清里高原殺人別荘
- クローズド・サークル (178)
- 清里高原 (1)
- 迷宮館 (2)
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
清里高原殺人別荘の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
笠井潔「オイディプス症候群」「霧越邸殺人事件」などからジレッタント趣味や高尚さを取り払ったような俗っぱいクローズド展開。その前提の犯罪の構造そのものをひっくり返すトリック(?)は見事。ただ、後年の新本格ものがもつ典型的人物造形、俗っぱい展開、文章やセリフのまずさが勿体無い。まるでへたな役者が舞台で演技しているかのようなセリフ回しがB級感を醸し出してしまう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大発掘コレクションと銘打っている通り、ベースは1988年刊行と36年前の作品。 ブラウン管のテレビや連絡はスマホではなくコード付きの固定電話。 時代を感じるな... 台詞の言い回しも何やら芝居掛かっていて、こちらも昔の作品ならではか、懐かしい。 物語は冬の清里。 何やら犯罪を犯したらしい5人の男女が清里のとあるペンションに逃げ込むところからストーリーは始まる。 大学生の彼らが逃げ込んだ先は、とある金持ちが息子のために建てたもので、無断で入り込んだ彼らに思い掛けない災厄が降りかかる。 その意外な結末は... 最後の最後で明かされる真相は、想像とは異なる...そう来たか。 途中覚えた違和感が最後に氷解。 一部、はっきりしない部分はありましたが、概ね満足かなと。 秋江嬢、結局、関係があったのか、空似か。 空似の方かな。 そこだけが引っかかる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
35年前、清里がまだ行楽地として賑わってたいた頃に発刊された作品の改訂、リライト版です。 ラノベコミック風の新装丁です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者の作品を手に取るのは「リア王密室に死す」に続いて2作目。 今回はいわゆる「雪の山荘」物で、閉ざされた空間で連続殺人が起きる。 完全に孤立した状態ではないので、殺人が起きた後で脱出することも可能なのだが、ある理由によってその場所にとどまらざるをえなくしているのは上手い。 また、真相はまったく予想だにしなかった内容で、完全に意表を突かれた。 ただし、一部の犯行についての実行手段が明示されていないのと、殺人の動機が個人的に釈然としなかったのは残念。 とはいえ、全体としてみれば、巧妙な伏線を散りばめた巧緻な本格推理小説だと思います。 蛇足ながら、一言。 「リア王」のときにも感じたが、解説での賞賛や宣伝コピーは少し大げさではないだろうか。 不遇の作家に光を当てたいという熱意や売りたいという出版社の事情も分からぬでもないが、期待値を上げ過ぎることで、かえってその作家の正当な評価を妨げる結果になることもあるのでは、と危惧しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
雪の山荘につどった六人の男女のあいだで起こる、不可解な連続殺人事件。まさに典型的な閉ざされた空間での謎解き本格推理だが、最後で見事な背負い投げをくらわされた。しかも、こんな方向からこんな格好で技をかけられるとは…。投げ飛ばされて前後の視界が逆転するなか、前半のあのエピソードもあの出来事も、なるほど伏線だったのかと、伏線の妙に感嘆しながら一本取られた快感にひたれた。『龍神池の小さな死体』ほど、人間ドラマとしての深みや特異な雰囲気を味わわせるほどの筆は凝らされてはいないが、そのぶん読みやすく、読み始めたら一気に終章まで読み進んでしまった。山荘もの、館もの、クローズドサークルもののお好きな方、スッキリ読めてシッカリ騙されたい方、オススメです。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 7件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|