ロジャー・シェリンガムとヴェインの謎
- ロジャー・シェリンガム (10)
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シェリンガムの推理も面白いけどそれだけじゃない。 ユーモアーミステリーでもあり、探偵小説批判にもなっている。 真相当ててやるぞって気合い入れて読むもよし、 気楽に楽しむもよし。 バークーリーって頭いいな。 解説のグッド! | ||||
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シェリンガムらしさの出た探偵小説の傑作。楽しげな雰囲気で、小ネタの出し方も良く、大ネタに至る流れが最高です。軽い気持ちで読み始め、軽い気持ちで読み終われる、そんな娯楽小説の見本だと思いました。シリーズ第3作目。先行作品(レイトンコート、ウィッチフォード)を読んでいなくても充分楽しめます。 | ||||
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断崖から落ちた女性の死に殺人の疑いがもたれシェリンガムが調査を開始するが・・・というお話。 解説の真田氏が書いてあるように普通の推理小説を批判ないし疑問視したような本格推理小説。まだ、勃興期の推理小説界の中でこのような尖鋭的な推理小説を書いていたバークリーの怜悧な知性にまず素直に感銘を受けます。評論家の杉江氏によると、この著者は探偵の作為という変わったテーマで推理小説を書いた人だそうですが、この作品あたりからその作為が出てきているように感じました。この後、更に進化して様々な試みの推理小説を書くその端緒になったのがもしかしたら本書かもしれません。その分、普通の推理小説のカタルシスに若干欠ける憾みもありますが、推理小説が発展・進化する為に本書のようなメタ・ミステリっぽい小説が書かれたのはある意味必然であったとも思いますがどうでしょうか。 結構は単純だけれども実は内容の濃いミステリの秀作。機会があったら是非。 | ||||
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ラドマス湾で起きた転落死事件の取材のため、現地を訪れた 小説家で素人探偵のシェリンガムと、その従弟のアントニイ。 当初その転落死は事故と思われていたが、状況証拠から、被害者の従妹で、 遺産相続人でもあるマーガレットによる殺人の疑いが濃厚になっていたのだ。 マーガレットに会ったアントニイは、たちまち彼女に 一目惚れし、シェリンガムも彼女の無実を確信する。 かくしてシェリンガムは、スコットランド・ヤードの名刑事・モーズビー警部を 向こうにまわし、マーガレットの容疑を晴らすべく、捜査に乗り出すのだが……。 本作では、墜死事件のほかに、毒殺事件も発生するのですが、その二つを結びつける シェリンガムの解決がじつに秀逸(何といっても、あの××よりも、八年も先んじている のですから脱帽です)。 しかもその独創的なアイディアを、ダミーの解決として使い捨てることで、 予定調和なカタルシスを放棄し、代わりに、シェリンガムの特異なキャラ を鮮烈に印象付けようとするところが、バークリーの真骨頂と言えます。 要するに、前二作から一貫してモチーフとされてきた本格ミステリの“お約束”に対する徹底的な 相対化とアイロニーが、本作において、“迷走推理機械(?)シェリンガム”として結実したのです。 | ||||
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バークリーらしく、推理小説をおちょくったような作品。ロジャー・シェリンガムが迷走する様子を楽しむことが出来る。文体にもユーモアがあり、安定した面白さを保証してくれる。しかし、そうしたところを楽しんでいると、真相を見落とすことになるのでご注意。 話そのものは単純で、崖から突き落とされた婦人と、遺産や愛人関係をめぐってさまざまな人物が入り乱れる。それぞれに動機も機会もあった容疑者たち。シェリンガムは華麗な推理を披露する。 単純さと複雑さの絡まり合った好篇であろう。 | ||||
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