パニック・パーティ
- ロジャー・シェリンガム (10)
- 孤島 (123)
- 疑心暗鬼 (54)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点8.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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状況が状況だけにそりゃあ皆パニックになるよ。おまけに問題発言した当の本人が死亡すればなおさらだ。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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アントニイ・バークリーにハマり読みまくっての本書。孤島に取り残された15人、という設定からして王道ではあるが興味津々のミステリーで一気に読んだ。とにかく一人ひとりの人物描写がここでも優れていて、後半意外な活躍をする人物が出てきたりと楽しいこと。推理小説としてはいかがなものかという疑問があるが、ロジャーものの大団円にふさわしい作品でした。 | ||||
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どなかたも指摘されてらっしゃる通り、これはサスペンス小説というか心理小説です。アイロニーなテイストやひねくれた結末はバークリー特有のものではあるのですが、推理小説としては論理的とは全く言い難い。 孤島に隔離された様々な人々の人間心理というシチュエーションは面白いのだが、事件そのものも展開もつまらなくて冗長。バークリーの作品としては言及されることが少ない作品とあとがきに書いてあるが、読み手が困惑してどう評価したらいいのか戸惑うのだろうと思う。 この作品に★を4個つけると、彼の他の作品が評価しづらくなるので★3個が妥当かな。 | ||||
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今までのシェリンガム物は、独善的で自信家というキャラクターが、「最上階の殺人」や「ジャンピング・ジェニィ」のように、魅力的なプロットや推理に貢献していたように思います。 しかし、本作のシェリンガムは、分別のあるモラリストでジェントルマンという設定で、これまでとはまるで別人のよう(暴力をふるう場面がありますが、それもやむをえない状況なので、帯文や解説にあるような「暴走」とは言えないと思います)。 周囲の人間のほとんどが常軌を逸していくため、主人公たるシェリンガムを上記のようなキャラとして設定するのは物語上の必然かもしれませんが、結果としてシェリンガム物としては異色でも、普通のサスペンス小説になってしまったかなという印象。 クセの強いシェリンガムが好きな自分にとっては、まるで別人になってしまったみたいで、いささか不満が残るのも事実。 とはいえ、孤島という極限状況下のサスペンス小説として、なかなかの出来であることに異論はありません。映像化したら面白そう。 シェリンガム物であることにこだわらなければ、十分に楽しめるサスペンス小説だと思います。 | ||||
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無邪気な明るさが消えた後期シェリンガム・シリーズ。ここでは、その憂鬱な雰囲気が不気味な旅にぴったりです。島への上陸から次の朝に至る流れは素晴らしいのですが、その後の進展はいささか冗長で小ネタがあまり冴えていない感じ。でも結末はバークリーらしい出来栄えで満足です。時事ネタで「国際連盟と日本」が出てました。 | ||||
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後書きを見ると、評価の分かれる作品だそうですが、私は十分面白かったです。シリアスなミステリや推理小説を期待して読みと、肩すかしをくらいますが、はじめの書き出しからわかるように、少しブラックなユーモアミステリです。 最近のいわゆる本格物の方がブラックで重たいものが多いように思う中、全体的には明るいトーンで話は進んでいき、あっという間に読み終えてしまいました。 テンポ良い会話で話しもすすみ、もっと評価されてもよいと思います。ぜひ読んでください。 | ||||
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