アプルビイズ・エンド
- 怪奇ミステリ (9)
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小説を見立てたような事件が起こるという本作。 文学作品の引用は多いですがストーリーに特に影響はなく、また文章自体もまあまあ読みやすいです。 謎に対する解答は最後の最後まで予測がつきませんでした。 はたして真相は意外かつ説得力あり。なかなか面白かったです。 | ||||
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作者のマイケル・イネスは、オックスフォード出身のシェークスピアを専門とする学者という側面をもつ。数多くのミステリーを書いているが、日本では江戸川乱歩に見出されて以来、邦訳はデビュー作の『学長の死』、『ハムレット復讐せよ』『海から来た男』の3作のみという状態が長く続いた。高踏的で難しい作家と思われていたからだ。 本書は初期の代表作ともいうべき "Appleby's End" (1945)の翻訳。イギリスの作家H・R・F・キーティングはミステリ名作100選のうちに数え、イネスが創造した探偵役であるスコットランド・ヤードの警部アプルビイが登場するシリーズの1つだ。今回はアプルビイが地方警察に呼ばれた先で事件に巻きこまれるパターン。表題はE・M・フォースター『ハワーズ・エンド』をもじっているのではと思うが、わからない。本作ではアプルビイが、心ならずも自分の名のついた駅「アプルビイズ・エンド」に到着することになっている。 アプルビイを始めとする作中の人物が文学作品の一節を引用する癖、学者ぶったところは、私にはユーモア作家ウッドハウスの『ジーブス・シリーズ』を思い出させて、親しみをおぼえる。謎解きのための伏線、プロットの構成もしっかりしていて謎に次ぐ謎、思いがけない事実の連続であれよあれよという間に大団円まで連れて行かれてしまった。他のアプルビイ・シリーズを早く読みたくなりました。 | ||||
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