警官の証言
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イギリスの田舎の大きな屋敷で、暗号を解きながらの宝探し中、殺人事件が起こる。邸内には過去に曰くありげな人物達もおり、誰を信用して良いのやら。 暗号というホームズ以来の、如何にもミステリーと言わんばかりの道具仕立てと言い、また、イギリスの大きな屋敷で宝を狙っていそうな怪しい人物達に 囲まれた状況と言い、舞台設定は十分にスリル満点だし、実際にハラハラしながら楽しく読める。読み物としては秀作の一つでしょう。 しかし、犯人の解明やトリックには問題があります。先ず、犯人を名指ししていく一連の論証はやや弱く、幾らかの適当さが見られます。但し、それは推理小説では よくあることなので、それだけなら他に比べ特に批判することはしませんが。しかし何より問題なのは、ウリにされている筈の密室トリックです。 今まで読んだ中で密室トリックの中で、最もバカバカしいチープなものの一つでした。 ちなみに、一見似た様なレビューを『血染めのエッグ・コージイ事件』にも書きました。しかし比較してみると、エッグ・コージイはトリックがブッ飛んでいるため面白く 、バカ・ミス(おバカ・ミステリー)の極みの様な作品なので、そういう意味では評価できます。一方、この『警官の証言』は、バカ・ミスの様なユーモア路線にすら あまりなっておらず、トリックはひたすらバカバカしいという感想しかなかったため、エッグ・コージイとはこの点で大きな違いがあります。 むしろこちらはマジメに書こうとして、せっかくの魅力的な舞台設定を活かせずトリックで失敗してしまっただけとしか思えませんね。 そのため、この小説にもエッグ・コージイと同じ星3つを付けましたが、それはこの小説も読み物としては面白いので2を付ける気にはならなかったからで、 私としてはエッグ・コージイの方が格上だと思います。そもそも話として全体的に、エッグ・コージイの方がスリリングで面白かったですし。 | ||||
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