ブラウン神父の不信
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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さて第3短編集である。 | ||||
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ブラウン神父ものの中でも傑作とされる「犬のお告げ」を含む短編集。密室ものが多く、またオカルティズム色の強い、しかも理路整然と解き明かされる過程は、ここからカーがヒントを得たんじゃないかと思わせる。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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おもしろかった! | ||||
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『新版』と書いてあったのを、勝手に『新訳』と勘違いして読み始めたのだが、とにかく読みにくい。 昭和ひとケタ生まれの東大出の英文学者のセンセイの翻訳で1982年に発行されたまんまのもの。 その当時なら中学生くらいだったが、夏目漱石やら森鴎外、創元や早川のSFやミステリーに 挑戦してはよく挫折してたのを思い出した。 ストーリー的にはホラー要素の強いミステリーが集められていて大変面白いのだが 今の若者はそもそも読破できるかどうか分からない本なんてのは読んだことないだろうから ちと、キビしいと感じるヒトが多いのではないかと思う。 | ||||
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「童心」「知恵」に続いて読んで見たが、それらより読みにくくて時間がかかった。でも何故だか嫌いになれないんだなぁ。 読みにくい藪のような言葉を分入って、ブラウン神父の言わんとする「真実」が見えた時に「あー、わかる〜。そういう人間性、現代でも往々にあるよねー」という納得があるからだと思う。 読みにくさの原因を考えると、改行が少なくて周辺の情報描写が膨大なせいかな。“ある人物がいかに壮大な重要人物だったか”を説明する際(ブラウン神父においてはよくある件)、歴史を遡るが如くの情報が羅列される。このへん、お年寄りの話を聞くがごとくピントを抜き差ししながら読むのがコツ、かなぁ。 合間に読んだ他作家の上下巻ミステリーで、描写量の差を感じた。荒く整理されたドット画像と緻密な遠近画法、どちらもアリだとは思うけど、ブラウン神父には乾物の如き凝縮さがあるので、多分はまれば読み返してもジワジワ楽しめるんじゃないかな。 | ||||
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いい本であると思います。迅速、正確、安価であることは、嬉しいことです。みんなに進めたいと思います。 | ||||
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「ムーン・クレサントの奇跡」は密室を取り扱っていますが、 有名な「犬のお告げ」も、生きている被害者が最後に目撃されてから、死体が発見されるまでの間、 その部屋に誰も出入りしなかったという秘書の証言があるという密室殺人です。 また、同時に、凶器が見つからないという謎も含みます。 神父による(短い)密室論議に絡めて「黄色い部屋の謎」の名前や、また、ホームズまで 出てきます。最後に神父による(神を信じない人の陥る傾向についての)ショートメッセージが読めます。 「ムーン・クレサントの奇跡」はクリスティの長編に使われているトリックを 思い出させる密室殺人事件ですが、人間消失の謎でもあります。 ただこれが実行できるかどうかは甚だ疑問ですが… 犯行の動機について考えさせられますが、これまた神父によるコメントが読めます。 本書に収録の「天の矢(The Arrow of Heaven )」(矢はどこから飛んで来たのかという謎) や「犬のお告げ(The Oracle of the Dog)」は、 Kenneth More主演の「The Complete Father Brown [Import anglais]」 での映像化されています。 英文に興味のある方には、 「ムーン・クレサントの奇跡」と「犬のお告げ(The Oracle of the Dog)」は 「ブラウン神父の名推理・ベスト5 (講談社ルビー・ブックス)」にも収録されています。 「ムーン…」はトリックは仰天物ですが、宗教や人物描写やらの周辺の会話が多く、 読み進む(忍耐強く会話を聴く…)のが大変です。呼吸の大切さとか…語っていますが… ブラウン神父は読み進む(推理小説のプロットを掴む)のがけっこう厄介な部類かもしれません。 ブラウン神父や登場人物の饒舌さ(やたらしゃべりまくること…)、状況の神秘的な描写、 意味の取りにくい文章、宗教的話題など、読みにくさもナンバーワンだと思います。 また、登場人物が話の中に唐突に現れたりして、人間関係や、唖然とするトリックも含めて、 話の進行が把握しにくいのですが、その中に謎解きの重要なヒントがさりげなく隠されています。 長編のような登場人物一覧が冒頭にあるといいのですが… この短編集も繰り返し読める傑作揃いですので、楽しみながらゆっくり読めると思います。 | ||||
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