殺意



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初公開日(参考)1953年01月
分類

長編小説

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殺意 (創元推理文庫 (124‐1))

1971年10月22日 殺意 (創元推理文庫 (124‐1))

イギリスの田舎町の開業医ビグリー博士は妻のジュリアを殺そうと決意し、周到な計画のもとに犯行へと移った。完璧を誇る殺害計画、犯行過程の克明な描写、捜査の警官との応酬、完全犯罪を目前に展開される法廷での一喜一憂、そして意外な結末は殺人者の心理を描いて余すところがない。倒叙推理小説の三大名作の一つとして名高い傑作! (「BOOK」データベースより)




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殺意の総合評価:7.20/10点レビュー 10件。Bランク


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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.10:
(2pt)

推理の余地がない、ダメ男の悪あがき。

※ネタバレ
 金目当てで、良家の娘~それも馬面でかなり薹の立った~と結婚して開業した医者が、妻に頭が上がらなくて、憂さ晴らしに村の女を、とっかえひっかえたぶらかして、挙げ句に妻を殺して、不倫相手と結婚しようと考え、妻を麻薬中毒にして殺す。……ところが、不倫相手が別の男と結婚したので、怒ってその不倫相手も殺そうとする。……自分が妻を殺したことを嗅ぎつけた男も、一緒に殺そうとする。
 ……どこまでの自己中?……どこまでの傲慢さ?
 妻殺しの容疑で裁判にかけられるが、なんとか無罪になり(なんでこれで無罪?)、最後に別の殺人で有罪判決が下る。……でもその犯行では3人が毒を盛られていて、1人については、後で犯人がダメ押しの毒入りの錠剤を飲ませようとしたのに、その錠剤がほんとに使われたかどうかも不明。有罪判決の決め手になった犯罪がどうやって立証されたかも、書かれていない。……推理小説として、こういうことはありえないんじゃないかと思う。……なんのための推理小説かという気がする。
 主人公はじめ登場人物が、みんな、セックスか自分の見栄や欲を満たすことしか考えてなくて、読んでてうんざりしてくる。
 “三大倒叙ミステリー"の一つと言われているらしいけど、それほどのものではない。
 “三大倒叙"の中では、『クロイドン発12時30分』が、まあまあ合格点。
 だいたい、最初から犯人が分かっていて面白いのは、犯人が追い詰められて、焦ったりするところだから、倒叙法が成功するのは、テレビドラマぐらいじゃないかと思う。
殺意 (1953年) (異色探偵小説選集〈第3〉)Amazon書評・レビュー:殺意 (1953年) (異色探偵小説選集〈第3〉)より
B000JBA6OK
No.9:
(1pt)

拍子抜け

倒叙と言えば刑事コロンボ。しかし小説の倒叙はどんなもんか、読んでみた。だが殺人計画はあるが殺人はなかなか実行されない。また『伯母殺人事件』みたいなやつかと思ったら、一応殺人はなされるが、この犯人、二人も愛人がいてセックスばかりしている。なんで?田舎だからセックスも自由奔放なの? 意味不明。後半になってやっと逮捕されて、そこからは法廷ものみたいになるんだが、何か焦点がやたらボケていて、肝心なところが省略されている。で、無罪となるが、即逮捕とか。なんで? これ意味不明なんだけど。これのどこが意外な結末? わたしゃ作者に殺意を覚えるよホント。
殺意 (創元推理文庫 (124‐1))Amazon書評・レビュー:殺意 (創元推理文庫 (124‐1))より
4488124011
No.8:
(4pt)

やっぱり心理描写が秀逸

イギリスの田舎町の開業医 ビクリー博士は、妻ジュリアを疎んじていた。ビクリーの自宅でパーティーが開かれた日。訪れたギニフリッドに一目惚れしたビクリーは、ジュリアへ嫌悪を募らせついに殺意を抱くようになる。ギニフリッドを我がものにせんと、ビクリーは綿密な計画をたて、ジュリアを殺害を実行にうつすのだが ・・・

本作品は、ビクリーが犯罪を企てるところから始まりその顛末が描かれている。犯人やその動機が冒頭から提示されているゆえに、犯罪が暴露されるまで経過と犯人の心理描写が本作品の見所である。

風体がパっとせず妻に頭の上がらないビクリー。それでもその町の名士として、数々の女性との浮名を流している。ビクリーは、愛人がいながらもギニフリッドにアプローチをし、あげく翻弄されてしまう。

ビクリー、ギニフリッド、ジュリアらの歪んだ心の内が丹念の描かれている。

恋する女性のために妻を殺害したが、その女性は恋愛ゲームを楽しむ天性の毒婦。警察による捜査に恐慌をきたしながらも、ビクリーは逆境をはねのけからくも逃げ道を探し出していく。この時の、ビクリーの浮き沈みの描き方が秀逸で、クライマックスを盛り上がてくれる。

そして、ラストは ・・・ そうきたか!

田舎町という独特の閉鎖的な空間で繰り広げられる犯罪行為。ゴシップのネタに嬉々とする人々。誰もが誰もを監視しているような息苦しさ。ビクリーを含め登場人物誰もが、居心地の悪くなるようないやらしさを秘めている。ここもひとつの見所だろうか。
殺意 (創元推理文庫 (124‐1))Amazon書評・レビュー:殺意 (創元推理文庫 (124‐1))より
4488124011
No.7:
(3pt)

少し褒めすぎ

他のレビューを読んで。

「倒叙推理小説の傑作」とか「心理的推理小説の古典的傑作」は、納得できる。
しかし、ラストの展開はヘンテコではないかな?
確かに意外性はあるのだけれど、それまでの緻密な構成に比べて安易に過ぎる。

そこまでの高評価には値しないと思うのだが。。。
殺意 (創元推理文庫 (124‐1))Amazon書評・レビュー:殺意 (創元推理文庫 (124‐1))より
4488124011
No.6:
(5pt)

人を喰った、しかしショッキングで理不尽などんでん返し

全篇に亘り主人公の徹底したエゴイズムが吐露され異様なスリルに満ちた傑作。「倒叙ミステリ」の枠で括るには勿体無いほど完成度の高いモダンな小説だ。
情けない最低の主人公に何時の間にか感情移入させられるせいで、不条理で呆気無いラストが凄まじい衝撃となる。本作と似た破壊力を持つ小説はJ・トンプスンの『深夜のベルボーイ』、映画ならコーエン兄弟の『バーバー』だろう。
※表紙にコンビーフサンドの写真(とても不気味)を使った角川文庫版が入手困難なのは残念!
殺意 (創元推理文庫 (124‐1))Amazon書評・レビュー:殺意 (創元推理文庫 (124‐1))より
4488124011



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