(短編集)

思考機械の事件簿Ⅰ



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初公開日(参考)1977年06月
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短編集

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思考機械の事件簿 1 (創元推理文庫 176-1 シャーロック・ホームズのライヴァルたち)

1977年06月30日 思考機械の事件簿 1 (創元推理文庫 176-1 シャーロック・ホームズのライヴァルたち)

《思考機械》の異名をもつ名探偵ヴァン・ドゥーゼン教授の活躍を描く名作を選りすぐった本格ファン垂涎の傑作コレクション! 「《思考機械》調査に乗り出す」「謎の凶器」「焔をあげる幽霊」「情報洩れ」「余分の指」「ルーベンス盗難事件」「水晶占い師」「茶色の上着」「消えた首飾り」「完全なアリバイ」そして「赤い糸」の全十一編を収録した。 (「BOOK」データベースより)




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No.8:
(4pt)

タイタニック事故で悲劇的な最期を迎えた天才作家の短編集

ヴァン・ドゥーゼン教授。「思考機械」と呼ばれる頭脳の持ち主。小柄で黄色っぽい頭髪、大きな頭部、シワだらけの顔、瓶底めがね、鋭い水色の瞳、薄い唇。不可能と言う言葉をきくのが大嫌い。依頼人の相談をうけ、謎を解く。ほとんど話だけ聞いて解いているので安楽椅子探偵に近い。相棒の若い新聞記者ハッチが教授の指示で動き回るときもあるが、教授自身も現場に足を運ぶ。短編集なので非常に読みやすかった。作者のジャック・フットレルは、夫婦であのタイタニックに乗っていて、妻を救命ボートに乗せ、自分は船に残って死んだという、悲劇的な最期を迎えている。37歳の早すぎる死であった。
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4488176011
No.7:
(4pt)

只今、再収集中。

出版当時には、ミステリーを読む周期とは異なってしまっていて手が伸びなかったもの。シャーロック・ホームズの再読に始まって、そのライバルと言われる探偵物の読破の為に、只今関連ものの収集中。思考機械ものは避けては通れないとの思いで購入。
思考機械の事件簿 1 (創元推理文庫 176-1 シャーロック・ホームズのライヴァルたち)Amazon書評・レビュー:思考機械の事件簿 1 (創元推理文庫 176-1 シャーロック・ホームズのライヴァルたち)より
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No.6:
(5pt)

《思考機械》のキャラが良い

現在、それまで存在を知らなかった「シャーロック・ホームズのライバルたち」を読んでいます。
《思考機械》と呼ばれる科学者が探偵役の本作は、1話完結の短編集でしたが、現代の私の目から見ても、どの作品も興味深い謎の提示と、意外性かつ納得感ある謎(トリック)の解明で面白く読めました(古い作品だと、時代錯誤だったりご都合主義だったりもあり納得できないことも)。簡潔で無駄な描写がないのでさくさく読め、解決してスッキリという感じ。
特に《思考機械》のキャラクターが秀逸で、天才的頭脳を持ちながら子供のような身体に大きな頭、「不可能」という言葉が大嫌いで興味のない話は全然聞かない、というどっかの日本のマンガ(すぐには思い着きませんが)にも出てきそうな科学者像。
また《思考機械》の本名もさることながら、ワトソン役の新聞記者ハッチンソン・ハッチもなんだか人を食ったような名前。そこはかとなく漂うユーモア感。
作者はタイタニック号の悲劇に巻き込まれ、妻を救命ボートに押し込み、自身は海の底に沈んで37歳で亡くなられたとのこと。まさに小説よりドラマチックな人生!
すべての《思考機械》作品を探し出し、まとめてシリーズ化して欲しいなあ。
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No.5:
(5pt)

論理と想像力を重視し不可能を完全否定する驚異の天才型探偵・思考機械の傑作事件簿。

名探偵シャーロック・ホームズの超強力なライヴァルでアメリカが生んだ玄人好みの驚異の天才型探偵・思考機械の傑作事件簿の第1巻です。科学者オーガスタス・S・F・X・ヴァン・ドゥーゼン教授という長ったらしい名前を持つ名探偵に著者がインパクトのある「思考機械」の通称を与えたのは誠に素晴らしい閃きだったと思いますね。彼の口癖「2プラス2は4である。ときたまそうなるのではなくて、常にだ」からは相当に堅物で高慢ちきな性格が窺え、ワトスン役の新聞記者ハッチンソン・ハッチもしばしば馬鹿にされたりして本当にお気の毒なのですが、でもどんなに難解な謎でも必ずや解決に導くと言う半端でない頼もしさは何物にも代え難い貴重な資質でもう唯々心底から尊敬してしまいますね。名探偵としては些か恐れ多い近寄り難さはある物のミステリーのクォリティーと完成度の高さでファンから永遠に愛されるかけがえのないシリーズだと思いますね。
『《思考機械》調査に乗り出す』私が思考機械と出会って命の危機を助けられたエピソードと名俳優が売れない時代に経験した異常な事件の謎を解く名探偵の活躍。やや自信過剰すぎてピンチになりますが大胆な逆転の一手が(大きな幸運に恵まれたとは言え)お見事ですね。『謎の凶器』娘が死体で見つかりマロリー部長刑事は当初自殺事件と判断するが死因が判然とせず、続いて更に同様の男の死体が発見される。奇抜な殺人方法の解明は科学者探偵の十八番ですね。『焔をあげる幽霊』幽霊屋敷の取材に赴いた記者ハッチが信じざるを得ない恐怖を実際に体験して思考機械に相談する。論理的でない部分が一つだけあって惜しいですが、でも飛び切りの奇妙さの魅力的な謎には心を奪われますね。『情報漏れ』金融資本家が情報漏れによると思われる損失を何度も経験し、その具体的な手口がさっぱり掴めず思考機械に相談を持ちかける。まさに知能犯と呼ぶにふさわしい非常に巧妙な手口に感心し脱帽しますね。『余分の指』健康な指を一本切断して欲しいという女の異常な依頼を医師は断るが、やがて女は強引な手段に出て望みを達成してしまう。目的を達成する為なら指の一本ぐらいと考える女は大した根性だと思いますが、でも当然の発覚する危険性の点に気づかないのは浅墓過ぎますね。『ルーベンス盗難事件』絵画の収集家が5万ドルを投じて購入した自慢のルーベンスの名画が何者かにまんまと盗まれたその大胆な手口とは?犯人の見当はすぐにつきますが方法が解ってみるとあまりの単純さに茫然自失状態になりますね。『水晶占い師』インド人の水晶占い師に水晶玉に映った未来の自分が殺されて死ぬ瞬間を見せられた男が絶望し思考機械に助けを求める。冷静に考えれば絶対にあり得ないと理解できるのですが神秘や霊現象を全否定できない人間心理につけ込む卑劣な犯人に幻惑される被害者の気持ちがよくわかりますね。『茶色の上着』金庫破り専門の怪盗が銀行から大金を奪い取るが犯行後警察から目をつけられ逮捕される。しかし強情な男は金の隠し場所だけは白状せず思考機械の出番となる。男が妻にさり気なく如何にして手掛りを伝えたのかを推理する心理の探り合いと駆け引きが面白いですね。『消えた首飾り』イギリスでかねてから疑惑の貴金属専門の窃盗犯がアメリカへ渡るという情報を得たコンウェイ主任警部は最近起きた首飾りの盗難事件が彼の仕業だと確信して後を追うのだが・・・・。思考機械の想像力の冴えに感服し奇抜でトリッキーな輸送手段には脱帽しましたね。『完全なアリバイ』動機はあるが犯行時に歯科医で治療中だったという完全なアリバイを持つ男の隠された巧緻な企みに思考機械が挑む。種を明かせば単純なトリックなのですが、大きなヒントを出しながらも決して真相を悟らせない著者のテクニックは天晴れその物ですね。『赤い糸』内側から鍵を掛けられた室内でガス漏れが発生し青年が四度も命が危うい事態になる。続いて起きた若い女のガス中毒死を思考機械は殺人だと断定し調査に乗り出す。科学的な専門知識を活かした著者の考える殺人トリックの豊富さには毎回驚かされ空恐ろしい気持ちになりますね。短編ですので登場人物は少なく限られますが、どんでん返しで意外な真犯人を暴き出す趣向もあって最後まで楽しめますね。
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No.4:
(5pt)

恐ろしく長い名前の名探偵

オーガスタス・S・F・X・ヴァン・ドゥーゼン教授。
この異常に長い名前の奇妙な超人探偵「思考機械」は忘れる事ができない
大好きな探偵の一人だ。

デビュー作「十三号独房の問題」は「思考機械」が数枚の紙幣とわずかな
所持品だけを持って牢獄へ入り、五日間で見事脱獄に成功するという痛快な
物語である。この作品は乱歩編纂の世界短編傑作集1に収録されています。

とにかくこの探偵、徹頭徹尾、思考のかたまりで、論理の積み重ねにより事件を
解決に導くのが得意中の得意で、理詰めが好きな方にはヒッタリの一冊かと
思います。
思考機械の事件簿 1 (創元推理文庫 176-1 シャーロック・ホームズのライヴァルたち)Amazon書評・レビュー:思考機械の事件簿 1 (創元推理文庫 176-1 シャーロック・ホームズのライヴァルたち)より
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