舞台にナイル川に住んでいた少女と若きファラオの物語と、1914年・大西洋に沈む運命のタイタニック号の船上での様子が交互に進行します。
まず冒頭200ページ読んだ時点では誰も『御手洗潔シリーズ』とわからない。それどころかミステリーとさえわからないような作りです。
この時点で人によっては「御手洗潔シリーズが読みたいんだよ!」「本格推理小説が読みたいんだよ!」と拒否反応が出るかもしれませんが、私としてはどちらも独立して魅力的なストーリーであったため楽しむことができ、またこの2つの物語と現代の御手洗潔がどう交わっていくのか序盤から作品に引き込まれました。

200ページを越えた所でようやく、物語は20世紀のアメリカに時代と場所が移り、前作に引き続き、シリーズのヒロイン役となるレオナが登場します。
このレオナも割りと好き嫌いが別れそうなキャラクターかなと思いますが、個人的には好きです。
強気でプライドが高く、ともすれば自己中心的で高慢な女性に映るのですが、実は結構Mっぽい所が好みですね(笑)

今回の事件の本当の主要舞台となるのはアメリカ南部のとある岬に建てられた、エジプトの最も有名で巨大な「クフ王のピラミッド」を上半分を透明にした上で実寸大で再現して作ったという、とんでもない建物。
(本当にアメリカ国内にそんなものが建てられたら、本物のピラミッドに劣らぬ観光名所になっちゃいそうですが)
宗谷岬の「流氷館」も個人が建てたものとしては極めてユニークで凄い建物でしたが、流石アメリカはスケールが違うと感じてしまいます(笑)

そして、そこで奇怪な殺人事件が発生し、地元警察はもちろんアメリカの探偵も皆お手上げの状態となった所で、事件に巻き込まれたレオナが助けを求める形でようやく御手洗が登場するのは、400ページを越えてから。しかも鬱病での登場です。
しかしいざ動き出せば相変わらずのスーパーマンっぷりです。

事件現場のアメリカに向かうのはもちろん、その前に「本物」のピラミッドを見るためにエジプトにも向かい、前作に続き御手洗一行の旅行記も楽しむことが出来ます。

極めて壮大で豪華な作品なのですが、悪い部分も多々あり、人によっては(特にあくまで本格推理小説として見れば)駄作と断じられてやむなしと感じる作品ですが、個人的には単純にエンターテイメントとして見るなら最高に面白かったです。
(その点も前作をさらにパワーアップさせたような作品という感想です)

ただその面白さも「ピラミッド」「タイタニック」そして「御手洗潔シリーズ」という元々あった魅力的な題材のブランドイメージのおかげという側面もあるかもしれませんね。


▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

色んな話がてんこ盛りの贅沢な作品

重厚長大という四字熟語がぴったりの、まるで辞書のような小説であったが、少しも疲労を感じさせなかった。リーダビリティに関してはもう云うことはないだろう。冒頭のエピソードから、結局事件には直接関係は無かったのだが、物語に幻想味を持たせるためのファクターとなる古代エジプトの挿話とタイタニックの挿話がそれ自体1つの短編として機能するほどの質を備えている。
よく考えてみたら、なんと贅沢な一冊なんだろう、これは!!

Tetchy
WHOKS60S
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

長い

けど、最初のミクルの話と、タイタニックの話は単体でも面白く読めた。
御手洗が出てきてからは割と一気読みだった。
7点。

▼以下、ネタバレ感想

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かいん
AGLSXFF0
No.1:
(3pt)

水晶のピラミッドの感想

一生懸命読んだ!解決の内容が理解できなかった・・・。ピラミッドとレオナの印象だけ残った。

えんじ
VGV1LYIG
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.27:
(5pt)

とても面白い‼️

エジプトピラミッドの謎と密室殺人との奇妙な繋がり。少し無理があるが、奇想天外の物語であった。
水晶のピラミッド (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:水晶のピラミッド (講談社ノベルス)より
4061817094
No.26:
(4pt)

前フリが非常に長い

僕が急ぎ過ぎなのかもしれませんが本編が始まるまで長かった。
不気味な化け物の話、古代エジプトの救われない話、タイタニックの話…
全体の1/3ほど読み終わり、ようやく本編でした。
僕みたいに我慢ならない方はこれらの話を読まなくても大丈夫です。

今回も変化球でした。
指名手配された人、金があるとはいえこれから辛すぎない?
水晶のピラミッド (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:水晶のピラミッド (講談社ノベルス)より
4061817094
No.25:
(4pt)

【注意!ネタバレしているかも!!作品の読後に読んでいただけたら嬉しいです】 感心、感動、そして疑問。

改訂完全版 暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫) に好感を持ち、解説で勧められていた本作品も早速購入。

夢中になって最後まで読みました。
壮大な歴史的世界観。石岡さんと同じように考え、松崎さんの魅力に惹き付けられ、御手洗さんと同じように考えられたとちょっと嬉しく思ったら突き放される。そのどれもが魅力的で、私は惹きつけられました
この後に松崎さんが出てくる「アポトス」の紙の本は絶版になってしまったのですね。読みたかったです。目が悪いので電子版は読めないのです。残念です。

以下、万一、目に触れてもネタバレにはならないようにわからないように伏字も用いて婉曲的に書きますが気になる方は読後に読んでいただけたらと思います。
・・・・・
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酸素が燃焼しても一酸化炭素(2C+O2→2CO)や二酸化炭素(C+O2→CO2)になるだけで酸素は消滅しても原子レベルでは存在するハズです。
また、熱による気圧の変化により、空間から抜けた分に◯◯が入ってくることがあるかもしれません。その場合でも熱量によって抜ける気体の量が変わるため酸素の割合とは無関係だと思います。またその場合に✕✕にも内向きの圧力がかかって開けられるのかなとも思いました。私の認識が間違っていたら申し訳ないのですが、その点がいまひとつ納得できませんでした。
水晶のピラミッド (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:水晶のピラミッド (講談社ノベルス)より
4061817094
No.24:
(5pt)

★★★★★

★★★★★
水晶のピラミッド (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:水晶のピラミッド (講談社ノベルス)より
4061817094
No.23:
(2pt)

一番やっちゃ駄目

島田先生の御手洗シリーズが好きで、久方ぶりに読んだのだが、やはり得心いかないので以下に記そうと思う。
この作品への不平不満は申し訳ないが枚挙に暇が無いと推察する。たとえば過去の話が長い、事件発生までが長い、御手洗登場までが長すぎる、など…。
まあそういった点は御手洗シリーズには珍しくないとして、私が最も疑問視する点、言い換えれば納得いかない点、より有り体にいうならふざけんなくそぼけ、と怒罵したくなる点がこの作品には存在する。
以下はネタバレになるゆえ注意されたい。
すなわち、ピラミッド脇に聳え立つ塔の密室の解答が、

「ああすみません、あの窓、はめ殺しと書きましたが実は窓枠ごと外れるんですよw」
と唐突に言われたに等しいからだ。
これマジ、絶対やってはいけない反則でないかしらん。
はめ殺し、と言ったからにはその出入り口は完全に殺された、とされるのが暗黙のルールだったのではあるまいか? 
いかに足跡が残っていたからといって、「いやー実は窓枠ごと外れるんすよw」とドヤ顔で言われたらその瞬間に壁投げではあるまいか…。
御手洗シリーズはバカミスではないので(そう信じたい)、本当にマジでこういった安易な手段は取ってもらいたくない。
水晶のピラミッド (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:水晶のピラミッド (講談社ノベルス)より
4061817094



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