誰の死体?



※タグの編集はログイン後行えます

※以下のグループに登録されています。


【この小説が収録されている参考書籍】
オスダメ平均点

9.00pt (10max) / 1件

5.57pt (10max) / 7件

Amazon平均点

4.00pt ( 5max) / 11件

楽天平均点

5.00pt ( 5max) / 1件

みんなの オススメpt
  自由に投票してください!!
3pt
サイト内ランク []B総合:812位
ミステリ成分 []
  この作品はミステリ?
  自由に投票してください!!

5.00pt

52.50pt

21.50pt

10.00pt

←非ミステリ

ミステリ→

↑現実的

↓幻想的

初公開日(参考)1993年09月
分類

長編小説

閲覧回数3,421回
お気に入りにされた回数3
読書済みに登録された回数9

■このページのURL

■報告関係
※気になる点がありましたらお知らせください。

誰の死体? (創元推理文庫)

1993年09月01日 誰の死体? (創元推理文庫)

実直な建築家が住むフラットの浴室に、ある朝見知らぬ男の死体が出現した。場所柄男は素っ裸で、身につけているものといえば、金縁の鼻眼鏡と金鎖のみ。いったいこれは誰の死体なのか?卓抜した謎の魅力とウイットに富む会話、そして、この一作が初登場となる貴族探偵ピーター・ウィムジイ卿。クリスティと並ぶミステリの女王がモダンなセンスを駆使して贈る会心の長編第一作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.00pt

誰の死体?の総合評価:8.08/10点レビュー 12件。Bランク


■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(9pt)

いや、カッコいいゾ!ピーター卿

初めの方は読んでも読んでも全然頭に入らず、どうにもこうにもつまらないという感じだったが、後半辺りから何かしら事件の実態が見え始めたせいか、グイグイと惹き寄せられた。
黄金期の作家のデビュー作らしく、事件は至ってシンプルで、或る冴えない建築家の風呂場に見知らぬ死体が紛れ込んで、それがどうも行方不明になった富豪のものらしいがどうも違うらしいというのが大筋。一見何の変哲もない設定のように思えたがこれが実に練り上げられた設定だった。死体を殺人事件の被害者と見せかけることなく、処理する方法としてこんな方法もあるのかとそのロジックに感心した。

本来ならば七ツ星なんだろうが、このシーン(ネタバレ参照)で惚れた。単なる貴族探偵じゃないぞ、ピーター卿は!

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

Tetchy
WHOKS60S
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.11:
(3pt)

気障で饒舌な主人公

気障で饒舌な奴が好きな人にはおすすめです。
誰の死体? (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:誰の死体? (創元推理文庫)より
4488183026
No.10:
(4pt)

これぞ英国

内容について。第一次大戦後の英国を舞台に、陽気でおしゃべりな貴族探偵と侍従が活躍。しかし屈折しているのがいかにも英国。坂田靖子さんの『バジル氏の優雅な生活』を好きな人にお勧めです。
誰の死体? (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:誰の死体? (創元推理文庫)より
4488183026
No.9:
(4pt)

キャラクターがいい

"『先代公妃がおっしゃるには、例の実直なるバターシーの建築家が、風呂桶の中に死体を見つけたそうなんだ』『それはそれは、御前。何よりでございます』"1923年発刊。本書はクリスティに並び称されるミステリの女王による貴族探偵ピーター卿シリーズ、記念すべき第一弾。

個人的にはアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』作中内で紹介されていて、興味をもって手にとりました。

さて、そんな本書は日本国内では紹介が遅れた為、同時代のエラリー・クイーンらと比較して知名度で劣っているも、英語圏では現在に至るまで根強い人気を誇る(らしい)ドロシー・L・セイヤーズの処女長編にして、人気シリーズ"ピーター卿シリーズ"の第一作で、本書では英国貴族院随一の資産家であるデンヴァー公爵家の次男、ピーター卿は『知人の家の浴槽』で発見された"全裸に鼻眼鏡だけの死体"の正体を探るべく、友人にして優秀な警官パーカー氏。そして忠実な従僕バンターと一緒に解決に向かって突き進んでいくのですが。

まず、冒頭からの電話で事件を知ったピーター卿が競売をバンターに託して現場に急行する【あまりのスピード感、行動の早さ】にびっくりしましたが。物語が進むにつれて上流階級らしい『博識さと饒舌さ』上品さの一方で、戦争で心に傷を負っている【ピーター卿のキャラクター的な魅力】に引き込まれました。

また、ピーター卿視点で進むいわゆるミステリ的な謎解き部分以外。二つの大戦の間の英国の様子。若者たちの共産主義かぶれや、ロシア革命から逃れて来た母娘の様子など【当時の社会情勢が伝わってくる】のも新鮮で興味深かったです。(男ぶりのいいかた=ウィリアム・モリスそっくり。というセリフも何故か印象に残ったりも)

海外古典ミステリが好きな方はもちろん、謎解き以外も楽しめる作品としてオススメ。
誰の死体? (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:誰の死体? (創元推理文庫)より
4488183026
No.8:
(3pt)

ピーター卿は鼻に付く。従僕バンターは好き。

初めてセイヤーズを読みました。
とても面白かったです。トリックは平凡だったので星三つにしました。

シンプルで無駄のないストーリー構成と展開。登場人物がしっかりとキャラが立っていて、会話の妙がある。

ピーター卿には興味を惹かれませんでしたが、従僕バンターは好きになったので、もしかしたら他の作品も読むかもしれません。
誰の死体? (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:誰の死体? (創元推理文庫)より
4488183026
No.7:
(3pt)

偉大なシリーズ第一作

ある人物の家の風呂で見知らぬ男の死体が発見され・・・というお話。
これがピーター・ウィムジー卿が初登場の第一作だそうですが、お話は小味な感じのミステリだと思いました。謎めいた発端が合理的に解決される所などはよくできていると思いますが、まだ習作の感じに思いました。
やはりここはウィムジー卿が登場する今後の作品への初紹介篇として読んだ方がいいと思いました。それとウィムジー卿を取り巻く脇役たちの顔見世として。
偉大なシリーズ第一作。今後も読んで行きたいと思います。
誰の死体? (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:誰の死体? (創元推理文庫)より
4488183026



その他、Amazon書評・レビューが 11件あります。
Amazon書評・レビューを見る     


スポンサードリンク