氷柱



    ※タグの編集はログイン後行えます

    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    0.00pt (10max) / 0件

    0.00pt (10max) / 0件

    Amazon平均点

    4.00pt ( 5max) / 3件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    0pt
    サイト内ランク []-
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)1963年01月
    分類

    長編小説

    閲覧回数3,598回
    お気に入りにされた回数0
    読書済みに登録された回数1

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    氷柱(つらら) (創元推理文庫)

    2001年02月01日 氷柱(つらら) (創元推理文庫)

    架空の都市雁立市に住む風変わりな男―名は小城江保、人呼んで氷柱―が、ある日遭遇した少女の轢き逃げ事件を契機に、自身が途惑うほどの情熱に衝き動かされて犯罪行為に手を染めていく過程を描く曠古のクライム・ストーリー『氷柱』と、入院中の元刑事「おやじさん」が見舞に来る「おれ」から話を聞いてベッド・ディテクティヴを務める『おやじに捧げる葬送曲』を併せ収める。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

    氷柱の総合評価:8.00/10点レビュー 3件。-ランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    現在レビューがありません


    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.3:
    (4pt)

    氷柱/おやじに捧げる葬送曲

    <氷柱>☆☆☆☆
    世捨て人のような、両親や親類の遺した財産で何不自由なく暮らす男が、ある事件に遭遇したことをきっかけに、法の手の及ばない権力者を処罰していく犯罪小説。

    孤独で虚無的な主人公の造形が素晴らしい。
    また、ストーリーは小気味よく進み、乾いたタッチの文体も良い。

    まるで良質なフィルムノワールを観ているような感覚になる。

    ただし、結末が弱いと感じた。
    捻りを試みているが、トリックを含めてやや無理がある印象。

    傑作になり損ねた秀作といったところか。
    氷柱(ツララ) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:氷柱(ツララ) (講談社文庫)より
    4061833065
    No.2:
    (4pt)

    確かに不満が残る

     東京創元社文庫から出ている多岐川恭・復刊シリーズの第3弾。
     『氷柱』と『おやじに捧げる葬送曲』の2つの長編が収められている。532頁という厚さである。
     『氷柱』は、1956年に河出書房が『探偵小説名作全集』の別巻として書き下ろしを募集したときに第二席となったもの(第一席は仁木悦子『猫は知っていた』)。その後、河出書房新社(1958年。 1963年に「ある脅迫」と合本で再刊)、春陽堂書店(1963年)などとして出ている。
     得意なロマンチシズムで、非常に魅力のある物語だ。主人公の造形、彼の行動についてのアイディアが面白い。もうひとひねりすれば、傑作になったろうと思う。トリックがいまいちなのと、結末に大きな不満が残るのが欠点。
     『おやじに捧げる葬送曲』は、1984年に講談社から出たもの。これまた人物の魅力が素晴らしい。「真相」が徐々に明らかになっていく過程も興味をそそる。しかし、やはり欠点も多い。話に無理があるし、ストーリーとしてスッキリしない。特に前半部分は不要ではないかと思う。
     ミステリ作家としてよりは、時代小説で活躍した人だが、おそらく、その選択は間違っていなかったろうと思う。
     とはいえ、人物や雰囲気を味わうだけでも、本書には読む価値がある。
    氷柱(ツララ) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:氷柱(ツララ) (講談社文庫)より
    4061833065
    No.1:
    (4pt)

    確かに不満が残る

    東京創元社文庫から出ている多岐川恭・復刊シリーズの第3弾。
     『氷柱』と『おやじに捧げる葬送曲』の2つの長編が収められている。532頁という厚さである。
     『氷柱』は、1956年に河出書房が『探偵小説名作全集』の別巻として書き下ろしを募集したときに第二席となったもの(第一席は仁木悦子『猫は知っていた』)。その後、河出書房新社(1958年。 1963年に「ある脅迫」と合本で再刊)、春陽堂書店(1963年)などとして出ている。
     得意なロマンチシズムで、非常に魅力のある物語だ。主人公の造形、彼の行動についてのアイディアが面白い。もうひとひねりすれば、傑作になったろうと思う。トリックがいまいちなのと、結末に大きな不満が残るのが欠点。
     『おやじに捧げる葬送曲』は、1984年に講談社から出たもの。これまた人物の魅力が素晴らしい。「真相」が徐々に明らかになっていく過程も興味をそそる。しかし、やはり欠点も多い。話に無理があるし、ストーリーとしてスッキリしない。特に前半部分は不要ではないかと思う。
     ミステリ作家としてよりは、時代小説で活躍した人だが、おそらく、その選択は間違っていなかったろうと思う。
     とはいえ、人物や雰囲気を味わうだけでも、本書には読む価値がある。
    氷柱 (1963年) (春陽文庫)Amazon書評・レビュー:氷柱 (1963年) (春陽文庫)より
    B000JAGKT6



    その他、Amazon書評・レビューが 3件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク