ローズマリーのあまき香り
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3章・4章・5章はなくても良いような気がする。私はVideoを早送り視聴するほどせっかちではないが、この本を読んだ時間の半分は損をした気持ちになった。ありきたりの謎、ありきたりの解決・・ネタバレを欠くつもりはないがトリックは1章・2章で見当が付く。 | ||||
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ストーリーは面白かったが、本格推理という点ではどうでしょうか? トリック的には特に新鮮さは感じなかった。どちらかというと冒険小説みたいな感じだった。 興味深かったのは、近年ネット上でよく見られる反グローバリズム的な考えが御手洗潔の言動に見られること。時代の流れをとらえている点は評価したい。 | ||||
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申し訳ないが、後だしで双子でしたは今更無しでしょ。 高層階ビルの隠し通路で、同じテイストだと摩天楼の怪人の方がずっと良かったかな。ユダヤ教と日本との関係性もちょっと強引すぎるし、この謎がそもそも日本人にしか解き明かせないという設定にあまり納得はいきませんでした。。 | ||||
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読者をぐいぐい引き込む文章力は、さすが島田荘司。本筋からは少し外れかけながら社会問題や歴史などに対する自説を披露するのも、そしてそれが興味深いのも、いつもどおり。だが、後出しはいただけない。 島田荘司の初期の作品では、「ここで読者に挑戦する」と手がかりをすべて読者に開示したうえで謎解きをしたものだが、この作品では後出しが多い。 犯人とおぼしき者が初めて登場した時点で、「ああ、これが犯人で、たぶんこんな感じで進めたのかな」と、ごくぼんやり気付いた。そして、御手洗が解明したそのトリックも、「これ、過去作で読んだような」とデジャヴだ。 しかし、さすがに最重要な事実をラストまで伏せているのはアンフェアだ。この情報なしでは、読者はどうがんばっても解けない。なぜその存在を御手洗が知ったかも、明かされていない(私が読み落とした ?)。 島田荘司の正統派ミステリーとして読むとモヤモヤするが、あえてルールから外れた作品として割り切ると楽しめるかもしれない。トリックを知ったうえで、読み返したい。 | ||||
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「暗闇坂の人喰いの木」以降の作品が本格ミステリでないのは周知のことで、かつての傑作の数々を忘れられず島田作品を手に取り、結果肩透かしを食らった読み手は、仕方なく、ミステリー以外の要素に楽しみを見出すことになる。それは、ホラー的なモノであったり、冒険小説的なモノであったり、歴史時代小説的なモノであったり、疑似科学的なモノであったり、ノスタルジー的なモノであったり、雑学蘊蓄的なモノであったり、(恋愛的な要素は相変わらず苦手とみえる)、とにかくそういったモノで、間違っても、本格ミステリ的なモノではない。残念ながら。 本作にも様々な要素が入っているが、個人的には、「摩天楼の怪人」にも通じる終盤の高所恐怖症的なモノが一番刺さった。しかし、読みながら鳥肌が立った「摩天楼~」に比べればぬるいので、当然評価も下がることになる。 しかし、デビュー当初の作品に比べれば、文章の練度も、物語の組み立て方も、比べ物にならないほど熟練しているのに、本格ミステリ的なアイデアだけが枯渇してしまっているというのは、仕方ないこととはいえ、勿体ないことだ。もう、いっそのこと、ミステリ作家の看板を下ろしてしまったほうが、別ジャンルの傑作が生みだせるのではないだろうか。読み手としては、それでも一向にかまわないのだが。 | ||||
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