人でなしの遍歴



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    初公開日(参考)2001年04月
    分類

    長編小説

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    人でなしの遍歴 (創元推理文庫)

    2001年04月01日 人でなしの遍歴 (創元推理文庫)

    体調が思わしくない、気力も湧かない。生きていても仕方がない―と半ば厭世観に囚われた篠原喬一郎は、三度命を狙われたとき甘んじて殺されてやろうとさえ思う。しかし、その相手だけは知っておきたいと、犯人候補者の許へ。狸親父が贖罪の巡礼を行う『人でなしの遍歴』と、孤高の学究生活を乱す虚栄心の強い妻を排除すべく“可能性の犯罪”を試みる『静かな教授』を併せ収める。 (「BOOK」データベースより)




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    No.1:
    (4pt)

    「人でなしの遍歴」・「静かな教授」

    2長編を収録。

    「人でなしの遍歴」☆☆☆
     3度も殺されかかった主人公は、自らの非道な過去を振り返りつつ、自分に恨みがありそうな人物をひとりひとり訪ねていく。

     6人の容疑者を訪ね歩く各章は、文体がキビキビしており、スピーディーな展開で、グイグイと読ませられる。
     
     誰に殺されるか分からずに死ぬのはイヤだが、それさえ分かれば、犯人がつかまらないようにアリバイ作りにも協力しようとうそぶく主人公が面白い。 

     終章までは大いに楽しめたが、犯人を特定する手がかりの出現が唐突なのと、非道な行いを繰り返してきた主人公がそれ相応の罰を受けることがないのが個人的な好みに合わず残念だった。

    「静かな教授」☆☆☆☆
    倒叙物。
    経済学の大学教授が、その妻を「可能性の殺人」により葬り去る。

    犯行方法としては、そんなに上手くかな?という疑問が残るが、失敗しても構わない「可能性の殺人」だから、それは良いとして、たとえ成功しても、すぐに露見するんじゃないかという犯行計画に脆弱さがあるように思えた。

    とはいえ、一章で殺人を遂行するテンポの良い書きだしで、その後も、視点人物を適宜変えながら、加害者と被害者の真実の姿を徐々に明らかにしてゆく過程は十分にサスペンスフル。

    探偵コンビや警部補の造形も際立っていて、会話も地の文も小気味よい。

    したがって、倒叙物にありがちな退屈さを回避し、間然としない展開である。

    しかし、「人でなしの遍歴」でも感じたことだが、クライマックスでもうひと盛り上がりに欠けるように感じられたのがいささか残念だった。
    人でなしの遍歴 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:人でなしの遍歴 (創元推理文庫)より
    4488429041



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