黒後家蜘蛛の会3
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私にとっては少し難しいお話もありますが、ゆっくり楽しく読んでます。 | ||||
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(ネタバレあり) アシモフの、"黒後家蜘蛛の会”の第三集。 レストラン"ミラノ”に集まった、"黒後家蜘蛛の会”のメンバーが、毎回ゲストに持ち込まれた難題を解き明かす。 ……と言っても、結局はいつも、給仕であり"名誉会員”であるヘンリーが、謎解きをするんだけど……。 第一話『ロレーヌの十字架』 長距離バスで知り合った女性が忘れられなくて、探したいが、“ロレーヌの十字架”のある場所でバスを降りた事しかわからない。 その人がバスを降りたときは、自分は寝ていて、後でバスの乗客に、“ロレーヌの十字架のところで降りた”と教えられる……という話。 結局、その“十字架”は、石油会社“エクソン”の商標の文字だったという落ちです。 “ロレーヌの十字架の所で、連れが降りた”と教えたのは、子供だったということになってるけど、いくら子供でも、石油会社の商標と自由フランス軍のシンボルをごっちゃにするとは思えない。 ほかにも、“ブラインド·マン”を、普通は盲人と考えるが、それを日除けのブラインドの修理屋と考えることで謎が解けるとか、苦しいこじつけという感じの”謎解き“があり、本格ミステリーを期待すると肩透かしを喰います。 ……とは言うものの、このシリーズ、嫌いじゃないです。 ……日本語版になっていない話を集めた第6集(英語版『The Return of the Black Widowers』=¥4,911=2022年1月6日)の購入を検討中です。 ……たとえば、『かえりみすれば』の中で、黒後家蜘蛛の会のメンバーが、著者であるアシモフのことを、「友達なんかじゃない」と言ったり、アシモフの現実の友人の事を、“アシモフほどじゃないけど、いい作家だ"と言ったりする……そういう“楽屋落ち"みたいなのがあって、面白いです。 アシモフという人は、読者を楽しませる術をよく知っていると思います。 | ||||
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状態も良く内容に関してもとても満足です | ||||
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瀬戸川猛資『夜明けの睡魔』に紹介されていて、興味をもったのが読むきっかけでした。アシモフはSFで有名ですが、推理物にも手をだしていたわけです。この第3巻は全12篇。作者による「まえがき」があります。それによると、エラリー・クイーンことフレデリック・ダネイが自分の編集するミステリ雑誌『EQMM』に連載させたのが始まりだったとのこと。 アシモフのこのシリーズは3巻あたりから疲れが見えるというのが定評らしいですが、私には判断できません。恵まれた階層の男たちを一箇所に集め、ゆったりと贅沢な食事をさせながら議論によって謎解きをさせるというスタイルは、ワンパターンで古風ではありますが、ハードボイルドや警察小説では味わえない娯楽ともいえます。セックスや暴力の描写がないのも、私には好ましく感じられます。 ロレーヌ十字、8進法、「スクラブル」による暗号など、謎解きの鍵が多彩で意外性のあるものばかりでした。アシモフの教養たるや計り知れないものがあります。 | ||||
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瀬戸川猛資『夜明けの睡魔』に紹介されていて、興味をもったのが読むきっかけでした。アシモフはSFで有名ですが、推理物にも手をだしていたわけです。この第3巻は全12篇。作者による「まえがき」があります。それによると、エラリー・クイーンことフレデリック・ダネイが自分の編集するミステリ雑誌『EQMM』に連載させたのが始まりだったとのこと。 アシモフのこのシリーズは3巻あたりから疲れが見えるというのが定評らしいですが、私には判断できません。恵まれた階層の男たちを一箇所に集め、ゆったりと贅沢な食事をさせながら議論によって謎解きをさせるというスタイルは、ワンパターンで古風ではありますが、ハードボイルドや警察小説では味わえない娯楽ともいえます。セックスや暴力の描写がないのも、私には好ましく感じられます。 ロレーヌ十字、8進法、「スクラブル」による暗号など、謎解きの鍵が多彩で意外性のあるものばかりでした。アシモフの教養たるや計り知れないものがあります。 | ||||
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