(短編集)

隅の老人の事件簿



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初公開日(参考)1977年07月
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隅の老人の事件簿 (創元推理文庫 177-1 シャーロック・ホームズのライヴァル)

1977年08月19日 隅の老人の事件簿 (創元推理文庫 177-1 シャーロック・ホームズのライヴァル)

隅の老人の活躍! フェンチャーチ街の謎、地下鉄の怪事件、ミス・エリオット事件、ダートムア・テラスの悲劇、ペブマーシュ殺し、リッスン・グローヴの謎、トレマーン事件、商船〈アルテミス〉号の危難、コリーニ伯爵の失踪、エアシャムの惨劇、《バーンズデール荘園》の悲劇、リージェント・パークの殺人、隅の老人最後の事件、を収録。 (「BOOK」データベースより)




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隅の老人の事件簿の総合評価:8.40/10点レビュー 20件。Cランク


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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.20:
(1pt)

これは小説なのか?

最後まで読んでしまった自分に呆れています。
何故これが長年に渡って高い評価を得ているのか理解不能です。
物語にもなっていない。事件の発端から、どうなって、こうなって、真相はこうなんだってとこまで全部、老人一人で語ってしまうのでは、聞き手の女性記者の存在って、まるで意味無いでしょう。
その語りがまた、上手くも面白くもない。
最後の話に至っては、それ、聞かされた方はたまったもんじゃないでしょう、そこまで言っといて逃げるか、じいさん!? って怒りたくなるようなオチまで付いて、後味悪いなんてもんじゃありません。
いやあ、酷いものを読まされてしまった~~
隅の老人の事件簿 (創元推理文庫 177-1 シャーロック・ホームズのライヴァル)Amazon書評・レビュー:隅の老人の事件簿 (創元推理文庫 177-1 シャーロック・ホームズのライヴァル)より
4488177018
No.19:
(4pt)

安楽椅子探偵ものーーでも安楽椅子に座ってないけど。

“安楽椅子探偵”ものの金字塔とされている短編集です。
 〈目次〉
フェンチャーチ街の謎
地下鉄の怪事件
ミス·エリオット事件
ダートムア·テラスの悲劇
ペブマーシュ殺し
リッスン·グローヴの謎
トレマーン事件
商船〈アルテミス〉号の危難
コリーニ伯爵の失踪
エアシャムの惨劇
《バーンズデール荘園》の悲劇
リージェント·パークの殺人
隅の老人最後の事件

(以下ネタバレあり)
ロンドン郊外のノーフォークのパン屋兼簡易食堂で
新聞記者の女性ボリー·バートンが
食堂の片隅に座っている老人に話しかけるうちに
その老人が、
イギリスを騒がせる殺人や失踪事件、怪死事件の真相を暴いていくという話です。
“安楽椅子探偵もの“の金字塔のように言われていますが、
ただ椅子に座っているだけじゃなくて、
老人は裁判所に出かけて、法廷での尋問の様子を聞いてきたりして、それに基づいて推理するので、
厳密な意味での“安楽椅子探偵“とは言えないと思います。
また、『リッスン·グローブの謎』では、犯人二人が、
被害者を殺したあとその身体をバラバラにして運び出したということになってるけど
実際にそんなことをしたら、血の匂いや血痕なんかで、
階下の住人や警察に、
一発でバレると思う…。
それと、最後の話が、
いきなり“隅の老人最後の事件“になっているので
もしかしたらと思ったら、
思った通りの結末でした。
……ちょっと後味悪い。
勧善懲悪がいいとは思わないけど、あまりにも……。
他にも、“あのそこまで分かってるなら、警察に行って逮捕させろよ”と言いたくなる結末がいくつかあります。
勧善懲悪になれた人は、消化不良になるかもしれません。
隅の老人の事件簿 (創元推理文庫 177-1 シャーロック・ホームズのライヴァル)Amazon書評・レビュー:隅の老人の事件簿 (創元推理文庫 177-1 シャーロック・ホームズのライヴァル)より
4488177018
No.18:
(5pt)

表面だけではわからない隅の老人の正体とは?

パン屋の支店ABCショップの片隅。常連客の婦人記者ポリー・バートンの指定席の
向かいの席にすわりこんだ痩せこけた物静かな老人。手にした紐の切れ端を結んだ
りほどいたり。名前も素性もわからないが、世間を騒がせている難事件、怪事件、
迷宮入り事件を見事な推理力で解き明かし、ポリーに真犯人を名指してみせる。

この隅の席の老人、うぬぼれが強く、警察を頭からバカにしているが、警察とはか
かわりたくないらしい。真犯人を警察にたれこんだりしない。ずる賢い真犯人はま
んまと法網をかいくぐるのだ。読者は真犯人を知ることで満足するしかない。
斯界の大先輩シャーロック・ホームズと違って、老人は殺人現場をじかに調べるわ
けではない。もっぱら検死審問における関係者の証言から情報を集め、論理的に真
犯人を割り出すのだ。人間心理の機微をついた意外なトリックが多いが、最後に衝
撃の事実が明らかになる。

『紅ハコベ』で有名なバロネス・オルツィの "The Old Man in the Corner" 所収の
短篇13篇が深町真理子の翻訳で読めるのはうれしいかぎりだ。深町の訳文は、訳語
の選択が巧みなだけでなく、文章の流れがいい。よどみなく読める名訳だ。
隅の老人の事件簿 (創元推理文庫 177-1 シャーロック・ホームズのライヴァル)Amazon書評・レビュー:隅の老人の事件簿 (創元推理文庫 177-1 シャーロック・ホームズのライヴァル)より
4488177018
No.17:
(4pt)

読んだぜ

と自慢したいためだけにこのレビューを書いている。本は全て寝そべって読むので、本書読了は軽い筋トレにもなった。作者と読者の言わば共犯関係から生み出される予定調和。これに参加できれば、極上のひつまぶしが、いや、ひまつぶしが、提供されるだろう。一風変わった推理モノのアンティークをとくとご堪能あれ。
隅の老人【完全版】Amazon書評・レビュー:隅の老人【完全版】より
4861824699
No.16:
(5pt)

戦前から有名な探偵小説のシリーズの全貌が、今、ここに!

現在、三冊の単行本に収録されている「隅の老人」ものを全て納めた作品集。
但し、うち一冊は色々と書き直されていて初出と韋っているので、全て初出のバージョンを訳出したと云う事で、實際、他の二冊と大分韋っているので初出バージョンでないと韋ったシリーズみたいに見えてしまうだろう。
20世紀に入った途端スタートしたシリーズだったそうで、ホームズで定番に成った読み切り短篇のむ連作ものの体裁を取っているが、安楽椅子探偵と云い出したのは誰なんだろう?大抵、公判で関係者の供述や証言をその耳で聞き態度をその目で確認し、時には現場にまで赴いている。
「紅はこべ」の作者とは知っていたが、欧米では「紅はこべ」の方が有名なのだと本書の解説で初めて知った。又、本シリーズは作者があまり乗り気でなかったと云うまも初めて知った。考えてみればドイルもホームズより歴㕜小説で名を為したかった人だし、ルブランもリュパンよりも「まともな」文学で名を為したかった人だが、この女男爵は「紅はこべ」シリーズで名を為した。作者にとって本望だったのかどうだろう。いずれにせよ、戦前から、少なくとも日本では話題に成っていたシリーズの全貌が、漸く明らかに成ったと云うところか。
隅の老人【完全版】Amazon書評・レビュー:隅の老人【完全版】より
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