鋼鉄都市



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初公開日(参考)1959年01月
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長編小説

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鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)

1979年02月28日 鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)

1953年にアメリカのSF雑誌「ギャラクシー」に連載され、1954年に刊行された。 アシモフ最初のロボット長編であり代表作のひとつ。「ロボット工学三原則」の盲点を突いたSFミステリの傑作として名高い。 また、鋼鉄都市という殻の中に閉じこもっていた人類が再び宇宙に旅立っていこうとするビジョンが描かれている。 続編として『はだかの太陽』『夜明けのロボット』があり、更に『ロボットと帝国』においてアシモフのもう一つの代表作であるファウンデーションシリーズとの融合が図られている。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.67pt

鋼鉄都市の総合評価:8.89/10点レビュー 88件。Bランク


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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

鋼鉄都市の感想

著者初読み。70年前に書かれた古典SFミステリー。かなりの未来が舞台になっており、現在から見ても想像の付かない時代の話です。なので、逆に古く感じると言う事でも無くストーリーを楽しめました。今流行の特殊設定ミステリーとはすなわちSFな訳で、そう言う意味では非常に現代に合った作品なのかも知れませんね。人間とロボットのバディ物として、また推理が二転三転する正統派ミステリーとして、そして閉塞感漂うディストピア物として、色々な面から楽しめる傑作。

なおひろ
R1UV05YV
No.2:
(4pt)

未来ものでした

名作とされていますが、あまり面白くありませんでした。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

鋼鉄都市の感想

ミステリの手法を使ったSFの名作という事で読書。
SFだからと言って難しい言葉はないですし、登場人物も少ない為、把握しやすいのが良い。
50年以上前の古典作品に分類されていますが、今読んでも分かりやすく楽しめました。

人々はドーム型のシティの中で生活しており、外気や日光は直接浴びず、食糧危機の影響により子供の出生数や食事の内容と量まで制限を受けている窮屈な世界。知能・技術に優れた宇宙人との交流や、ロボットの発達により人間の仕事が奪われてロボットが憎まれているなど、現代でも少し感じる所があり、SF作品として興味深かったです。
人々は皆、懐古主義者で、地球が唯一の世界であった時代を思い出すさまに哀愁を感じました。

これらの世界観を土台に宇宙人が何者かに殺された事件が起きます。
ロボット工学三原則により、ロボットは人に危害を与えられない。地球人も心理的理由から殺人を犯せない。本書のSF世界観ならではの謎で、作品を読んだ時に感じるテーマに沿ったミステリ要素が見事でした。

ミステリとして期待してしまうと斬新な驚きはないのですが、世界を味わう感じで読むと楽しめます。
希望に満ちた未来を感じる読後感も良かったです。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.85:
(5pt)

ハードボイルド・タッチの、傑作バディものSFミステリ

アシモフの「ロボット三原則」に則っているものの、同著者の「われはロボット」とは世界観が異なり、宇宙人によって制限を加えられた世界が舞台。地球人の刑事とロボットがコンビを組み、ある宇宙人が殺害された事件の謎を解く。
SFであることは間違いないが、登場人物のセリフやアクション、文体も含め、ほぼハードボイルド・ミステリを読んでいるかのよう。
主人公の刑事はフィリップ・マーロウのように格好良いし、この世界ならではの特質を生かした凶器消失のトリックもとてもよい出来栄え。映像を使い犯人に証拠を突きつけるシーンもとても鮮やかだ。
ロボットSFとして傑作であることはもちろん、2012年刊行の「東西ミステリーベスト100」において海外部門100位に選出されているように、ミステリとしても傑作である。
鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)Amazon書評・レビュー:鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)より
4150103364
No.84:
(5pt)

アシモフの長編作品シリーズは長いこと楽しめます

アシモフについて何らかの知見を持ち合わせている方が、ここのレビューを見に来られたと想像します。私もファウンデーションシリーズを完読後に次はと思い、ロボット長編4部作の本作品から読み始めました。ヒューマンフォーム・ロボット(ダニール)との再会に期待が膨らみました。彼?はここでも助演男優賞で、主人公である刑事(ベイリ)の捜査を引き立てていきます。
 超長編が好きな方には、アシモフ作品はうってつけで長いこと楽しめることが醍醐味です。おなじみの登場人物とストーリーに安心感を抱かせつつも、要所要所で「ロボット工学三原則」の解釈を巡っての展開に一喜一憂できます。
 ただ、残念ながら本作品に続く『はだかの太陽』、『夜明けのロボット』、『ロボットと帝国』は文庫の新品は入手できません。
鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)Amazon書評・レビュー:鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)より
4150103364
No.83:
(4pt)

「食物は完全に清潔です。わたしは唾液も出ませんし、消化もしない。食べられますよ」

アシモフの『われはロボット』(小尾夫佐翻訳)はとても好きな作品なのですが、同じアシモフの本書は、福島正美の翻訳に多少の古さと硬さを感じるためか状況が分かりにくい場面もあり、『われはロボット』と比較すると、ちょっと物足りなさを感じてしまいます。
 SFミステリと言われていますが、それほどミステリ度は高くありません。
 ただ、言われなければ誰も気づかないほど精巧な人間型ロボット(Rダニール)とペアを組んで捜査にあたる刑事(ライジ・ベイリ)、という設定が映画的でユニークです。
 このRダニールという人間型ロボットの存在が面白い。
 たとえばライジと食事をする場面があるのですが、ロボットなので食べるふりをすることはできる。
 ただ、後から食べたものを体から排出する必要があるのですが、排出したものを見たダニールの発言が真面目なだけに可笑しくて笑えます。
「食物は完全に清潔です。わたしは唾液も出ませんし、消化もしない。食べられますよ」
鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)Amazon書評・レビュー:鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)より
4150103364
No.82:
(5pt)

炭素(ヒト)と鉄(ロボット)がせめぎ合う文化、未来そして希望

79年発行の文庫へのレビュー ハヤカワ文庫 SF 336 SBN-13 ‏: ‎978-4150103361
同じ福島正美=訳の2014年発行版新表紙(新版、新訳、改訂ではない)のレビューではありません。

数千年先のNY, 通称「シティ」。書名の鋼鉄都市とはこれを指す。刑事ベイリは、ある宇宙人殺人事件を任される。押し付けられた相棒はロボット。構造はミステリだがガジェットはSFというハイブリット。感触はハードボイルドのそれである。同時に70年前に発表されたとは思えぬ「ビジョン」に満ちている。それは「世界観」という空虚な言葉とは異なり、「テーマ」とも少し違う。脆弱を打ち破る開拓者精神。かつて人類が大海原へ漕ぎ出した時のような。如何に我々は命をつなぎ、生き延びるのか。これらへの「ビジョン」。つまり「希望」。

そして同時に極上のバディ物でもある。例えば映画「48時間」のノルティとマーフィのような。人口過剰・食糧危機・AI優位・行政肥大・格差・都市肥大化・技術革新へのアレルギーなどを扱いながらも、迷い葛藤する時に我を忘れる不完全な人間とロボットの化学反応。本書のいうC / Fe文化の体現。炭素(ヒト)と鉄(ロボット)がせめぎ合う文化。本書は書名(The caves of steel)と反対の「熱さ」に溢れている。アシモフが提示した「ロボット三原則」の解釈から派生するミステリー。
鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)Amazon書評・レビュー:鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)より
4150103364
No.81:
(4pt)

もうちょっと安くても良かったかな…

先に良かったところを。
梱包は防水で丁寧でした。
トータルでは、古本なのでこんな感じかなぁとは思いましたが。
かなり日焼けしてたし、値段シールのノリもついていました(強固で落とせない;;)
私は表紙カバーを外すから、読む分には全然気にならないのでいいけど、
これならもうちょこっと安くてもいいかなって思いました。なので★4で。

最近amazonで買う古本は、状態がとてもいいものに巡り合う確率が高かったので、そのように感じちゃったのかもしれません。
鋼鉄都市 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)Amazon書評・レビュー:鋼鉄都市 (1979年) (ハヤカワ文庫―SF)より
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