タラント氏の事件簿
- 幽霊 (229)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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帯の『クイーン絶賛』に惹かれて買った短編集。乗る人を死に追いやるボート、博物館から消えた古写本、屋敷内に現れる幽霊など、どれも謎は魅力的。が。どれも解決の理屈は分からないでもないのですが、イメージしにくい解決が多く、どこかに図とか、絵とかで説明があれば説得力があるのでしょうが。。自分の理解力、創造力のなさか、作品の問題か、ちょっと残念な作品でした。 | ||||
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いわゆる、探偵タラントとジェリー・フィラン兄妹、ジェリー夫妻との一連の冒険談。短編集ですが、いわゆる連作短編集。内容は、密室からの消失、幽霊、古写本の消失、竪琴の消失と不可能犯罪のバラエテイーですが、「釘と鎮魂曲」にあるようにトリック自体はオーソドックスです。しかし楽しめました。作者は、ラブロマンスもお好きなようで、「現れる幽霊」「最後の取引」などは、心温まるお話です。タラントの職業や生い立ち、身なりはほとんど語られていませんが、ほかのキャストとの関わりから素敵な人間性が表れていて好感がもてますね。ミステリーを超えた人情味あふれる冒険談ですね。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ポアロやフェル博士の事件簿…のような本だと思って読むと、段々と「あれ?」「ん?」となるでしょう。所謂「本格推理」短編集ではありません(全く違うわけでもないんですが…)。カーやクイーンが登場するよりもう一世代前の、怪奇と冒険が程良く混ざった「ミステリー」の味が濃いです。(でもどちらかというとフランシス・チャードやカーナッキ、フラクスマン・ロウのお仲間?) 「第四の拷問」の真相にはなんじゃそりゃあ!となりましたが(笑)、なんかこの本の中では一番ワクワクしました。お気に入りかも。 有名な「最後の取引」では幽体がどうの、オーラがどうのというネタがアレコレ語られますが、眠くなるのでそのへんはすっ飛ばしてOKです(ストーリーを追うのに支障なし)。作者はどうもそういうのが好きだった人みたいですね。 | ||||
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最後の一編がもう一つで有ったのを除けばよかった。久々に面白かった。 | ||||
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導入部は、かなり良いと思う。読者を引き込むような魅力的な謎が提示される作品が多い。しかし、結末は、どれも肩透かし気味。古き良き時代のミステリーの雰囲気を好まれる方には、おすすめできる短編集。 | ||||
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面白くて読み応えがあります。 | ||||
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最初の事件の当事者で家族で親しくなるフィランを語り手に、 呪いや幽霊といった超自然が関わっているように思えたり、不可能に見える事件などを、謎に惹かれる紳士トレヴィス・タラントが解決していく短編集。 ミステリとして出ていますし、設定だけなら「サイモン・アークの事件簿」を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実は「幽霊狩人カーナッキの事件簿」の方に近い印象です。 実に私好みなことに、見せかけのオカルトが暴かれる話だけでなく、現実的な解決を踏み越えてしまう話も存在するからです。 いわゆる心霊主義のような主張を肯定する展開の話、謎の解決に未確認生物を出してくる力技の話、現代の技術では再現不可能な発明が重要なアイテムとなる話なども混ざっているのです。 もちろん、こういうものを嫌うミステリファンもいるでしょうが、逆にいえばクラシックな(書かれたのは1930~1950年頃)怪奇ファンにも一度読んで欲しいと思える短編集でした。 | ||||
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