(短編集)
化石少女と七つの冒険
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作者の作品は前作「化石少女」とこの作品しか読んでいません。 前作のどんでん返しというかもやもやする真実もなんとも言えないお話でしたが、続編はさらに衝撃的というより嫌な気持ちになるお話。 元々イヤミスライクな作品を執筆されてる作者さんだったんですね。。勉強不足のこちらのミスです。 でもこのシリーズを「青春ミステリ」って形容するのは絶対違うと思うw | ||||
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ミステリだけで600冊ほど読んでいますが、ほとんどぶっちぎりでナンバー1です。 学園青春ミステリは新人からベテランまで世に溢れていますが、その作者達は本作を読めば読んだことを後悔して悔しがるでしょうし、読者たちには絶対に本作を読んで欲しくはないと願うでしょう。 唯一の弱点は、ミステリ上級者向けの諧謔がメインの前作『化石少女』を読んでいないと面白さが堪能できないことでしょうか。 とはいえ、本作を読むために前作を読む価値は十分すぎるほどにあります。 実は、同業者です。 小説のレビューは意図的にしてこなかったのですが、 本作にはその基礎力にも特異性にも度胸にも、総合品質として完敗ですし、 これを褒めなければ作家として看板を下ろすべきだと思ったので書きました。 この2巻まででアニメ化してほしいな。そして3巻も出てほしい。それは劇場アニメとかで。 もしそんな未来があれば、公開の前後で世界は変わってしまい、元に戻したくても戻らないでしょう。 直木賞作家でも無かったことにしたくなるような、究極の作品の一つであると思います。 | ||||
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青春には二面性があると思う。 初恋や友情など何かを獲得する反面、失恋や裏切りなど何かを喪失する。 後者も青春の一面だとするならば、本書も紛れもなく青春をテーマとしたミステリといえるだろう。 正直に言って、ミステリとしては個々の作品の質にバラツキがある。 が、結末に向かい、あるテーマに沿って第一章から周到に組み上げられている構成はお見事。 (なので、個々の作品は第〇「話」ではなく、第〇「章」となっているのでしょう)。 本書は、青春における喪失感をミステリとして表現することに成功した力作だと思います。 | ||||
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本作は、本格ミステリではなく、一種のファンタジー小説、あるいは現代物ライトノベルと捉えるべき。麻耶先生の意気込みは分かるが、ここまで突き抜けると、ある意味なんでもありになってしまう。そもそも二か月に一件殺人事件が起こる学校なんてありえないが、それはまあ他作品の例もあるから目を瞑るとして、アリバイ、トリック、ホームズ枠、ワトソン枠、犯人枠、ライバル枠、友人枠、etc...、出てくるもの全てがこれほど不確定だと、読む側も何を信じて良いのか、縋るべきものが何一つ無いのは困る。別に読みながら推理する興味は無いが、全てが疑わし過ぎて、肝心の最終章のサプライズ(多分作者さんの最大の狙い)も、”ふーん”、程度で全く驚けない。なにより、本作で最も嘆かわしいのは、まりあの魅力が全く伝わってこないということ。いったいどうしたことか。何があったのか。まりあがもっと輝いていれば、読後感も違っていたはず。恋に盲目になったとでもいうのか。些細なことではあるが、本作の女性の描き方も気になる。女性の人数はそこそこ多いが、馬鹿しかいない。或いは、まりあが分かったうえで惚けてているのかもと思ったが、やはりそうとは思えない。 そうはいっても「化石少女」より数倍面白いのは間違い無い。間違い無いが、ある意味努力の方向性を間違っている。本格ミステリの可能性を広げるのは賛成だが、破壊する方向に努力しては駄目だ。 次回作に、強く期待する。 | ||||
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帯や紹介文は☆-5 作品は★10 まずは素直に前作の化石少女(無印)を読んでからこちらを読むことをおすすめする。 頭がシャキっと冴えてるときに読まないと結構混乱するかも。 私も十代のときに、自分の認識では、自意識が肥大化し痛々しい言動をしていた経験があるため、かなりクるものがあった。 自称腹黒ワトソンさんの献身が痛々し過ぎて鬱勃起と黒歴史フラッシュバックを加速させる。 開けちゃいけない系の扉や箱を開くカタルシスってたまらないよね。 漫画は好き。でも、ミステリージャンルの小説のカバーでライトノベルっぽい?イラスト化されているのって正直ちょっと苦手。しかし、今回は読んだ後これはこれでかなりアリだなって気がしてる。 あと、書店員の方は店頭にあるこの本の帯がまだ残っていたら取り除いて下さい。 | ||||
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