ピカデリーの殺人
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「毒入りチョコレート事件」や「試行錯誤」に登場するチタウィック氏が毒殺の犯行現場を目撃する事件を扱った本作。 バークリーにしてはゆったりとしたテンポのストーリー展開で、前半1/3はやや冗長な印象。 とある出来事がきっかけで、チタウィック氏が本格的に調査に乗り出してからは面白くなるが、全体としては地味な作品であることは否定できません。 とはいえ、プロットにひねりを利かせるバークリーらしさは健在で佳作といってよい出来だと思います。 | ||||
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この著者の推理小説では、主に、シェリンガム氏とチタウィック氏が活躍するらしいですが、チタウィック氏の登場する話を読むのは、自分はこの本が初めてだった。 “……アンブローズ·チタウィック氏は赤ら顔で、体つきはいくぶん丸っこく、はなはだ寸詰まりの鼻に金縁の鼻眼鏡をかけ、髪は昔より薄くなっていて、……“という描写(P14.6行目~)でわかる通り、ホームズやウィムジー卿とは程遠い、地味で目立たない中年男であり、“捜査活動は苦手“で自分の伯母の小言や干渉をかわすのにも手こずるという、ホントにこんなんで探偵が務まるのかと思うような、頼りなくひたすら地味な男。……逆に、"頼りなくひたすら地味である“ことに、作者バークリーが"美“を認め、追求しているらしい。……ひたすら地味で、目立たないし、時として"間抜けな“役回りも引き受けるんだけど、推理となると、常人を圧倒する鋭さを見せる。……この"美学“に感銘を受けて、同じアントニイ・バークリーの著書を集めることになりました。 話の方は、チタウィック氏が、ロンドンのピカデリーのホテルのラウンジで、男が婦人のコーヒーカップに何か入れてるのを目撃し、その後その婦人が死んでいるのが発覚する……という出だしです。……犯人は、筋に沿って二転三転。……ちょっとヒネリすぎじゃないかなと感じました。 が、話があちこち飛んだりしなくて、登場人物も少なくて、話の筋も分かりやすく、トリックもしっかりしていて、面白い。……"黄金期“の名作と言えるでしょう。 チタウィック氏は、自分もまんざら嫌いでもない女性(既婚)に想いを寄せる青年の、報われない想いを痛ましく思ったりして、ほんとに"いいヤツ“で、心で応援したくなる。……今読んでも、全然古い感じがしない。 | ||||
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あるホテルのラウンジで老婦人が毒殺され・・・というお話。 この時代に書かれた推理小説としては、抜きん出て良く出来ているとは言えませんが、謎を巡る文章はサスペンスフルで、最後まで飽きずに読めました。 動機もこの時代のありふれた感じの物で、特別感心はしませんでしたが、今現在でもありうる事として納得できました。 主要キャラも良く書けており、特に主人公のチタウィック氏が生き生きと描かれており、好感を持てました。 今現在に流行っているミステリと比較すると若干食い足りなさもありますが、十分面白いと思います。 黄金時代のイギリスの推理小説の醍醐味を味わえる佳作。機会があったら是非。 | ||||
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表紙の無い商品なんて売るなよ | ||||
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序盤はいまいちかと思う展開だが、後々になって大事になるので、じっくり読んだ方がいい。 読み流していたため、推理をしていく中で読み返してしまった。 無駄がない。 推理小説だが、人物が生きているのが好きで読んでいる。(アン・ペリーなども) 表紙の絵も、とてもいい。 | ||||
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